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Category Archives: 中国ドラマ

おすすめ中国語ドラマ【庆余年】

 

“池袋中国語コラム”とは・・・

中国語学習者のための”池袋発”中国語学習に役立つコラムです。中国に関することだけでなく様々な話題を中国語を交えて紹介していきます。このカテゴリーでは、中国語学習者にお勧めの中国ドラマをご紹介します。ドラマを見ることで日常的に使える中国語表現をたくさん学ぶことができます。気になるドラマはぜひチェックしてみてください。ドラマをよく見る方は中国語の上達も早くなります!

【庆余年:2019年】(qìngyúnián)

文学史専攻の大学生が、現代の概念で古代文学史を読み解きたい、と教授に提案しますが間違っていると指摘されます。そこで教授を説得するために、自分の書いた「庆余年」という小説の内容を教授に語って聞かせるという体裁で話が進んでいきます。

そして舞台は小説の中の設定へとタイムスリップします。古代の慶国という架空の時代に、青年が派閥の権力争いに巻き込まれながら、かつて政変によって殺害された母の死の真相を探っていきます。とはいえドラマはシリアスな雰囲気ではなく、ユーモア要素満載で楽しんで視聴することができます。

2020年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で人々の在宅時間が増え、ドラマの再生回数も全体的に例年を大きく上回る伸びを示しています。ニュースサイトの新浪(SINA)が公開したランキング(2020年8月時点)では、「慶余年」が82億回を超えて第1位になりました。

主役には『ダイイング・アンサー ~法医秦明~『や『霍去病』の張若昀(チャン・ルオユンZhāng Ruòyún)が抜擢されました。共演は『楚喬伝(そきょうでん)~いばらに咲く花~』の李沁(リ・チン/Lǐ Qìn)やベテラン俳優陳道明(チェン・ダオミン/Chén Dàomíng)、呉剛(ウー・ガン/Wú Gāng)を始め、中国演劇界の実力派が勢揃いしています。キャストやセットも豪華でかなり見応えがあります!

ところでタイムスリップというテーマを扱った映画やテレビドラマは、実は中国政府によって禁止されています。フィクション作品とはいえ、現状に不満を抱く主人公が過去へ旅に出るという設定や過去の改変は、共産党政府への批判にあたるという理由からです。放送業界では歴史ドラマでタイムスリップを扱わないことは暗黙のルールとなっています。

なぜ『庆余年』の放送が可能だったのかはっきりしたことはわかりませんが、ネット配信が中心だったからではないかという説や、大学生による創作小説内での劇中劇だから、などといわれています。

ところで2008年に出版された猫腻による同名の原作小説は超大作のため、全3シーズンに分けてドラマ化し、総話数は150話から165話にも及ぶと制作側は発表しています。中国では2019年11月から2020年1月にかけて第1シーズンまで配信されました。第2シーズンの撮影は2020年の年末からという噂もありますが、配信されるのはまだまだ先になりそうです。3シーズンの総製作期間は5年にも及び、一説では総製作費は10億元(約165億円)にも上るとか。中国ドラマにおいて類をみない、かなりの巨額の投資が見込まれます。中国ではSNSサイトで早く続きが見たいと待ち望む声が多数あがっていますし、このドラマにハマってしまうと、続きが気になること請け合いです。

 

 

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おすすめ中国語ドラマ【琅琊榜】

 

“池袋中国語コラム”とは・・・

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【琅琊榜:2015年】(lángyábǎng)

日本語タイトル【琅琊榜(ろうやぼう)―麒麟の才子、風雲起こす―】

中国での放送開始とともに大反響を呼び、放送終了後は「琅琊榜ロス」を訴える人々が続出した、2015年の中国ドラマ最高傑作です! 中国版エミー賞「国劇盛典」で10冠を獲得しました。

 

