おすすめ中国語ドラマ【三生三世十里桃花】

 

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中国語学習者のための”池袋発”中国語学習に役立つコラムです。中国に関することだけでなく様々な話題を中国語を交えて紹介していきます。このカテゴリーでは、中国語学習者にお勧めの中国ドラマをご紹介します。ドラマを見ることで日常的に使える中国語表現をたくさん学ぶことができます。気になるドラマはぜひチェックしてみてください。ドラマをよく見る方は中国語の上達も早くなります!

【三生三世十里桃花:2017年】(sānshēngsānshì shílǐtáohuā)

日本語タイトル【永遠の桃花〜三生三世〜】

中国ではここ最近「古代物」「ファンタジー」「恋愛」のすべてを掛け合わせたドラマが特に人気があります。本ドラマはまさしくそんなテイストです。中国の作家、唐七公子(Tángqīgōngzi)の小説『三生三世十里桃花』をドラマ化しています。中国でTVドラマシリーズ史上はじめて配信の総視聴回数が500億回を超え、歴代1位を記録しました。第22回アジアテレビジョンアワード優秀撮影賞を受賞するなど、海外でも高い評価を得ています。

物語は神々の住む架空の世界を舞台とした、九尾狐族の女神・白浅(Báiqiǎn)と天族の太子・夜華(Yèhuá)の三世に渡るファンタジーラブストーリーです。 タイトルの「三生三世」は、前世、現世、来世の三世を意味します。「三回生まれ変わってもあなたを愛する」と一筋に思い続ける男女の様子を表しています。

三世に渡るヒロインを演じたのは、中国4大若手女優のひとりである杨幂(ヤンミー/Yáng Mì)。時代劇から現代劇まで、出演する作品はどれも大ヒットしています。『私のキライな翻訳官』でも主役を務めました。彼女の美しさがこのドラマの神秘性を一層際立たせ、その演技力は中国全土を魅了しました 。

そんな彼女と一途な純愛を繰り広げるもう一人の主人公を演じた趙又廷(マーク・チャオ/Zhào Yòutíng)は、台湾出身の人気俳優。一人2役でヒロインの師匠も演じました。当時中国ではミスキャストとの批判もありましたが、彼の高い演技力はたちまち人々を魅了しました。視聴者からは「整容级演技(演技が上手すぎて、整形したくらい格好良く見えるという意味)」という意見も出たほどです。

また、このドラマでは脇役たちのキャラクター設定や切ないラブストーリーも魅力的に描かれました。東華帝君役の高偉光(ガオ・ウェイグァン/Gāo Wěiguāng)は、杨幂と同様に『私のキライな翻訳官』にも出演しているイケメン俳優です。その相手役の迪丽热巴(ディリラバ/Dílìrèbā)は、その西洋的なエキゾチックな顔立ちと愛くるしい美しさで、中国で最も注目されている女優の一人。2017年の『麗姫と始皇帝 月下の誓い』や2019年の『如歌―百年の誓い─』などの話題作にも出演しました。

本ドラマは中国に長く伝わる神仙思想をベースとしておりアクションも楽しめます。物語は数万年単位で天界と人間界を行ったり来たり、名前も背景も立場も変わっていくというかなり複雑な内容ですが、見ごたえは十分です。華流ドラマを押さえる上で絶対に外せません!

 

三生三世十里桃花

 

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