中国ビジネス向けコラム-中国4大銀行

 

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【中国4大銀行】(Zhōng guó sì dà yín háng)

日本では三菱UFJ、三井住友、みずほ、りそな銀行といえば誰もが知る有名メガバンクですが、発展目覚ましいお隣中国での4大銀行はどのような銀行でしょうか。

中国での4大銀行を挙げると、まず北京市に本店のある中国銀行があります。その総資産は16兆人民元を超えているといわれており、2016年には世界第5位にランクインしています。元々は、1905年に清朝によって北京に設立されました。その後、上海に移った時期もありましたが、共産党政権が成立したことで国有化されて再び北京に戻ってきています。世界の25ヵ国以上に事務所を展開しており、日本にも東京・大阪・名古屋・神戸に支店があります。

次に中国建設銀行が挙げられます。1954年に国家の基本建設資金を効率的に管理するため設立されました。2005年には、香港証券取引所への上場も果たしています。総資産は21兆人民元となっており、中国の中でも第2位の規模を誇ります。本店は北京金融街にありますが、20000を超える支店網を築いています。2009年の時価総額ランキングにおいては、世界第2位となりました。

3つ目に 中国工商銀行があります。北京市に本店を置いており、約20兆人民元の総資産となっています。世界でも最大規模を誇る銀行で、中国全土に支店を有しています。また、国外にも支店があり、2006年には香港証券取引所と上海証券取引所に上場を果たしました。上場してから株価は急速に上昇していき、欧米の金融機関の時価総額を抜いて世界のトップに躍り出ています。従業員数も40万人を突破しました。

そして4つ目は中国農業銀行です。本店は北京にありますが、全土に支店を持っています。都市部ではなく農村地域をメインに営業を行っており、小さい村も広くカバーしているのが特徴です。そのため海外で株式上場をするような感じではありません。ただし、国内だけではなく世界各国に支店があります。東京・ニューヨーク・シンガポール・ソウル・ドバイ・フランクフルト・シドニーといった都市です。不良債権は膨らんでいるとみられており、1998年には政府から資本注入も受けています。

 

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