物語の舞台は中国の南北朝時代をモデルとした架空の小国、梁。宮廷では皇帝の跡継ぎをめぐり、皇太子と第5皇子の後継者争いが激しさを増していました。そんな中、2人は情報組織「琅琊閣」から 「麒麟の才子を得た者が天下を得る」という情報を手に入れます。

 

瑯琊閣は、どんな質問でもお金さえ払えば正確な答えを出してくれます。タイトルとなっている「琅琊榜」とは、瑯琊閣が毎年発表する様々なランキングのことで、「天下十大富豪」「天下十大美人」などがありました。そんな中で、「天下十大公子」ランキングの一位を取り続けていたのが、「麒麟の才子」と呼ばれた梅长苏(Méi Chángsū)だったのです。ここでいう「麒麟」は中国の神話に登場する伝説の生き物で、仁徳ある王者や聖人が出現したときだけ人の目に触れるとされています。そういえば、2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」にもそのような意味がこめられていますね。

梅长苏は『三国志』で天才軍師と呼ばれた諸葛孔明に勝るとも劣らない知略の持ち主。実は彼には、陰謀により一族を滅ぼされたという過去がありました。父を無念の死に追いやった者たちへの雪辱を果たすため、皇位をめぐる権力争いに身を投じていくという宮廷復讐劇です。物語は二転三転し、手に汗握る展開でハラハラさせられどおしの濃密なミステリー・サスペンスとなっています。

主人公を演じたのは中国のスター俳優 胡歌(フー・ゴー/Hú Gē)で、このドラマで再ブレイクを果たしました。彼が梅长苏を演じて大きな話題になったのは、彼自身の経験が梅长苏の生きてきた道と重なるところがあったからだといわれています。というのも、人気絶頂だった彼は2006 年に交通事故に遭い、顔・首など100針以上を縫うほどの重傷を負ってしまったのです。もはや再起不能とまでいわれたのですが、努力し続けた結果2年後に見事カムバックしました。そして、胡歌の脇を固めた王凱(ワン・カイ/Wáng Kǎi)、呉磊(ウー・レイ/Wú Lěi)は、いまや飛ぶ鳥落とす勢いの人気で一躍時の人となっています。

このドラマは続編も作られました(『琅琊榜<弐>~風雲来る長林軍~』/原題『琅琊榜之風起長林』)。前作から約50年後を舞台に、黄暁明(ホアン・シャオミン/Huáng Xiǎomíng)演じる新たな主人公らが様々な陰謀に立ち向かう壮絶な戦いを描いています。「琅琊榜」を見終わっても、まだまだ楽しめます!

 

 

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おすすめ中国語ドラマ【武則天】

 

“池袋中国語コラム”とは・・・

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【武則天:2015年】(Wǔ Zétiān)

中国史上ただ1人の女帝であり、「中国三大悪女」として名高い則天武后(624年~705年)。中国では一般的に武則天と呼ばれています。その数奇な生涯を、中国トップ女優范冰冰(ファン・ビンビン/Fàn Bīngbīng)が妖艶に演じた壮大な歴史エンターテイメントです。全82話と言う大長編で、総製作費56億円、スタッフ・キャストは総勢1,000人にもおよびます。3,000組を超える豪華絢爛の衣装や宮廷セットなど全てにおいてケタ外れ。本国では2015年ドラマ視聴率No.1を記録した超大作です。

舞台は唐の2代皇帝・太宗(=李世民)の時代です。低い身分ながらも美しく純真な武如意(後の武則天)は希望に満ちあふれ、期待を胸に14歳で後宮入りします。後宮には多くの側室がいましたが、武則天はその美貌と才覚を発揮し、太宗の寵愛を一身に受けるようになるのです。一介の側室から唯一無二の女帝へと上り詰めていく強靭なヒロインに共感を感じられるかどうかは、好みがわかれるところかもしれません。

 

