| “池袋中国語コラム”とは・・・ |
中国語学習者のための”池袋発”中国語学習に役立つコラムです。中国に関することだけでなく様々な話題を中国語を交えて紹介していきます。このカテゴリーでは、中国赴任の方、中国出張が多い方にお勧めの情報・ノウハウを提供しています。
【养龙虾-OpenClaw】
中国ネットで話題?AIエージェント“养龙虾-OpenClaw”とは
最近、テック業界では突如として「养龙虾 (yǎng lóng xiā)/ OpenClaw」ブームが巻き起こっています。「龙虾」は日本語では「ロブスター」という意味です。そのアイコンが真っ赤なロブスターに似ていることから、このAIを育てることを「养龙虾(ロブスターを育てる)」と呼ぶようになりました。しかし、「OpenClaw」は本当の海鮮ではなく、コンピューターの中に存在するAIエージェントのことです。ユーザーの代わりにさまざまな作業をこなしてくれる、いわば個人専用のアシスタントのような存在です。
OpenClawは一般的なAIと何が違うのでしょうか?
ChatGPTのようなAIは、いわば「とても賢い頭脳」のような存在です。何でも知っていて、質問に答えたり、会話したり、アドバイスをくれたりします。ただし、例えば「航空券を予約してほしい」と入力すると、「どのサイトを開いて、どこをクリックしてください」と手順は教えてくれますが、実際の操作はすべて自分で行う必要があります。つまり「頭はあるけど手がない」存在です。
一方、OpenClawは「頭脳」と「手」の両方を持っています。実際にパソコンを操作できる「手」を持ちながら、AI自身が計画を立てて実行することができます。ブラウザを開いたり、ファイルをクリックしたり、文字を入力したりといった作業を、指示に基づいて自動で行えます。「航空券を予約してほしい」と入力するだけで、サイトを開いて検索し、予約まで代わりに進めてくれます。つまり「頭も手もある」存在です。
どうやって「ロブスター(OpenClaw)」を使うの?
①公式サイトからダウンロードして、パソコンにインストールします。 ②「頭脳」となるAIモデル(ChatGPTなど)を連携させます。 ③さまざまな「スキル」をインストールします。例えば、ブラウザ操作ができるようにしたり、メール処理ができるようにしたり、ファイル管理ができるようにしたりします。やらせたいことに応じてスキルを追加していきます。 ④実際に命令を出します。
OpenClawを使う際のリスクは何でしょうか?
パソコンの中に「手足を持ったAI」が住むことになるため、当然ながらさまざまなリスクも伴います。場合によっては、予期しない動作をしてしまうこともあります。実際に、あるAI専門家がOpenClawにメール整理を任せたところ、意図を誤って解釈され、メールを削除されてしまったというケースもあります。
OpenClawの操作能力が非常に高いからこそ起こり得る問題です。指示が不十分だったり、解釈を誤ったり、さらにはハッキングなどの攻撃対象になった場合、大きなリスクにつながる可能性があります。また、サードパーティ製のスキルプラグインにも注意が必要で、悪意あるコードを含むものが確認されているため、信頼できるソースからのみインストールすることが大切です。
AIはとても便利で、この時代の必然的な流れでもあります。しかし、その恩恵を享受する一方で、自分自身を守ることも忘れてはいけません。
