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池袋中国語コラム 中国新一線都市紹介~無錫~

 

“池袋中国語コラム”とは・・・

中国語学習者のための”池袋発”中国語学習に役立つコラムです。中国に関することだけでなく様々な話題を中国語を交えて紹介していきます。このカテゴリーでは、中国赴任や出張などビジネス向けの方にお勧めの情報・ノウハウを提供しています。

【太湖明珠:無錫】

太湖が見守る1000以上の歴史を堪能できる都市、無錫(wú xī)

 

無錫(wú xī)は江蘇省に属していて上海と南京のちょうど真ん中に位置しています。そしてあの水郷の都蘇州の西隣に位置しています。無錫市の南部には太湖(tài hú)と呼ばれる大きな湖があり、この太湖がメインの観光スポットともなっています。太湖で採れる水産物が有名で古より“魚米の郷”とも呼ばれています。北京と杭州を結ぶ京杭大運河(jīng hang dà yùn hé)も流れていることもあり、無数の小さな川が流れています。中華民国の時代には商業が反映していたため“小上海”と呼ばれていたこともありました。また、多くの日本人が愛してやまない三国志の呉国発祥の地でもあり、呉の孫権(sūn quán)が生まれたのもこの無錫だといわれています。

 

豆知識:無錫という名前の由来ですが、もともとはスズ(錫)を多く産出する鉱工業都市で“有錫”という名前だったそうです。しかし、あまりにもたくさん掘りすぎて前漢の時代には掘りつくしてしまい、錫が無くなったので錫の無い都市ということで無錫という名前になったといわれています。(この説を否定する意見もあります)

 

上海からアクセスがしやすい!!

 

無錫へは上海から高速鉄道で40分から50分で着くことができます。チケット代は60元くらいです。

旅行を計画する際には位置を把握しておくとより効率よく観光できます。上海から西に向かって高速鉄道に乗ると、上海→蘇州→無錫→南京という順に停車していきますので時間があれば何日かかけて上海から徐々に西に向かって観光していくことも可能です。

 

プチ情報:上海⇄無錫間には普通の列車もあります。これだと1時間50分ほどかかりますが、費用が安く20元くらいでチケットを購入できます。普通列車に乗ると雰囲気が一変して“ひと昔の中国”の雰囲気を味わえます。乗客に学生が多かったり、乗客の荷物も特徴的でビニール袋や時にはバケツに物を入れている人もいたりします。普通列車に乗ってノスタルジックに浸ってみるのもいいかもしれません。

 

そのアクセスの良さから実は日本企業の進出が多い都市だったりします。上海から近いということもあり、なんと約1000社の日系企業が進出していたのです。代表的なものとしてはソニー、パナソニック、シャープ、ブリジストンといった企業です。無錫に企業が進出していくことがビジネス界のブームであったわけです。

 

無錫の観光スポットは大きく分けて三つに分けられます。一つは中心の南禅寺付近、郊外にある古い街並みの恵山古鎮(huì shān gǔ zhèn)、そして太湖付近です。

 

⓵南禅寺(nán chán sì)エリア

市内にある繁華街で歩行者エリアにはお店がずらりと並んでいます。前述したように無錫には無数の川があり、このエリアにも運河があります。遊覧船にのって運河から街並みをゆっくりと眺めることができます。船の視点が低いため、流れていく景色は普段目にすることのできない新鮮なものです。南禅寺エリアは夜になるととても綺麗にライトアップしますので夜に遊覧船に乗って夜景を楽しむのもお勧めです。

表通りは観光客用にかなり小綺麗に整備されています。ここでのおすすめは裏道に入っていったところです。裏通りは中国で小吃(xiǎo chī)と呼ばれるB級グルメを楽しめるお店がたくさんひしめいていて、無錫の地の利を生かした水産物を美味しく食べることができるのです。

 

 

烤牡蛎(kǎo mǔ lì)

ここの焼き牡蠣は絶品です!牡蠣の上にニンニクがたっぷり乗っています。しかも安い!4つで10元ちょいくらいです。旅の恥はかき捨てですからここでは大量のニンニクも気にせず食べてしまいましょう。また、ホタテのニンニクを載せているものもあり、こちらもお勧めです。

 

三鲜馄饨(sān xiān hún tùn)

こちらも10元くらいで食べることができます。中国国内の飲食店で食事をすると“三鮮○○”というメニューをよく目にします。三種類の異なる材料を用いているという意味ですが、江南地区(江蘇省の南地区のこと)の方たちが伝統として受け継いできたものが三鮮ワンタンです。標準的なものですと豚肉、卵、エビを用いますが、それに限定されずに他の具材を用いることもあります。せっかくなのでそれぞれのお店の自慢の一品を楽しんでみてください。

      

 

②恵山古鎮(huì shān gǔ zhèn)エリア

古鎮とは中国の古い街並みのことを言います。やはり観光客としてはせっかく中国に来たのですからその長い歴史を感じさせるものを見たり感じたりしてみたいと思うものです。そんな方のニーズを満たしてくれるのがこの古鎮です。ここのメインは恵山寺と錫恵公園ですが、そこにつながる街路が古い街並みになっています。明の時代に建てられた民家や庭園、宋の時代に造られた橋など、1000年近い歴史を持った古い建物が残っていて呉の国の情緒に浸ることができます。郊外にあるので移動に時間はかかりますが、それだけの価値は十分にあります。

 

泰園小籠包(tài yuán xiǎo lóng bāo)

中国の代表的な食べ物小籠包は日本でもよく知られていて、多くの人に愛されています。実はこの無錫の小籠包も有名で、百年以上の伝統を誇るこの無錫の小籠包は小籠饅頭ともいわれることがあり、中国国内における高い評価を与えられています。中でもこの恵山古鎮にある泰園小籠包は無錫に来た人は必ず一度は食べるものとも言われています。人気店なのでピークの時間を外して行った方が無難です。

