“池袋中国語コラム”とは・・・ |
中国語学習者のための”池袋発”中国語学習に役立つコラムです。中国に関することだけでなく様々な話題を中国語を交えて紹介していきます。このカテゴリーでは、中国語学習者にお勧めの中国映画をご紹介します。映画を見ることで中国に対する歴史や文化などの理解が深まるとともに日常的に使える中国語表現をたくさん学ぶことができます。気になる映画はぜひチェックしてみてください。
中国についてよく分かる傑作映画10選
現代史・社会問題・自然災害
私たちは中国について、古代から近代までは学校の世界史で学びますが、現代史については学ぶ機会は多くありません。しかし今の中国を知るためには、そしてこれからの日本と中国との関係を考えるためには、現代史を知ることが非常に重要です。
今回は、近現代の歴史、社会問題、自然災害に関する映画を中心にご紹介いたします。社会問題や自然災害も、中国の近現代の歴史と大きく関わった問題ばかりを扱いました。中国について学ぶことはたくさんありますが、中国がどんな歴史を歩んできたか、まずそれを知ることから始めてみましょう!
【鬼子來了:2000年】(Guǐzi láile)
2000年製作/140分/中国
邦題:鬼が来た!
日本配給:東光徳間(ギャガ・アジアグループ=徳間書店=パグ・ポイント・ジャパン 提供)
カンヌ国際映画祭(2000)グランプリ受賞・コンペティション部門受賞・審査員特別賞
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第二次世界大戦下の1945年、日本占領下の中国の村で、村人と日本兵の交流と悲劇を描いた衝撃作です。
この映画はただ戦中の日本軍の蛮行を批判する強烈な抗日映画というわけではありません。
前半に描かれた動揺しながらも人間らしい村人たちの優しさが、より後半の展開を苦しくさせ、日本と中国の関係について考えさせられます。
歴史があり、いまの日本と中国の関係があるということを真に学べます。
あまりの展開の残酷さに、見ていられなくなるくらいの憤りを感じますが、ぜひ最後まで見て下さい。
姜文(Jiāngwén)が監督、主演を務め、日本人役では香川照之が出演しています。
『鬼子來了』(Guǐzi láile)関連映像
[youtube]https://youtu.be/–45VUx6Rgk[/youtube]