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中国語学習者のための”池袋発”中国語学習に役立つコラムです。中国に関することだけでなく様々な話題を中国語を交えて紹介していきます。このカテゴリーでは、中国赴任の方、中国出張が多い方にお勧めの情報・ノウハウを提供しています。
【洛陽牡丹祭り】
春になったら洛陽にいく。なぜ?
イーチャイナでよく使う中国語学習テキスト 『汉语口语速成 基础篇』の第7課には、「如果我是你,我就去大同,春天的时候再去洛阳。」という表現があります。多くの学生は、なぜ春に洛陽へ行くのか分かりません。それは、毎年4月に洛陽で「洛陽牡丹祭り」が開催され、国内外からの観光客を魅了するからです。今日は、この洛陽牡丹祭りについてお話ししましょう。
中国河南省洛陽市で毎年4月、大規模な花の祭典「洛陽牡丹祭り」が開催されます。洛陽は「牡丹の都」として知られ、千年以上の歴史を持つ牡丹の名所です。この祭りでは、数百種以上の牡丹が市内のさまざまな庭園で咲き誇り、国内外から多くの観光客が訪れます。
1983年の第1回牡丹祭りから現在まで、すでに42回連続で開催されています。今年の牡丹文化祭は「花YOUNG洛陽城」をテーマに、牡丹文化マーケット、漢服パレード、博物館ツアーなどのイベントを多数展開します。夜にはライトアップもあります。
牡丹は中国を象徴する花の一つとして広く認識されています。その華やかで気品のある姿から、牡丹は古くから「花の王」と称えられ、中国文化において重要な地位を占めています。多くの人は、牡丹こそが中国の民族精神や文化的特徴を最もよく表していると考えており、そのため民間やさまざまな議論の中で、しばしば「国花」と呼ばれています。
古代中国では、牡丹の花は単なる美しい観賞花ではなく、身分や地位の象徴でもありました。牡丹を身につけることができるのは、通常、身分の高い人々でした。
前述の通り、牡丹は「花の王」と称され、富貴や優雅さを象徴するため、宮廷では皇后や貴妃たちは牡丹を簪(かんざし)や歩揺(ぶよう)といった髪飾りとして使用しました。貴族の女性たちは、重要な祝祭や宴会で牡丹を身につけ、身分の高さを示しました。
洛陽牡丹花会は、中国四大名祭りの一つであり、洛陽の人々にとって欠かせない盛大な祭りとなっています。洛阳は長い歴史を持ち、多くの王朝の都であり、多くの皇后を輩出しました。牡丹の鑑賞とともに、歴史ある古都・洛陽の魅力も堪能できます。
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