2025年ネット流行語

 

“池袋中国語コラム”とは・・・

中国語学習者のための”池袋発”中国語学習に役立つコラムです。中国に関することだけでなく様々な話題を中国語を交えて紹介していきます。このカテゴリーでは、中国の文化・流行を紹介しています。語学を勉強するにはその国の文化を理解することも必須です。中国文化を知ってより中国語を楽しみましょう!

【2025年ネット流行語-まとめ

中国の語言文学雑誌「咬文嚼字」編集部は「2025年度流行語トップ10」を発表しました。これらの流行語には、今年の重要な出来事や社会の話題などが反映されている。その中からいくつかをピックアップしてご紹介します。

韧性(レジリエンス) 中国語の「韌性」という言葉は、もともと外から力を受けた際に形を変えながらも壊れずに持ちこたえる性質を意味していた。そこから転じて、困難に直面しても折れない精神力や、粘り強く立ち向かう強固な意志を表す言葉としても用いられている。流行語としての「韌性」は生態学の用語に由来し、「弾性」「回復力」を意味する。近年、複雑な世界環境に直面する中で、中国経済は強い「韌性(レジリエンス)」を示しており、「发展的韧性」や「经济的韧性」といった表現が頻繁に現れている。

例文: 不管遇到什么困难,他都能展现出惊人的韧性,坚持到最后。
(どんな困難に直面しても、彼は驚くべき粘り強さを見せ、最後まで諦めない。)


具身智能(エンボディドAI) 「具身智能」とは、ChatGPTのような純粋なソフトウェア型AIとは違って、実体となる身体を備えたエンボディドAIを意味する。たとえば人型ロボットのような存在は、物理的な身体を通じて現実の環境と相互作用し、その過程で自律的に学習しながら進化していく。そして、認知・判断・行動を分断せずに統合的に行うことができる点に特徴がある。 飲食店やデパートなどで、さまざまな形をしたサービスロボットが、機械的に動くだけではなく、人のように軽やかに障害物を避けながら動いている様子を目にしたことがあるかもしれない。エンボディドAIはもはや画面の中の文字情報にとどまらず、物理世界に存在するリアルな存在となっている。

例文: 这家餐厅引进了具身智能机器人,它能自动避开障碍物,把菜送到每一桌。
(このレストランはエンボディドAIロボットを導入しており、障害物を自動的によけながら各テーブルに料理を届けることができる。)


数字游民(デジタルノマド) 「数字游民」とは、現代の情報技術を活用してリモートワークを行い、自由で柔軟なライフスタイルを追求する人々を指す。従来のように特定の職場や勤務地に縛られることなく、場所を選ばずに働くことができる点が特徴である。 近年、人々はますますワークライフバランスを重視するようになっている。デジタルノマドという働き方は、まさにこうした価値観に合致している。彼らは自分の好きな場所で仕事をしながら、旅を楽しみ、世界を探求することができる。

例文: 她辞掉了办公室的工作,成为一名数字游民,一边在东南亚旅行,一边远程办公。
(彼女はオフィスの仕事を辞め、デジタルノマドになり、東南アジアを旅しながらリモートワークをしている。)


谷子(グッズ) 「谷子」は、「グッズ」を音訳した言葉である。アニメやゲームなどの二次元文化に関連するポスター、カード、キーホルダー、アクリルスタンド、フィギュア、缶バッジといった各種グッズを指す表現である。特に若者を中心に高い人気を集めている。「谷子」のブームは急速に拡大し、「谷子経済」と呼ばれる新たな産業形態が形成されるまでに発展している。

例文: 她每个月都会花不少钱买谷子,房间里摆满了各种角色的立牌和徽章。
(彼女は毎月かなりのお金をグッズに使っており、部屋にはさまざまなキャラクターのアクリルスタンドや缶バッジが所狭しと並んでいる。)


活人感(リアリティ感) 「活人感」とは、完璧に作られたイメージではなく、感情や弱さ、迷いを含んだ”生身の人間らしさ”を感じさせる雰囲気を指す言葉である。過度な演出や理想化よりも、不完全でも本音を見せる姿に共感が集まる現代の価値観を表している。 デジタル化が進む現代では、SNS上に高度に加工された写真やテンプレート化された文章があふれ、それらは演出された「理想の人生」を映し出している。さらに、AIが人間の言葉や行動をますます精巧に再現できるようになる中で、不完全であっても自然体のままの姿や率直な感情は、かえって希少な価値を帯びてきた。そのため多くの人が「活人感」を求めるのは、作られた理想像ではなく、飾らない日常や本来の自分らしさへと立ち返りたいという思いの表れだと言えます。

例文: 比起那些精修过的照片,她发的生活随手拍更有活人感,让人觉得特别真实亲切。
(加工された写真より、彼女が何気なく投稿した日常の写真のほうがずっとリアリティがあり、とても親しみやすく感じる。)


××基础,××不基础(〇〇をベーシックに、〇〇をベーシックにしない) これはもともと、あるファッションブロガーが提唱したコーディネートの覚えやすいフレーズに由来している。 「上身基础(トップスをベーシックに)、下身不基础(ボトムスをベーシックにしない)」 この文の構造がシンプルで覚えやすかったことから瞬く間に広まり、大きな話題となった。ネット上では多くの人がこの言い回しをまねして使うようになった。

工资基础,消费就不基础。 (給料は高くないのに、出費は少なくないと愚痴をこぼす。)

上班基础,下班就不基础。 (仕事はごく普通だが、退勤後の生活は充実していて多彩である。)

机票救出,酒店就不基础。 (格安航空券は手に入れられたが、ホテル代にはかなりお金がかかってしまった。)

例文: 最近流行一句话:心情基础,穿搭就不基础。意思是心情平平,但穿着要出彩。
(最近こんな言葉が流行っている。「気分はふつう、でもコーデは攻める」。気持ちは落ち着いていても、着こなしで差をつけるという意味。)

 

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