2019GW西安短期語学留学

史上初の10連休4/27(土)~5/6(月)にてイーチャイナ池袋校初の中国開催イベント「2019GW西安短期語学留学」を行いました。構想半年をかけたこの企画は「西安超楽しい、食べ物全ておいしい、本場中国を実感!」という非常に大満足な内容で終えることができました。
以下、日記帳になりますが日付毎でその活動報告をしていきます。

4月某日:出発の1週間前から始まっていました。今回参加の6名の初顔合わせと決起集会を池袋の本格火鍋「海底捞」にて開催しました。店内は中国の雰囲気そのもので、これから向かう中国・西安への期待を膨らませ、次の西安での再開を誓いました。

第一日目:4/27(土)

GW10連休初日、ニュースでもこの日は出国ピークとあり、羽田、成田、関空とも非常に込み合っている情報がwechatグループに流れました。参加の2名は先乗りで現地にすでに到着していましたが、残り4名は本日西安に集合します。西安咸陽国際空港では大雨も降ったとの話しもあり、やや遅延がありましたが、無事に空港で落ち合いました。長旅で疲れているため、タクシーにて一路、宿泊先の西安外国語大学専家楼へ。途中運転手と小競り合いもありましたが(笑)、高級ホテルそのものの専家楼でその日はぐっすり就寝しました。

第二日目:4/28(日)

昨日は移動日だったため、いよいよ留学内容の初日です。まずは開会式、留学担当の張先生の入念な準備もあり順調に説明を受けました。その後、それぞれのレベルに合わせたクラスに参加しました。1から6班まで300人以上の世界各国留学生が中国語を真剣に勉強しており、その雰囲気だけでも日本から離れた非日常を感じることができます。中国西北地域一の外語大学であるため講師陣も一流です。午前中は中国語授業、午後は書道と中国結の文化体験という二日目でした。

四合院の孔子像の前にて開会式後の集合写真!

第三日目:4/29(月)

本日は早朝から太極拳の授業です。行程中3回の体験がありますが、ゆっくりとした動きで筋肉を使うので朝から良い運動になります。午前中は中国語レッスン、午後は日本語学科の学生交流となりました。私たちのいるところは雁塔キャンパスという市内に近い留学生向けの場所ですが本科の学生たちは車で40分ほどの郊外の長安キャンパスに通っています。まずは日本語を日本人並みに話す韓先生から陝西省の歴史講義を受け、学生達との交流になりました。個人のツアーや留学では体験できない内容なので参加者の中にはこの学生交流の時間が一番印象に残ったとの意見もありました。詳細は現地の学生たちが熱心に記録してくれたので下記に譲ることとします。

日本イーチャイナ池袋校短期学习团来我校进行交流访问

日本イーチャイナ池袋校短期交流团来我校访问学习

長安キャンパス日本語学科学生交流の様子

第四日目:4/30(火)

今年の中国では5/1~5/4がGWとなるため、本日中国語授業は最終日、学生や先生たちはみな休暇に入ります。今回の短期留学企画では中国の暦にいろいろ左右され、前半が学習メイン、後半は観光中心のスケジュールです。午後からは近くの大唐不夜城という観光地をぶらぶらしました。ちょうど西安名物:涼皮の名店が大量に集まる「涼皮節」なるイベントもやっており、なんと陝西電子台(テレビ局)にインタビューされた内容も放送されました。世界遺産「大雁塔」も拝み、夜は則天武后の一生を表した「大唐女皇」を観劇しました。5000年の歴史を持つ中国古典舞踊の中でも、最も隆盛を誇った唐代舞踊は、情感のこもった豪華絢爛な見事なステージでした。

第五日目:5/1(水)

本日から中国のGWの始まりでこの日は劳动节でした。学内や学外で人や車の流れの変化を感じることができました。外はどこに行っても人ばかり、道は大渋滞なのでこの日は一日文化体験授業の日となっていました。まずは朝一太極拳、午前は古代楽器「埙」を吹く授業、演劇面を作りました。午後は剪纸、茶芸体験と中国の文化を大いに満喫できました。どの授業も作った作品をお土産として持ち帰れたのでこれも良い記念品となりました。学習証明書を受け取り、記念撮影!夜はイーチャイナ池袋校講師:曹先生の家族と楽しい会食を行いました。この晩の食事が一番美味しかったとの意見も複数いただきました!

