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葛根湯の伝説

 

“池袋中国語コラム”とは・・・

中国語学習者のための”池袋発”中国語学習に役立つコラムです。中国に関することだけでなく様々な話題を中国語を交えて紹介していきます。このカテゴリーでは、中国の文化を紹介しています。語学を勉強するにはその国の文化を理解することも必須です。中国文化を知ってより中国語を楽しみましょう!

【葛根湯の伝説】

日本人によく知られた漢方薬の一つとして、葛根湯は中国でもよく風邪薬として使われます。しかし、葛根は中国では、日本のように「葛根湯」の顆粒剤ではなく、中医師の処方箋の中の生薬の一種としてよく見られます。風邪や下痢にとても良い治療効果があります。ちなみに、中医学の臨床では、「葛根」は風邪の定番薬だけでなく、糖尿病の患者に出した処方の主役としても大活躍しているようです。現代医学の研究によって、葛根は血糖値、血中脂質値を下げる効果が証明され、さらにアルツハイマー病、記憶障害などの病気に予防効果があるようです。

 

 葛根は中国の南方で野菜炒めの食材としても使われます。また、葛根から作られた葛粉(中国では「葛根粉」)は健康食品の一種として、薬膳スープ・お粥の食材になって中国人の食卓をより豊かにしています。日本の葛餅も美味しくて体にいいですね。それに、葛根の花、「葛花」はアルコール分解と肝臓保護の効果があります。このように、「葛」という植物は中国人に「全身是宝(根っこから花まで全部宝物)」と褒められています。

 

 さて、「葛根」という名前は植物の名前としては珍しいですね。どうしてこの名前を付けられたのでしょう?
 実は、「葛」は中国人の苗字としても使われます。伝説によると、昔々、「葛員外」(古代中国では官僚の候補であるお金持ちの人のことを「員外」と言います)という善良な大富豪は冤罪で殺されて、家族の人もほとんど殺されましたが、葛員外の子どもの中で、一人の十代の男の子がなんとか逃げ出して、生き残りました。

 

そして、あるお医者さんのおじいさんに助けられました。(古代中国ではお医者さんは社会的地位が低く、大変な仕事でした。)この少年は生まれてきたから裕福な生活を送ったお坊ちゃんでしたが、おじいさんに恩返しするために、おじいさんの弟子となりました。毎日山を登ったり、沼を渡ったりして野外で薬を探すという大変な暮らしに耐えていました。その後、少年は生薬の知識を勉強したり、実践したりして、やっとおじいさんのように立派なお医者さんになることができました。

そののち、彼は自分の臨床でよく効くある生薬に「葛根」という名前を付けました。おじいさんのおかげで、葛家の生き残った唯一の息子、「葛家の血脈の根」が助けられたという逸話が残っています。

 

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