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中国での贈り物の習慣

 

“池袋中国語コラム”とは・・・

中国語学習者のための”池袋発”中国語学習に役立つコラムです。中国に関することだけでなく様々な話題を中国語を交えて紹介していきます。このカテゴリーでは、中国赴任の方、中国出張が多い方にお勧めの情報・ノウハウを提供しています。

【中国での贈り物の習慣】

中国には日本のお中元のような習慣はありませんが、春節や毎年秋の中秋節、誕生日、クリスマスなどに、仕事関係者や親戚、友人らお世話になった人に贈り物をします。この部分は日本と同じです。

贈り物としては、お茶やお酒、飲料、たばこ、フルーツなどが多く、それ以外にもその人の好みに合わせた贈り物をします。中秋節の時には「月餅」もよく贈ります。現金を送ることもあり、「紅包(hóng·bāo)」という赤い封筒にお金を入れます。日本のお年玉に似ていますが、こちらは子どもに対してだけでなく、大人同士でも日頃の感謝の意味を込めて手渡します。

贈り物でタブーとされるのは「置き時計(掛け時計)(送终)」「傘(送散)」「靴(送邪)」などがあります。

日本では贈り物をする時に「つまらないものですが・・・」と謙遜をすることが文化としてありますが、中国ではどうでしょう?

中国では贈り物をする時に「这只是我的一点儿心意」「一点儿小意思」などの決まり文句を言いますが、贈り物自体をつまらないものだと言うことはありません。中国人の発想として自分がつまらないものを相手に贈ることは失礼なことなので、逆に「これはとてもすばらしいものです」「なかなか手に入らないものです」「あなたのために苦労して買いました」のように特別であることをアピールすることが多いです。

定番フレーズとしては以下のようなものがあります。

 

・这是非常有名的日本酒,特意带来给你尝尝。

(これは大変有名な日本酒で、あなたのためにわざわざ買ってきました)

・这是我专门为你带来的家乡特产,商店里可买不到呀!

(これはあなたのために持ってきた故郷の特産品です。お店では売っていませんよ)

・这是我跑了好几家商店才买到的。

(これはいくつかのお店を回ってやっと買えたのですよ)

 

日本人としてはやや恩着せがましく感じるフレーズに聞こえますが、中国人はこのように言われるとみな喜ぶに違いありません。これもひとえに文化の違いと言えるでしょう。

中には贈り物自体に値札がそのまま付いていることもしばしばです。値札は、本当に「取り忘れ」たのか「値段の誇示」なのか、中国人の間でも見解が分かれるところですが、贈り物の予算感をつかむには役に立つかもしれません。

最後に重要なのは、「いただいたらちゃんとお礼を返す」というのが日中関係なく、共通の礼儀です。ただ、日本のように即日ではなく、いつか返す。それもいただいた価値より高く返すのが中国では一般的です。日本のような「半返し」の考えはなく、「1.5倍返し」くらいが丁寧で今後の人間関係を良好にするでしょう。

 

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