武則天はこれまで幾度となくドラマ化や映画化され、冷酷で無情な悪女として描かれてきました。しかし本作はひとあじ違います。女性らしさの中にある強さや国を統治していく革新的な手腕や、子供たちと良好な関係が結べずに苦悩する母としての一面など、いままでのイメージを覆す人物像を描いたのです。

また、日本の大奥を彷彿させる女性たちの愛憎劇も見どころのひとつです。美しい妃たちがここまでやるかというくらいドロドロとした女の闘いを繰り広げ、毎回ハラハラさせられて目が離せません。さらには皇子たちによる皇位継承争いも並行して描かれ、骨太なドラマとして奥行きを与えています。

主役の范冰冰は、言わずと知れた中国を代表するスターです。日本ではサントリーウーロン茶のCMに起用され、ハリウッドでも映画『X―MEN Future past』に出演する等、いまや世界的女優といっても過言ではありません。皇帝役の张豊毅(チャン・フォンイー/Zhāng Fēngyì)は、金城武も出演した中国のアクション映画『レッドクリフ』で曹操を演じた演技派俳優です。また、ヒロインの幼馴染みで初恋の人を演じた李晨(リー・チェン/Lǐ Chén)は范冰冰の指名で出演を果たしました。

 

実は范冰冰と李晨は本作共演をきっかけに交際が始まり、ビッグカップル誕生と話題になりました。17年9月に婚約を発表していたのですが、そこから2年もたたないうちに破局してしまったのです。2人の交際期間中の18年春には、范冰冰の巨額脱税疑惑が持ち上がり、一時は人前から姿を消したことで安否が心配されたこともあります。世間を騒がせ続けている范冰冰ですが、その実力は本物です。本ドラマの撮影時は三十代半ばでしたが、十代から晩年までを一人で演じきりました。そんな彼女の美しさを余すところなく伝えてくれる『武則天』、セクシーでゴージャスな宮廷ファッションとともに一見の価値ありです。

 

 

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おすすめ中国語ドラマ【都挺好】

 

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【都挺好:2019年】(Dōu Tǐnghǎo)

タイトルは「すべて順調である」という意味で、日常会話でも頻出します。しかしタイトルとはうらはらに、登場するのは問題だらけの家庭です。一家の中心だった母親の死後、63歳の父親と三兄妹が繰り広げる激しい騒動を描いています。

中国では人口抑制政策として1979年から2015年まで「独生子政策(一人っ子政策)」が実施されました。一組の夫婦に付き子供は一人までとする計画生育(出産)政策です(2016年以降は一組の夫婦につき子供ふたりまでとされています)。中国社会が急激な高齢化社会になり、その介護を支える世代が、一人っ子政策時代に生まれた子どもたちに今後のしかかってくるのです。

一人の子供が親や祖父母の面倒をみることになるのですから、その負担は非常に大きいものとなります。このドラマは、高齢化社会や親の介護が他人事ではないことを視聴者に実感させました。なおドラマでは一人っ子ではなく三人兄妹という設定ですが、そのことによって親たちが莫大な罰金を支払ったという描写があります。

父親は妻が亡くなるまでは何でもいいなりだったのですが、妻の死後に態度が一転し身勝手でワガママ放題な素性をあらわにしていきます。しかし次第に物忘れが激しくなり、アルツハイマー症と診断されてしまうのです。それと同時に、父親にさんざん振り回されてバラバラになっていた兄妹たちの関係が修復されていきます。

またこのドラマでは中国における男女差別も描きました。中国語では「重男軽女」(zhòng nán qīng nǚ)という言葉で表します。三人兄妹の中で一番年下の妹は、母親に冷たくあしらわれるのです。二人の兄ばかりがえこひいきされるのに父親は見て見ぬ振り。家庭の中で居場所がないと感じた彼女は、早々と家をでて自分でキャリアを築き、大企業の支社長を務めるほどになりました。

