インバウンド向けコラム-日中相手国へのイメージ変化

 

“池袋中国語コラム”とは・・・

中国語学習者のための”池袋発”中国語学習に役立つコラムです。中国に関することだけでなく様々な話題を中国語を交えて紹介していきます。このカテゴリーでは、ホテル業の方や中国人のお客様に接客する方にお勧めの情報・ノウハウを提供しています。

【日中相手国へのイメージ変化】

日本のNPO法人、言論NPOと中国国際出版集団が両国民を対象とした共同世論調査の結果を発表しました。こちらは日中関係が深刻になった2005年より毎年行われている調査で以下のような結果が出ています。

グラフからも見て取れるように中国人の日本に対する印象は31.5%から42.2%へと上昇し、悪い印象は66.8%から56.1%へと減少しています。内訳としては「日本人はマナーが良い、勤勉、真面目といった項目や、日本の技術や製品の品質が良いこと」を評価する声が前年より大きく向上しています。

一方、日本から中国へのイメージは2012年の尖閣問題からあまり変化がなく、良いが10%前後、悪いが80%前後となっています。理由としては「尖閣諸島への頻繁な領海侵犯、国際ルールを守らない、大国的な強引な行動」が昨年より上回っています。

ただ日中両国やアジア地域での課題解決についてはお互いが協力を進めることについて、日本人63.4%、中国人70.4%が賛成となっており、相互の重要性は認識されています。天皇退位までに日中首脳の相互訪問も検討中ですし、ビジネス分野、民間での交流は今後さらに拡大していくと予想され、ますますの日中関係改善を希望しています!

出典→言論NPO「第14回日中共同世論調査」結果

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