赴任向けコラム-中国の習慣

 

“池袋中国語コラム”とは・・・

中国語学習者のための”池袋発”中国語学習に役立つコラムです。中国に関することだけでなく様々な話題を中国語を交えて紹介していきます。このカテゴリーでは、中国赴任の方、中国出張が多い方にお勧めの情報・ノウハウを提供しています。

【中国の習慣】

中国は同じアジアで、日本と近い部分もたくさんありますが、やはり文化の違いはあるので事前に確認しておいたほうが良いことをいくつか挙げていきます。

日本のレストランでは食べ終わると追加で注文しない限り料理が運ばれてくることはないですが、中国のレストランでは食べ終わると追加で料理がどんどん運ばれてきます。食べ終わるということは、まだお腹が減っているということの意思表示で、料理を残さない限り追加で料理が運ばれてきます。全てのレストランが同じという訳ではないですが、接待や付き合いで行くような高級レストランはこのようなスタイルを採用しているお店が多いです。なので、仕事の接待や付き合いで高級なレストランに行ったとき、お腹いっぱいになれば綺麗に食べ切らなくてもOKです。無理をして全て食べきると、中国人からは「この人はお腹が減っているのかな」と思われてしまう可能性があります。

交通事情も日本とは少し違います。日本では道路を横断する時自動車のほうがスピードを緩めて待ってくれますが、中国では横断している人がいても、自動車はスピードを緩めずに走っているので気をつけないと大怪我をします。これは狭い路地や裏通りでも同じなので、「自動車のほうが避けてくれる」と思わずに自分の身は自分で守るという意識を持ったほうが良いです。

中国の朝はとても早く、朝の5時くらいから人々は活動的です。広場や公園では日本でいうところのラジオ体操や太極拳をしている人々がいますし、屋台で朝食を摂っている人もたくさんいます。そして、早朝からでも大きな声で会話しているので、慣れないうちは「うるさい」と感じることもあります。知らない人がたくさんいる街中でも、比較的落ち着いた雰囲気のお店の中でも大きな声で話します。日本ではマナー違反に感じますが、中国では珍しいことではないです。

中国人は日本人のように多種多様な名字を持ちません。日本の姓・名字はおよそ30万種あると言われるのに対し、中国の姓はおそよ6,000ほどです。その中でも王、李、張という三つの姓がトップ3に多い名字でこの三つの性がそれそれ人口の7%ほどを占めているので王、李、張さんで人口の2割ほどを占めます。中国ではほとんどが一文字の姓であるため、逆に中国人からすると日本人の名字が奇妙に感じることがあります。

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