舞台は蘇州です。水の都と呼ばれ、あちこちに運河が流れています。上海から1時間程度で行ける距離ですが、上海よりもゆったりとした空気が流れている都市です。ドラマの放送中にはロケ地巡りで大変混雑しました。主人公の家となる「蘇家老宅」を訪問する人の数は1日当たり1,000人以上に達し、登場した中華料理店も観光客の間で「絶対に行っておきたい場所」として有名になりました。

妹役を演じた姚晨(ヤオ・チェ/Yáo Chén)は実力派であると同時にファッション雑誌にもたびたび登場する気品のある女優です。2017年には英ファッション誌が選ぶ、突出したビジュアルのアジア女性スターのランキング1位に輝きました。父親役を演じた倪大红(ニー・ダーホン/ Ní Dàhóng)はベテラン俳優で圧倒的演技を見せました。彼らが交わす家族間の日常会話は、中国語学習にもおすすめです。

 

 

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おすすめ中国語ドラマ【知否知否応是緑肥紅痩】

 

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【知否知否応是緑肥紅痩:2018年】

(Zhīfǒu zhīfǒu yīngshì lǜféi hóngshòu)

日本語タイトル【明蘭~才媛の春~】

このドラマを手掛けたのは、2015年のドラマの最高傑作とも称された『琅琊榜』と同じ制作スタッフです。本ドラマも期待通りの大ヒットとなりました。

時代は北宋です。家族の愛を受けずにそだった明蘭(Mínglán)が寧遠候府の御曹司に見初められ、やがて結ばれます。母の死、嫉妬、復讐、政権交代、権力争い……さまざまな困難を経て二人の愛はますます大きくなっていきます。優れた才知で夫と家を支えた女性の一大絵巻です。

关心则乱(Guānxīn Zéluàn)の同名小説をドラマ化しました。「知否知否应是绿肥红瘦」というタイトルは宋代の女流詩人、李清照(Lǐ Qīngzhào)の『如夢令』の詞を引用したものです。「知否」とは「知っていますか」という疑問形で、「应是」は「~であるべき」、「绿肥红瘦」は「葉は緑濃くなり、花は色あせていく」という意味です。

詞の中では、大雨が降った翌朝、奥様が二日酔いで朝寝坊しているところに召使いが入ってきて、朝になったことを告げます。召使いに「庭の花はどうなったの」と尋ねたところ、「昨日のままですよ」と答えるのです。そんなはずはありませんから、奥様は「わかっているのかしら、雨で花が散ってしまって、葉ばかりになっているはずよ」とつぶやきます。風流な奥様と田舎育ち召使いの対比をユーモラスに描いています。

作者の关心则乱は、この詞に出てくる気ままに朝寝ができる奥様のように明蘭も満ち足りた生活を送れるように、という意味を含ませたようです。

原作では架空の時代設定だったのですが、ドラマでは視聴者が受け入れやすいよう北宋に設定しました。北宋は960年に趙匡胤が建国した王朝です。女真族の金に華北を奪われ南遷した1127年以前を北宋、以後を南宋と呼び分けています。文治主義を採用し、科挙制の確立によって中央集権的な君主独裁体制を構築しました。都は開封で、このドラマでも開封が舞台となっています。

ヒロインを演じたのは趙麗穎(Zhào Lìyǐng/チャオ・リーイン)で、2010年に日中合作ドラマ『蒼穹の昴』に出演しています。ファンタジー史劇『花千骨(はなせんこつ)~舞い散る運命、永遠の誓い~』では記録的高視聴率を叩き出し、さらに『楚喬伝~いばらに咲く花~』で視聴率女王の名を不動のものにしました。


相手役の馮紹峰(ウィリアム・フォン/Féng Shàofēng)は、勇敢な将軍と部落の巫女の切ない恋愛を描く歴史ドラマ『蘭陵王』に主演した実力派俳優です。実はこの二人、本ドラマよりも前に公開された映画『西遊記之女兒国』ですでに共演しており、そのときから噂になっていました。本ドラマはそれに続く共演だったのですが、撮影が終わってからドラマの放送に入るまでの間に結婚に至りました。そんな二人の演技にも注目です。

