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小学生の親向け:中国語を学んだ方が良い理由

 

“池袋中国語コラム”とは・・・

中国語学習者のための”池袋発”中国語学習に役立つコラムです。中国に関することだけでなく様々な話題を中国語を交えて紹介していきます。このカテゴリーでは、子供向け中国語教育、中国語バイリンガルを育成したい方にお勧めの情報・ノウハウを提供しています。

小学生の親向け:中国語を学んだ方が良い理由

 

日本の大学入試の変化

今までの一般入試からAO入試や推薦入試の割合が増えています。

1990年に慶応大学のSFCでAO入試が始まって以来、日本の多くの大学でAO入試が採用されており、最近では全大学の4割以上、特に私立大学では5割の2人に1人がAO入試で大学に進学しています。今後は更にその拡大が見込まれています。日本の大学入試は大転換期を迎えており、というのも日本社会、ひいては世界で求められている人材が変わってきているからです。

今までの一般入試では学科試験のみで、学力を測っていましたが、AO・推薦入試では書類・面接・論文などで「人物を総合的に判断する」ことが重要視されています。

この「人物を総合的に判断する」とはどういうことでしょう。これまでは学校での勉強や一般入試の試験の結果を中心に見られて来ましたが、その人が⓵どんな人で、②何に関心があって、③どんな経験をしてきて、④どんな問題意識を持っているか、ということを各大学が求めている人材に照らし合わせて総合的に判断されます。

AO入試の基本的な考え方は、「この大学のこの学部でこういうことを実現したい」という明確な目標や意思・意欲がある学生と大学が求めている理想の学生を選抜するための入試方法だと言えます。ペーパー試験の学力だけでは測れない人間性や意欲も総合的に評価していくことが最大の特徴です。

 

求められている人材像

20世紀は大量生産・大量消費の時代で、日本型の「マニュアルを早く正確にこなす力」が求められてきましたが、その成功は過去のものです。今ではAIやロボットが人間より早く正確に行うことができ、代替えができるようになっています。

21世紀は例えばテロやコロナウイルス、地球環境問題など答えのない問題ばかりです。そこではマニュアルを早くこなす力ではなく、多様な考えを持つ他者と協働して答えを生み出す力が求められています。「思考力・判断力・表現力・行動力・創造力」といった言葉がキーワードとなるでしょう。

アメリカでは、今小学校に通う子供たちの65%が大学卒業時に「今は存在していない職業に就くことになる」と言われ、人間の仕事の47%がAIやロボットで代替えできると言われています。変化のスピードがこれまで以上に早くなりそれに対応できる人材が求められています。

各大学が求める人材は学部によっても様々ですが、募集要項の中には「アドミッションポリシー」が必ずあり、そこに大学が求める人材像が詳細に記載されています。その人物像に近くことが、合格への近道で、自分のやりたいことを実現するにも「アドミッションポリシー」が合致する大学を選ぶことが非常に大事です。

 

今後、何をやるべきか

日本の受験システムで優等生になることを目指していても、社会で求められている人材像はすでに変化しています。真のグローバル人材を目指すためには自身のアイデンティティと哲学を育てながら多様性を受け入れ、他者と協働できる人になることが重要です。

在日の中国人や日中ハーフの子供達も増えてきていると実感していますが、そういった子供達にとってAO入試や推薦入試は有利に働いていきます。

自分のルーツや多様性=言語をベースに、自分の「中国」の文化や視点、多様性を確保していくことが大事で、母語となる「中国語」や自文化教育を行っていくことが非常に重要と言えます。

 

そのアドバンテージとして以下が挙げられます。

1、自身の存在が日本の多様性として貢献できる

2、「日本でクラス中国人」として視点がすでに多様性である

3、「多言語ができる」日本語・中国語、 ※これに英語ができると最強です

これからの学びについて

⓵探求学習

小学校でも導入が始まっています。一つテーマに向かって自分で調べて考える学習です。例えば「宇宙」「自然科学」「環境」など子供が興味を持つものがよいでしょう。

また様々な活動、経験を小さいうちにたくさん積んでおくと思考力や創造力のある人間に成長していきます。郊外で芋ほりや虫探しをしたり、キャンプで自炊したりと、小さい頃の経験が大人になっても残っていきます。博物館や美術館に連れていくのも良い経験です。無料のものも含めて体験教室なども多々あるかと思います。

小学校の低学年から塾に缶詰にするのではなく、親としては子供にいろんな体験をさせることでその将来の可能性を広げてあげることができます。

②語学

中国語の強みを伸ばしてあげることが将来にも役立ちます。学校・幼稚園・テレビなど日本語環境が周りにあるので、中国人の親はできるだけ中国語で話しかける、中国のテレビ・動画を見る、中国語の教材で中国語に触れるなど自然と中国語環境を作っていくことが大事です。特に読書がお勧めで寝る前に中国語の本を読むなど積極的に行いましょう。中国に帰省したり、web電話ででおじいちゃんおばあちゃんや親戚と中国語で交流することも良い機会です。年齢が上がるほど、耳で覚える能力から、論理で覚える力に変わっていきます。

例えば中学受験などを理由に中国語学習を辞めてしまう方もいらっしゃいますが、自分の強みをある意味捨ててしまうことにもなるので、子供の将来を考えた上で非常にもったいないことだと言えます。

③数学

論理的思考力を身に付けるために、公文のような単純計算を大量にやるのではなく、考えさせるタイプの数学に触れていくとよいでしょう。本人が好きであればプログラミングや、ドローン塾、STEAM教育(Science(科学)、 Technology(技術)、 Engineering(工学)、Mathematics(数学)を統合的に学習する)なども増えてきています。

大学入試で英語ではなく、他の外国語を選択できる大学・学科も増えてきています。ほとんどの日本人受験生と同じ競争の激しい英語で受験するよりは親の母語である中国語を選ぶ方がはるかに「楽に」通過することができます。

子供の将来の可能性を広げてあげるために、普段から親としていろいろな場所に行き、様々な活動や体験に参加し、多様性としての中国語を身に付けていってはいかがでしょう。

 

 

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