BYDとKFCが描く未来

 

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中国語学習者のための”池袋発”中国語学習に役立つコラムです。中国に関することだけでなく様々な話題を中国語を交えて紹介していきます。このカテゴリーでは、中国赴任の方、中国出張が多い方にお勧めの情報・ノウハウを提供しています。

【BYDとKFCが描く未来】

~「9分で充電と食事」を実現する中国の新サービス~

 

4月8日、中国のEV大手 BYD と、世界的ファストフードブランド KFC は、深圳にあるBYDグローバル本社で戦略的提携契約を締結しました。

両社は今後、「9分間で完結するワンストップの人・車エネルギー補給」という新しいサービス体験を共同で展開していきます。

これは単なる異業種コラボではありません。
中国で急速に進む「スマートモビリティ」と「新しい消費体験」の融合を象徴する取り組みとして、大きな注目を集めています。


「人」と「車」を同時に補給する時代へ

BYDは世界トップクラスのEVメーカー、そしてKFC中国を運営する百勝中国は、中国最大級の外食グループです。

今回の提携では、

  • 車の充電
  • ドライバーの食事

という二つのニーズを、同じ時間で同時に満たすことを目指しています。

利用者は運転中にBYDの車載システムから音声操作でKFCの商品を注文・決済。
店舗到着後はドライブスルーで商品を受け取り、そのまま併設されたBYDの急速充電ステーションで充電を開始します。

つまり、「食事をしている間に充電も完了する」という仕組みです。

BYDによれば、第2世代Blade Batteryと超急速充電技術により、バッテリー残量10%から97%までを約9分で充電可能としています。


「待ち時間」を「価値ある時間」へ

これまでEV利用者にとって、充電時間は大きな課題の一つでした。

しかし今回の取り組みでは、その「待ち時間」を「食事の時間」へと転換しています。

これは単なる効率化ではなく、

  • 移動
  • 飲食
  • デジタル注文
  • 充電インフラ

を一体化する、中国らしいサービス発想とも言えるでしょう。


中国で急速に進むEVインフラ競争

BYD広報部総経理の李云飞氏は、すでに中国国内で5,000カ所以上の急速充電ステーションを整備していると説明しています。さらに、2026年末までに2万カ所への拡大を目指す方針も明らかにしました。

中国では現在、EV普及が急速に進んでおり、「どれだけ便利に充電できるか」が重要な競争ポイントになっています。

その中でBYDとKFCの提携は、「充電所=単なるインフラ」という従来の考え方を変える可能性があります。


今後の中国社会はどう変わるのか

もしこの取り組みが成功すれば、

  • EVメーカー
  • 外食チェーン
  • コンビニ
  • ショッピングモール

など、さまざまな業界へ影響が広がる可能性があります。

将来的には、充電ステーションが「買い物」「食事」「休憩」まで含めた総合サービス空間へ進化していくかもしれません。

中国では今、「移動」と「生活」が一体化した新しい都市サービスが次々に生まれています。

BYDとKFCの提携は、その象徴的な事例の一つと言えるでしょう。

 

イメージ図

 

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