 

 

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おすすめ中国語ドラマ【人民的名义】

 

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【人民的名义:2017年】(rénmín de mínɡyì)

日本語タイトル【人民の名にかけて】

タイトルは「人民の名にかけて」という意味です。政府官僚の汚職問題を扱い、真相を追及していくという政治ドラマで、このようなジャンルは「反贪剧(反汚職ドラマ)」と呼ばれます。放映当初から視聴率を順調に上げ続け、現地の衛星放送の最高瞬間視聴率は8%に達しました。日本でいえば80%にも相当する、高視聴率を叩き出した空前の大ヒット作です。

著者の周梅森(Zhōu Méisēn)氏は「中国政治小説の第一人者」と呼ばれ、数々のベストセラーを生み出してきました。本書は著者が8年の歳月をかけた力作です。周梅森氏はドラマの脚本も務めています。

漢東省という架空の省を舞台に、検察官が共産党官僚らの汚職事件を捜索するというストーリーです。主人公は、不審な事故の謎を追うため赴任した反汚職総局の若き局長です。正義感あふれる新時代の中国幹部のイメージを強く印象付けました。

扱われたテーマは、処級(課正職)クラスの官僚が4年間で2億元を収賄した事件や、汚職副市長の米国逃亡事件などで、随所に実在の事件を思わせるものがあり、非常にリアリティがあります。外国籍の愛人、SWATの出動、うずたかく積まれた大量の札束といった生々しいシーンが登場することも話題を呼びました。

面白いのは、お札を数えるシーンが話題を呼んだことです。中国では神業のようなお札の数え方を「花式点钞」と呼び、そのような技術に長けた銀行員などがテレビ番組で披露することもあります。ドラマ内でも、まるで琵琶を弾いているかのような、目にもとまらぬ速さの「手挥琵琶式点钞」が登場しました。

また、ドラマの主な悪役が中国の政府官僚の幹部たちである点がとても意外であるとして、海外からも注目を集めました。英BBCは、「腐敗事件を大胆に再現」や「検察機関高官のイメージを再構築」などと表現しました。また米ニュース専門放送局CNBCは「もしも、中国の反腐敗運動がテレビやネットの画面上で見られたら」というテーマで長時間のスペシャル番組を放送しました。

出演したのはいずれも重厚感のある俳優陣です。陆毅(Lù Yì/ルー・イー)が主人公を演じました。1998年に出演した『永不瞑目』が出世作で、麻薬集団の中に送り込まれた警察からのスパイ役を好演しています。しかしその若き警察官のイメージが根強く、当時の大ブレイクを越えるような作品には長らく恵まれずにいたのですが、本ドラマの大ヒットによりほぼ20年ぶりに再ブレイクを果たしました。この作品で第22回華鼎奨ドラマ部門最優秀主演男優賞を見事受賞しています。

ドラマの中で描かれる中国政府の政策や官僚の姿は、中国人にも実態がよくつかめていないので、外国人の私たちにはなおさら未知の領域です。それをドラマというわかりやすい形で知ることができるので、中国の時事ニュースや現代社会を理解するのにも役立ちますよ。

 

 

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おすすめ中国語ドラマ【私のキライな翻訳官】

 

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【亲爱的翻译官:2016年】(qīnàide fānyìguān)

日本語タイトル【私のキライな翻訳官】

中国ドラマ史上、初めて通訳業界にスポットをあてた大人のラブストーリーです。原作は缪娟(Miào juān)の人気小説『翻訳官』。2016年に湖南省の衛星放送「湖南衛視」で放送され、総視聴回数100億回を突破して大ヒットしました。

