赴任向けコラム-中国の医療機関

 

“池袋中国語コラム”とは・・・

中国語学習者のための”池袋発”中国語学習に役立つコラムです。中国に関することだけでなく様々な話題を中国語を交えて紹介していきます。このカテゴリーでは、中国赴任の方、中国出張が多い方にお勧めの情報・ノウハウを提供しています。

【 中国の医療機関 】

中国へ出張になったときに外国人にとって気になるのが医療機関です。まず日本の海外保険に加入している方やクレジットカード付帯の海外保険が使える場合は、外国人向けの病院でキャッシュレス受診も可能で、この時にはクレジットカード・パスポート・日本の出国印・中国入国印が必要で、海外旅行保険だと海外旅行保険証のコピーが必要です。
外国人向けの病院だと診察で通訳がいたり、医者が海外経験のある人または、病院によっては日本人だったりします。病院内にも外国人向けの書物や情報誌、映像などもあります。体調が悪いときに自分の症状を中国語で伝えて医師の言葉を正しく理解するには、精神的にも物理的にかなりハードルが高いことです。そのため多くの日本人は外国人向けの医療機関を利用しています。

処方される薬は漢方系が多く西洋薬も合わせて処方されますが、漢方系でも乾燥させたものや粉よりも錠剤のものが多く、煎じて飲むタイプもあります。漢方と西洋薬のどちらがいいか希望を聞くい医者もいて、普段飲んでいる薬などがあるときはそれを持参し、アレルギーがあるときも申告します。サービスが充実してますが診療費も高いのが一般的で、海外保険に加入してなくて受診するときは要注意です。

海外旅行保険に加入してないときは先に症状を伝えて、大体の治療費用を聞いてから診察を受けた方がいいです。診察後に高額な費用がかかったというトラブルを防ぐためにも事前の確認は必須です。外国人向けの病院情報は日本人向けの情報誌やサイト、保険会社から得られます。大都市だと多いですが、外国人が少ない都市は対応可能な医療機関がないこともあります。万一の時に困らないように最寄りの病院を事前に探しておいた方がよいでしょう。

海外旅行保険に加入していても症状によって保険適用外になることもあり、健康診断・予防接種・慢性的な病気などがこれにあてはまり症状ごとに事前の確認が必要です。保険で頻繁に病院に行っていると次回の更新の審査に落ちることもあるようですので注意が必要です。

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