『中国百科検定』は「日中両国の関係改善のためには、まず相手国への理解を深めることが大切」との強い思いから誕生した試験で、中国語の能力ではなく、中国の歴史・地理・政治経済・文化等、多方面の知識を問う、日本でも極めてユニークな検定試験です。2014年3月に第1回試験が開催されてからこれまで多くの人に受験されてきました。真の「中国通」を育て、中国に対して良質な知識・情報を多くの人に身に付けてもらうことで相互理解と信頼感が生まれてきます。内容は中国関係で第一線で活躍している39人の研究者・専門家に依頼し、それぞれの専門分野について学会等の基本的常識を簡潔にまとめたものです。「百科」と銘打ったように、地理、歴史から政治経済、言語、文化に至るまで幅広い分野をカバーしています。少数民族の食文化・宗教信仰をはじめ、世界のチャイナタウンや中国映画の新しい波、そしてイタリアに次ぐ世界2位の52件を誇る世界遺産の詳しい紹介まで、「古今東西」の中国、ありのままの中国を楽しく知ることができる読み物にもなっています。