舞台はスイスから始まります。フランス語の通訳を目指す苦学生・喬菲(チャオ・フェイ/Qiáo Fēi)は、チューリッヒ大学に交換留学していました。ある日、悪魔のような男性から通訳のミスを指摘され、そのせいで奨学金を打ち切られてしまうのです。そして6年後、上海の高等通訳院の面接を受けた彼女の面接官は、なんと例の悪魔でした! なんとか実習生になったものの、通訳の天才でありドSな彼と衝突してばかり。そんな中でも彼女は徐々に彼のプロフェッショナルな仕事ぶりに惹かれていきます。いっぽう彼は血の繋がりのない兄の恋人をずっと慕い続けていて……。美男美女が織りなす恋愛模様に目が離せません。

通訳という仕事の難しさ、厳しさもしっかりと描かれていて、お仕事ドラマとしてもいろんな見どころがあります。「香水は通訳には厳禁!」など意外な通訳マナーも登場したり、通訳する際の正確さ重視の原則や、厳しい練習方法なども描かれています。

ヒロインを演じる楊冪(ヤン・ミー/Yáng Mì)は大ヒット作『宮パレス~時をかける宮女~』に出演していました。そのとき「ヤン・ミーの古装劇(時代劇)にハズレなし!」と言わしめましたが、今回のような現代劇もステキですね。清楚で美しい顔立ちに抜群のスタイルで、毎回ステキな服をさらりと着こなしています。通訳の業務にあたるときの落ち着いたスーツ姿は、オフィスでのファッションの参考にできそうです。

相手役の黄軒(ホァン・シュアン/Huáng Xuān)は、2016年のメガヒットドラマ『ミーユエ〜王朝を照らす月〜』や、日中合作映画『空海―KU-KAI―』に出演した大人気の俳優です。本作では、クールで意地悪な教官でありながら恋人にツンデレぶりを見せるという、ユニークな役柄を披露しています。

兄役、高偉光(ガオ・ウェイグァン/Gāo Wĕiguāng)は元モデルというだけあって190cmのイケメン。その恋人役の周奇奇(Zhōu Qíqí)もまた『空海―KU-KAI―』や2015年大ヒットドラマ『琅琊榜』に出演するなど、近年活躍が目覚ましい女優です。

このドラマでは日常会話に使えそうな中国語が盛りだくさんなので、ストーリーを楽しみながら中国語を学ぶことができます。ドラマの原題『亲爱的翻译官』は「親愛なる翻訳官」という意味ですが、邦題は「私のキライな翻訳官」という逆の意味のタイトルがつけられました。キライなところから好きになっていくという少女マンガのような展開を予測できる、面白いタイトルとなっています。

 

 

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おすすめ中国語ドラマ【三十而已】

 

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【三十而已:2020年】(sānshí éryǐ)

2020年7月から8月にかけて放送されたばかりの最新ドラマです。都会で暮らすアラサー女性たちの心情をリアルに描き、微博などのSNS上では「まさに私たちの気持ちを代弁している」と多数の書き込みがなされました。

タイトルの「三十而已」は日本語で「まだ30歳」という意味。社会的にある程度自信をもって立ち回れるようになる年代であると同時に、いろんな現実に直面して心が揺れ動く年代です。そんな様子を、30歳の女性3人の視点から描きました。

まず一人目は「専業主婦」。元キャリアウーマンですが結婚後は夫を支え、子供のお受験合格を目指すかたわら、微博でその哲学を説き成功しています。演じたのは童瑶(トン・ヤオ/Tóng Yáo)。中国のトップ女優・章子怡(チャン・ツィイー/Zhāng Zǐyí)にそっくりだと思いませんか? 国内では「小章子怡(小さいチャン・ツィイー)」と呼ばれています。スタイル抜群であると同じに、高い演技力も注目されています。2009年の中国・日本・香港・台湾合作映画『台北に舞う雪」』では台湾スターの陳柏霖(チェン・ボーリン/Chén Bólín)と共演しました。

二人目は「キャリア磨きに余念がない女性」です。上海のハイブランドのショップで働く彼女は実は地方出身。必死にキャリアを積みあげ、業績は常に店内トップです。順調そうに見えますが、結婚相手を探そうと模索しています。

