よく使う二つの表現①「死了sǐ le」
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【よく使う二つの表現①「死了sǐ le」】
今回は中国人がよく使う表現「死了」を紹介したいと思います。
・「とても~」「~すぎる」を表す
日常会話の中にもよく使われます。基本は形容詞の後ろに置かれて程度補語として使われます。「とても~」、「~すぎる」、「めっちゃ~」を表します。
例えば:「累死了 lèi sǐ le」、「饿死了 è sǐ le」、「困死了 kùn sǐ le」……
日本語でもよく「疲れすぎて死ぬ」って言いますね。言いたいことは近いですが、「累死了」の「死了」は「死ぬ」ではなく、「すぎる」の意味です。
また、二文字の形容詞の後ろにも使えます。
例えば:
「高兴死了 gāo xìng sǐ le」、「 伤心死了 shāng xīn sǐ le」、「 可爱死了 kě ài sǐ le」……
・第一人称、第三人称の時にしか使えない
「死了」のこの使い方は、第一人称または第三人称の時にしか使えません。
例えば:「累死了」=「累死(我)了」
「累死他/她了」
「累死你了」 ×
・名詞や動詞の後ろに置く時は、「死んでしまった」という意味になる
名詞や動詞の後でもよく使います。「死んでしまった」という意味を表します。動詞と一緒に使う場合は、「死了」の前の動詞は死んでしまった原因になります。
例えば:
「那只猫死了 nà zhī māo sǐ le」—— あの猫が死んでしまいました。
「他喝酒喝死了 tā hē jiǔ hē sǐ le」—— 彼はお酒を飲みすぎて亡くなってしまいました。
※「笑死了xiào sǐ le 」は例外です。「死了」は動詞である「笑」の後ろになっていますが、「笑って死んだ」の意味ではなく、「めっちゃ笑った」、「笑いすぎた」の意味です。もしくは「笑死(我)了=面白すぎる」を覚えても良いと思います。
「死了」の漢字を見るとけっこう強い言い方だと思われるかもしれないが、実は中国では日常的に軽く使える言葉です。
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