赴任向けコラム-双11(光棍節)

 

“池袋中国語コラム”とは・・・

中国語学習者のための”池袋発”中国語学習に役立つコラムです。中国に関することだけでなく様々な話題を中国語を交えて紹介していきます。このカテゴリーでは、中国赴任の方、中国出張が多い方にお勧めの情報・ノウハウを提供しています。

【双11(光棍節)】(guāng gùn jié)

近年、日本でも話題となっている中国の11月11日は「ネットショッピングの日」として世界的なものとなってきています。その売上金額から中国人の購買力の凄まじさが伺い知れ、ユニクロを代表とする日本企業も次々と参加しています。

1990年代に始まった11月11日の「光棍節」は大学生から発祥したと言われ、光棍とは独り者を指す言葉で、独り者を示す「1」が4つ並んでいることに引っ掛けて、11月11日は「独身者」(彼女、彼氏がいない人など、“シングル”を幅広く含む)のための記念日になりました。

アリババが2009年頃からECサイトを本格化させた時には、わずか27店舗の参加でしたが、独身者のための大割引セールを行うと、年々売上高と参加店舗も拡大し、2017年には15万店舗が参加し、その売上高は2兆8,000億円、これは楽天の一年間の売上の80%にも相当する額で今年もさらに拡大が予想されています。

ここに至るまでの努力は並々ならぬもので、開始2時間に膨大なアクセス数があるのでそれに耐えるシステム構築、また一日に3兆近い決済があるので、それを配達する配送業者の人員配備と設備投資。またここまで拡大してきた背景にはスマホ一つで決済できる中国語のキャッシュレス社会や、所得の向上などが挙げられています。

「独身の日」は今や「ネットセールの買い物の日」となりました。ぜひあなたも淘宝で買い物してみてはいかがでしょう!

 

 

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