彼女が靴のフィッティングをするときにこんなセリフを発します。「二十岁才追求样式,三十岁该追求品质了呀」。二十歳の頃ならデザイン重視だけど、30になったら品質にこだわるべきよ、という意味です。デザイン性の高い靴よりも、品質がよく履き心地のいい靴を選ぶ、というキャリアウーマンならではの彼女の価値観が現れています。多くの女性が「まさにそのとおり!」と共感して、ドラマを代表するセリフとなりました。演じる江疏影(ジャン・シューイン/Jiāng Shūyǐng)は、日本の女優の菜々緒さんにも少し似ているクールビューティーです。2015年『最高の元カレ(原題:最佳前男友)』で言承旭(ジェリー・イェン/Yán Chéngxù)の相手役を演じました。

そして三人目は「子供のいない平凡な主婦」です。普通の会社員として働く、普通の女性です。平凡な生活になんの不満もありませんでしたが、流産したことをきっかけに結婚生活に亀裂が生じてしまいます。毛晓彤(マオ・シャオトン/Máo Xiǎotóng)が演じました。あどけない顔立ちで中国でも大人気の女優です。

 

都会的な上海の街並みを舞台に、3人のそれぞれの個性を生かしたファッションも見どころです。またセレブな奥様方の集まりで、数千万円もする「エルメス」のバッグが使われたことも話題となりました。うまく中国の富裕者層のヒエラルキーを象徴しており、またインフルエンサーたちがSNSでその情報を拡散して、社会現象にもなっています。中国のトレンドを知りたい人にはピッタリのドラマです!

 

 

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おすすめ中国語ドラマ【延禧攻略】

 

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【延禧攻略:2018年】(yánxǐɡōnɡluè)

日本語タイトル【瓔珞(エイラク)~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~】

主人公・瓔珞(エイラク/Yīng Luò)のモデルとなったのは、最盛期の清朝を治めた乾隆帝の時代(在位1735~1795年)、数多い妃嬪の中で最も寵愛されたと言われる実在の女性で、孝儀純(コウギジュン/xiàoyíchún)皇后となる人物です。

今より二百年以上も前に、紫禁城で働いている姉の突然の死に絶望し、少女瓔珞は復讐を誓いました。紫禁城の繍坊で女官として働き、姉の死の謎を密かに調査し始めるのです。妃と女官たちからの嫌がらせやいじめに対しても、「やられたらやり返す」と宣言した瓔珞は正義感と智慧で乗り越えていきます。ついには富察(フチャ/Fù Chá)皇后に能力を認められ、女官のトップと任命されるのでした。

一方、宮中の女性を魅了する富察皇后の弟、美男子の傅恒(フコウ/Fù Héng)を犯人と疑い、彼女は優しいふりをして近づきましたが、二人はお互い惹かれて誤解を解き、恋に落ちた。しかし、乾隆(ケンリュウ/Qián Lóng)帝も瓔珞の冷たい態度に気を引かれ、好意を寄せるのでした。

この時、姉を死に追い詰めた真犯人たちが明らかになり、彼女の復讐の炎を再び灯しました。傷付けられても敵を打つと決心した瓔珞は復讐を成し遂げられるか?瓔珞を妹のように守ってきた富察皇后にも予想外の不幸が訪れ、遂に取り返しのつかない悲劇が起こってしまうのでした。傅恒と結ばれない運命に逆らえず、嫉妬や欲望の渦巻く後宮に潜む更なる陰謀に巻き込まれた彼女は、もう一度復讐の泥沼から立ち上がり、更なる強敵に勝ち抜けるのか?この鳥籠のような後宮に、思いがけなく出会った傅恒と皇帝との不思議な三角関係の行方はいかに?誰よりも寵愛を浴びる瓔珞が手にするものは愛なのか、それとも、権力なのか?