 

恵山豆腐花(huì shān dòu fu huā)

いわゆる中国の小吃と呼ばれるB級グルメで、中国でも豆腐は良く食べられています。ここの豆腐花も泰園小籠包と並んで中国国内の方から恵山古鎮に来たら絶対に食べておくべきものと言われています。出来立ての豆腐に甘いたれと乾燥エビ、沢山の海藻を付け合わせて食べます。お店の規模が小さいので並ぶことが多いのですが、是非味わってみてください。値段も10元以下でとてもリーズナブルです。

 

③太湖(tài hú)エリア

さて、無錫の最大の魅力はやはりなんといっても太湖でしょう。太湖付近は中国有数の穀倉地帯であり、また淡水漁業でもあり、古より人々の食生活を支えてきました。その外観は人を魅了してやまず、中国五大湖の一つに名を連ねており、中国政府から国家重点風景名勝区として指定されてもいます。スケールも壮大でその面積は2250平方kmで、日本最大の湖琵琶湖の三倍の面積があります。そしてその太湖の景観を最も美しく見ることのできるスポットが太湖北部、つまり無錫となっています。この太湖には小さなものも合わせると48の島々が浮かんでいて、その湖を70を超える山々が囲んでいます。この山水風景が太湖を唯一無二の絶景スポットにさせているのです。太湖の観光のベストシーズンは春と秋です。

 

太湖鼋头渚公園(tài hú lóng tóu zhù gōng yuán)

太湖のほとりにあるこの公園ですが、ちょうど半島となっている場所にあるため、太湖を展望するのにとても有利な地形となっています。春になると桜が咲き誇り、その数はなんと三万株以上と言われています。遊覧船にのって広大な太湖の中を行巡ることもできます。天気が良いと対岸まで見渡すことができます。また、遊覧船で他の島にも行くことができます。太湖では太湖石と呼ばれる奇石を採掘することができ、この公園の鼋头渚と書かれた石の前で記念写真を撮るのが旅行者のお決まりとなっています。

 

太湖(tài hú)のアクティビティ

太湖はその景観で知られているので静かなイメージがありますが、バナナボード、ジェットスキー、といったアクティビティも豊富です。家族で旅行に行って子供が景色を見ることに飽きてしまったら太湖のアクティビティで発散させてあげましょう。

プチ情報:太湖は有名な観光地だけあって様々なツアーがあります。でもツアーに参加しなくても船を出してくれる人がいるので個人的に交渉することもできます。中国語に自信のある方、旅行慣れしている人は個人でオーダーしても良いでしょう。

 

三国城(sān guó chéng)

三国志マニアにはたまらないのが太湖のすぐそばにある三国城です。ここはいわゆるテーマパークです。石像エリアには三国時代に覇権を争った魏(wèi)、呉(wú)、蜀(shǔ)の軍隊の石像が飾られています。また、三国志と言えば欠かせないのが劉備(liú bèi)、関羽(huān yǔ)、張飛(zhāng fēi)の三人の“桃園の誓い”ですが、当時の様子を再現した場所も観光できます。他にも劉備が隠遁生活をしてた諸葛亮を三度訪ねた“三顧の礼”の舞台となった草庵が再現されていたり、赤壁の戦いのときの義軍の水軍エリアなどもあり、当時の船の中身が再現されてしています。そのまま映画のセットに仕えるのではないかと思えるくらいの完成度の高さです。また太湖を船に乗って観光することができますが、なんと遊覧船ではなく呉の軍隊の船に乗って観覧することもできます。さすが孫権(sūn quán)の生まれた場所!無錫は呉の歴史とゆかりのある都市です。歴史が好きな方はぜひ足を運んでみてください。

 

水滸城(shuǐ hǔ chéng)

三国志に次いで愛されているのが水滸伝です。中国の四代名著の一つともなっている水滸伝ですが、水滸伝のドラマの撮影が太湖付近で行われ、その後スタジオがテーマパーク化されて一般公開されました。しっかりと水滸伝の時代に合うように街並みを再現していて、景観も統一されているのでまるで宋の時代の中国にいるような感覚になります。敷地も広大で36ヘクタールあります。入り口の壁のところにはドラマに出演した俳優や女優さんのサインがあり、ドラマ等の撮影が行われていることがあります。「中国のドラマ、映画が大好き!」という方にはお勧めのスポットです。面積があまりに大きいので観光する場合はしっかり時間をとっていかれると良いでしょう。また、三国城の隣に位置していますので一緒に行くようにすると効率よく観光できます。

 

太湖湿地公園(tài hú shī dì gōng yuán)

この湿地公園は自然豊かな公園です。10元払えば船に乗って公園内を移動することができます(一度の乗船につき10元)。この公園の面積もとても広いので船での移動をお勧めします。ここのお勧めは蘇州太湖大熊猫科普館にいるパンダです。太湖だけでも十分に観光スポットになりえますが、パンダも見られてしまうということでシーズン関係なく多くの人が観光に訪れます。せっかく中国に来たのであればやはりパンダを見て帰りたいものです。

 

~まとめ~

 

無錫について紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか?無錫にはおススメのスポットがたくさんあり、特に太湖エリアは広大です。全部見たい、行きたいと思われるかもしれませんが、観光に行く際は目標を絞って行った方が現実的です。中国の古い歴史が残る街並みと長年人々の生活を支えてきた太湖はあなたの時計の針を1000年前に戻してくれることでしょう。是非訪れてみてください!

 

 

池袋中国語コラム 中国新一線都市紹介~寧波~へつづく

 

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