赴任向けコラム-共享单车

 

“池袋中国語コラム”とは・・・

中国語学習者のための”池袋発”中国語学習に役立つコラムです。中国に関することだけでなく様々な話題を中国語を交えて紹介していきます。このカテゴリーでは、中国赴任の方、中国出張が多い方にお勧めの情報・ノウハウを提供しています。

【共享单车】(gòngxiǎng dānchē)

2016年から始まった中国のシェアサイクル(共享单车gòngxiǎng dānchē)は2017年に爆発的に広まり60以上もの都市で利用することができます。利用するための条件は①中国の携帯番号がある②スマホでネット環境にある③支付宝、微信支付で決済ができる④各シェアサイクル会社に会員登録してある。となり、気軽に利用できるサービスとなっています。

30分1元と格安の料金で、シェアサイクル駐輪スペースであればどこでも乗り捨てできる非常に便利なサービスでバスやタクシーに次ぐインフラ移動手段として注目されています。アプリで自転車本体のQRコードをスキャンし、ロック解除後、自転車に乗り移動、目的地近くのシェアサイクル駐輪スペースで降りて施錠という簡単な利用方法になっています。最近では爆発的に台数が広まった反動で自転車のメンテナンスが追い付いていない事情もあり、せっかく乗った自転車が壊れているなんてこともあります。そのため、利用前の注意点として①スマホがネット環境にあるか②スマホの電池は十分にあるか③路上天候状況の確認④自転車本体の安全点検をした方がよいとされています。

2016年にシェアサイクルが始まった時は、中国4大発明に次ぐ画期的なものだともてはやされましたが、2018年になってくると様々な問題も浮かび上がり失速してきている事情もあるようです。自転車が多い程、利用者にとっては便利なサービスですが企業が自前で自転車を用意するので、その維持管理メンテナンスに莫大な投資が必要なことと、薄利なビジネスモデルということで、壊れて大量に放置された山積みになった自転車を見かけたりもします。様々な新規参入企業が乱立し、モバイクとofoという2強に収束されてきて、その後アリババも参入するなどシェアサイクル業界の今後の動向にも注目です。

 

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