池袋中国語コラム 中国经济发展的轨迹—五年计划—

本日の豆知識は中国を語るのには不可欠の近現代史の内容です。中華人民共和国成立後、5年ごとの国の方針を示した「5カ年計画」はどのように推移していったのか、本日明日の2回で見ていきましょう。

小常 中国经济发展的轨迹五年计划

第二次世界大战结束,1949年中华人民共和国成立。战后中国发展中有着非常惊人的东西。中国的经济发展能够达到今天的水平,约经历了半个世纪的漫长的道路。在中国,以5年为一个单位,制定并实施了有关国家的方向和战略的【5年计划】。从重视政治和共产党思想的毛泽东时代,到重视经济建设、努力实现向社会主义市场经济转换的邓小平时代,接下来重视爱国主义教育的江泽民时代,以及向着中国经济更加国际化,在海外发展的目标努力的胡锦涛、习近平时代,不停地在发展。下面、通过五年计划回顾一下中国的发展。

五年计划

 豆知識 中国の経済発展の軌跡 —-五カ年計画—-

第二次世界大戦が終わり、1949年に「中華人民共和国」が新たに誕生した。このような戦後の中国の発展には非常に目覚ましいものがある。今日のような経済発展を遂げるに至るまでには、約半世紀の長い道のりがあった。中国では5年ごとのタームで国の方向性、戦略などを策定、実行する「5カ年計画」がある。政治や共産党の思想を重視する毛沢東の時代から、経済建設を重視し、社会主義市場経済への転換を図った鄧小平時代、続いて愛国主義教育を重視した江沢民、そして、中国経済のさらなるグローバル化、海外展開を目指す胡錦濤・習近平の時代へと大きく時代は流れている。以下、五カ年計画を通して、中国の発展を振り返ってみる。

 

 

中国の五カ年計画

五カ年計画の年次 時期 時代を表す中国語表現 特徴
第1次五カ年計画「一五」 1953~1957年

工业增速,超英赶美

(工業化の加速、イギリスを追い越し、アメリカに追いつけ)

工業総生産額の年間平均成長率18%で、旧ソ連の支援を得て156の工業化大型プロジェクトを実施。
第2次五カ年計画「二五」 1958~1962年

大跃进,大倒退

(大きく躍進、大きく後退)

変化が激しく、紆余曲折の時期。高指標を目指した「大躍進」の経済建設ブームで一時成長率は54%に達するも、その後-38.2%の成長率にまで落ち込む。
第3次五カ年計画「三五」 1966~1970年

三线建设,备战备荒

(内陸後方基地建設、軍備と飢餓に備える)

後退した経済の調整、回復を目指し、国民経済システムの基礎を築いた時期。1966年に「文化大革命」が突如到来。
第4次五カ年計画「四五」 1971~1975年

严重失控,调整战略

(コントロールできず、戦略の調整)

国際的には緊張関係にあり、国内的には「文化大革命」の影響で盲目的な高数学が掲げられ、終始「抓革命、促生产」が叫ばれた。
第5次五カ年計画「五五」 1976~1980年

新跃进,大转折

(新たな躍進、大きな転換)

回復と調整時期。「文化大革命」「四人組」打倒を経て、新たな躍進期では経済が失速。1978年の三中全会が経済建設の大きな転換の年となる。
第6次五カ年計画「六五」 1981~1985年

走向改革开放

(改革開放に向かって)

国民経済建設の調整を立派に行った時期。農村と都市の経済体制改革が推進された。景気好転の下、固定資産投資の規模が過大化、経済は過熱気味となる。
第7次五カ年計画「七五」 1986~1990年

改革闯关,治理整顿

(改革の関門を突破、整備整頓へ)

経済過熱時期で政府はマクロ的な調整策を採用。計画経済と市場経済の議論をめぐり、中国の特色のある新たな社会主義経済体制の構築が標榜された。
第8次五カ年計画「八五」 1991~1995年

小平南巡,改革潮涌

(鄧小平の南巡講話で改革の波が押し寄せる)

1992年の鄧小平の南巡講和と共産党第十四大会の後、人々の意識や経済発展の情勢に大きな変化が生じる。GDP成長率は年平均12%
第9次五カ年計画「九五」 1996~2000年

宏观调控,经济“软着陆”

(マクロ政策で経済は「ソフトランディング」)

1997年のタイの金融危機の影響を受ける。インフレ抑制のためマクロ政策を実施して抑制に成功。国民経済は持続的かつ健全な発展をみせる。GDP成長率は年平均8.3%。
第10次五カ年計画「十五」 2001~2005年

指令计划退场,市场配置资源

(計画的な撤退を指示、市場に資源を配備)

21世紀に入り、人々の生活が小康レベルに達し、初歩の社会主義経済体制が確立された。2001年にWTOにも加盟、中国は外国に市場を開放。しかし、農村問題、失業問題、資源不足、環境問題など今後の課題は多い。
第11次五カ年計画「十一五」 2006~2010年

变压力为动力,化挑战为机遇

(プレッシャーを原動力に、挑戦をチャンスに変える)

2008年は四川大地震、世界的なリーマンショックで金融危機の影響を受けるなど苦難の1年であった。一方で国の威信をかけた2008年の北京オリンピック、2010年上海万博の成功によって、中国は更なる飛躍を成し遂げ、世界に強大な国力を示すようになった。2010年にはGDP総額が世界第2位に。

 

 

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