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お彼岸と清明节

 

“池袋中国語コラム”とは・・・

中国語学習者のための”池袋発”中国語学習に役立つコラムです。中国に関することだけでなく様々な話題を中国語を交えて紹介していきます。

お彼岸と清明节

春のお彼岸は「春分の日」、秋のお彼岸は「秋分の日」を中日として前後3日間、合わせて7日間ずつが「お彼岸」の期間となります。
日本では、お彼岸にお墓参りをする習慣がありますが、その理由をご存知でしょうか。
春分の日と秋分の日には、太陽が真東から上り真西へと沈みますが、それによって彼岸と此岸(あの世とこの世、すなわちご先祖と私たち)とが通じやすくなり、これらの時期に先祖供養をすることでご先祖の冥福を祈るとともに、自らもいつか迷いのない此岸に到達できるようにと願ったのです。彼岸と此岸とが交流するための場所が「お墓」なのです。お彼岸にお墓参りをする理由が、何となくお分かりいただけたでしょうか。

中国でも、春にお墓参りをする習慣があります、その時期は清明节前後です。
清明節は春分の日から15日後にあるため、2020年では4月4日です。
清明節がある清明では、名前の通り、春分が過ぎたことから清らかな風が吹きよせ、大地が新しい芽吹きを運び明るい様子になっていくことを表します。
お墓参りは中国語では“扫墓 sǎomù”と言います。草をむしったり土を新たに盛ったりしてお墓をきれいにします。
それから食べ物やお酒などのお供えをし、本物ではない紙のお金(“纸钱 zhǐqián”)を焼きます。亡くなった家族があの世で暮らしに困らないようにという思いからです。
日本ではそのあと立ったまま手を合わせて、死者の冥福と遺族を見守ってくれるよう祈りますが、中国では手を合わせるという習慣は仏教の僧侶以外あまりないように思います。手は合わせずおじぎ(“鞠躬 jūgōng”)または跪(ひざまず)いて額(ぬか)づく(“磕头 kētóu”)礼をしますが、その際同じ仕草を3回するのが一般的です。
またこの日は“踏青节 tàqīngjié”とも呼ばれ、春のピクニックの日でもあります。
さらにはかつては“寒食节 hánshíjié”とも呼ばれ、熱々の食事を愛する中国人が温めていないものを食べる日でもあったとか。
そこで体を冷やしてはいけないという工夫でしょうか、この日はブランコに乗ったり、蹴鞠をしたり、凧揚げをする日でもあったようです。

        踏青                   烧纸钱