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おすすめ中国語ドラマ【都挺好】

 

“池袋中国語コラム”とは・・・

中国語学習者のための”池袋発”中国語学習に役立つコラムです。中国に関することだけでなく様々な話題を中国語を交えて紹介していきます。このカテゴリーでは、中国語学習者にお勧めの中国ドラマをご紹介します。ドラマを見ることで日常的に使える中国語表現をたくさん学ぶことができます。気になるドラマはぜひチェックしてみてください。ドラマをよく見る方は中国語の上達も早くなります!

【都挺好:2019年】(Dōu Tǐnghǎo)

タイトルは「すべて順調である」という意味で、日常会話でも頻出します。しかしタイトルとはうらはらに、登場するのは問題だらけの家庭です。一家の中心だった母親の死後、63歳の父親と三兄妹が繰り広げる激しい騒動を描いています。

中国では人口抑制政策として1979年から2015年まで「独生子政策(一人っ子政策)」が実施されました。一組の夫婦に付き子供は一人までとする計画生育(出産)政策です(2016年以降は一組の夫婦につき子供ふたりまでとされています)。中国社会が急激な高齢化社会になり、その介護を支える世代が、一人っ子政策時代に生まれた子どもたちに今後のしかかってくるのです。

一人の子供が親や祖父母の面倒をみることになるのですから、その負担は非常に大きいものとなります。このドラマは、高齢化社会や親の介護が他人事ではないことを視聴者に実感させました。なおドラマでは一人っ子ではなく三人兄妹という設定ですが、そのことによって親たちが莫大な罰金を支払ったという描写があります。

父親は妻が亡くなるまでは何でもいいなりだったのですが、妻の死後に態度が一転し身勝手でワガママ放題な素性をあらわにしていきます。しかし次第に物忘れが激しくなり、アルツハイマー症と診断されてしまうのです。それと同時に、父親にさんざん振り回されてバラバラになっていた兄妹たちの関係が修復されていきます。

またこのドラマでは中国における男女差別も描きました。中国語では「重男軽女」(zhòng nán qīng nǚ)という言葉で表します。三人兄妹の中で一番年下の妹は、母親に冷たくあしらわれるのです。二人の兄ばかりがえこひいきされるのに父親は見て見ぬ振り。家庭の中で居場所がないと感じた彼女は、早々と家をでて自分でキャリアを築き、大企業の支社長を務めるほどになりました。

舞台は蘇州です。水の都と呼ばれ、あちこちに運河が流れています。上海から1時間程度で行ける距離ですが、上海よりもゆったりとした空気が流れている都市です。ドラマの放送中にはロケ地巡りで大変混雑しました。主人公の家となる「蘇家老宅」を訪問する人の数は1日当たり1,000人以上に達し、登場した中華料理店も観光客の間で「絶対に行っておきたい場所」として有名になりました。

妹役を演じた姚晨(ヤオ・チェ/Yáo Chén)は実力派であると同時にファッション雑誌にもたびたび登場する気品のある女優です。2017年には英ファッション誌が選ぶ、突出したビジュアルのアジア女性スターのランキング1位に輝きました。父親役を演じた倪大红(ニー・ダーホン/ Ní Dàhóng)はベテラン俳優で圧倒的演技を見せました。彼らが交わす家族間の日常会話は、中国語学習にもおすすめです。

 

 

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