瓔珞を演じた吳謹言(ウー・ジンイェン/Wú Jǐnyán)は一気に名女優となり、富察皇后役の秦嵐(チン・ラン、Qín Lán)、乾隆帝役の聶遠(ニエ・ユエン/Niè Yuǎn)、後に悲劇の皇后となる嫻妃(カンヒ/xiánfēi)役の佘詩曼(シェー・シーマン/Shē Shīmàn)といった実力派俳優たちも、女性を中心に人気を集めました。

華麗な王朝生活を忠実に再現するため、清朝の歴史考証に工夫し、建物から小道具までできる限り本物を使いました。皇帝や妃嬪たちの簪と衣装も、ジュエリーの伝統工芸と蘇州の刺繍・手織りの職人によって制作され、古代の絵のような淡く優しい色合いに合わせて女優たちの美しさを更に輝かせました。

従来の時代劇の枠を超え、女性版「半沢直樹」とも評されたこの大逆転劇をぜひご覧ください!

 

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おすすめ中国語ドラマ【三生三世十里桃花】

 

“池袋中国語コラム”とは・・・

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【三生三世十里桃花:2017年】(sānshēngsānshì shílǐtáohuā)

日本語タイトル【永遠の桃花〜三生三世〜】

中国ではここ最近「古代物」「ファンタジー」「恋愛」のすべてを掛け合わせたドラマが特に人気があります。本ドラマはまさしくそんなテイストです。中国の作家、唐七公子(Tángqīgōngzi)の小説『三生三世十里桃花』をドラマ化しています。中国でTVドラマシリーズ史上はじめて配信の総視聴回数が500億回を超え、歴代1位を記録しました。第22回アジアテレビジョンアワード優秀撮影賞を受賞するなど、海外でも高い評価を得ています。

物語は神々の住む架空の世界を舞台とした、九尾狐族の女神・白浅(Báiqiǎn)と天族の太子・夜華(Yèhuá)の三世に渡るファンタジーラブストーリーです。 タイトルの「三生三世」は、前世、現世、来世の三世を意味します。「三回生まれ変わってもあなたを愛する」と一筋に思い続ける男女の様子を表しています。

三世に渡るヒロインを演じたのは、中国4大若手女優のひとりである杨幂(ヤンミー/Yáng Mì)。時代劇から現代劇まで、出演する作品はどれも大ヒットしています。『私のキライな翻訳官』でも主役を務めました。彼女の美しさがこのドラマの神秘性を一層際立たせ、その演技力は中国全土を魅了しました 。

そんな彼女と一途な純愛を繰り広げるもう一人の主人公を演じた趙又廷(マーク・チャオ/Zhào Yòutíng)は、台湾出身の人気俳優。一人2役でヒロインの師匠も演じました。当時中国ではミスキャストとの批判もありましたが、彼の高い演技力はたちまち人々を魅了しました。視聴者からは「整容级演技(演技が上手すぎて、整形したくらい格好良く見えるという意味)」という意見も出たほどです。

また、このドラマでは脇役たちのキャラクター設定や切ないラブストーリーも魅力的に描かれました。東華帝君役の高偉光(ガオ・ウェイグァン/Gāo Wěiguāng)は、杨幂と同様に『私のキライな翻訳官』にも出演しているイケメン俳優です。その相手役の迪丽热巴(ディリラバ/Dílìrèbā)は、その西洋的なエキゾチックな顔立ちと愛くるしい美しさで、中国で最も注目されている女優の一人。2017年の『麗姫と始皇帝 月下の誓い』や2019年の『如歌―百年の誓い─』などの話題作にも出演しました。

本ドラマは中国に長く伝わる神仙思想をベースとしておりアクションも楽しめます。物語は数万年単位で天界と人間界を行ったり来たり、名前も背景も立場も変わっていくというかなり複雑な内容ですが、見ごたえは十分です。華流ドラマを押さえる上で絶対に外せません!

 

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