漢学院にて学習証明を受領

第六日目:5/2(木)

短期留学も半分を終え、本日から観光がメインになってきます。午前中は「小雁塔」がある文化体験村にて影絵観賞、漢服体験、石版画制作を行いました。昼食は西安名物「ビャンビャン麵」漢字は中国人でも書くことができないくらい難しく、書き順の歌があるくらいです。どちらも写真を参考にしてください!午後は西安城壁へ。こちらは明代の城壁がそのまま残っており、歴史的にも貴重で、しかも自転車で1周することができます。1周約14キロを2時間ほどで回ることができます。夜は西安の象徴「鐘楼」を眺め、イスラムの街「回民街」へ!GW2日目ということもあり人人人で道は大混雑、中国のスケールの大きさに圧倒されまくりでした。

西安の象徴「鐘楼」前にて

第七日目:5/3(金)

昨日はある方の計測によると4万歩以上歩いたらしく、ちょっと疲れが見えてきました。午前中は自由時間としましたので、有志で「大唐芙蓉園」に向かいました。こちらは唐代の皇帝たちの庭みたいなもので、園内は広大な土地に唐代の建築を復元した豪華な建物がならび圧巻、夜には水上ショーも行っているとのことでした。お昼は袁家村というショッピングセンター内にある西安の小吃が揃ったフードコートに行きますが、こちらも人人人で座る場所もなく、立ちながら食べました(笑)中国のGW恐るべしです。。。午後は混雑回避のため予約制となった陝西省歴史博物館に行きますが、入場規制があるにも関わらず、展示物が見れないほどの人・・・雰囲気は味わうことができました。疲労回復のためマッサージへ、その後不夜城の夜景散策で大学への帰路につきました。

第八日目:5/4(土)

中国GWの最終日、実質的な行動は残り2日間です。市内の観光地はどこも大混雑ですのでこの日は郊外の観光ツアースケジュールです。ホテルまで小型バスが迎えに来ていざ出発、最初の目的地は「乾陵」です。ここは唐の高宗とその妻:則天武后の合葬墓です。唐の最盛期に則天武后が建営を始めているのでその規模は大きく、4日前に「大唐女皇」のミュージカルも見ているので話が耳によく入りました。付近で昼食後、三国志諸葛亮の最後の地「五丈原」へ、私が行きたかった場所でもあります。諸葛亮を祀った廟とそれを支えた臣下たちがいました。今後、こちらに三国志テーマパークを作りたいらしく完成予想図のマップと資材がそこら中に置かれていました。今後に期待です。市内に戻った後は高級マッサージ店で豪華な気分を味わいました。日本より安価に受けられるのでこちらもお勧めです!

第九日目:5/5(日)

中国GWも昨日で終わり、日常を取り戻しました。学生は学校へ、大人は出勤しています。この日の午前中はまず楊貴妃で有名な華清池へ、市内から少し離れた郊外にあります。いろいろなお風呂跡を見たり、西安事件の痕跡なども残っている観光地でした。その後、クライマックスは西安の代表観光地「兵馬俑」へ、こちらではGW中は毎日6万人以上の観光客が押し寄せ、チケット発券が停止したとのニュースもあるほどでした。それなりに込み合っているように見えましたが、ガイドさんは「今日は空いてるね」と言っていました。観光地としてもスケールが大きく整備されており、様々な国の観光客が見られました。最後に食事会を行い、翌日早くに出発する方もいるため、荷物準備と早めに就寝をしました。

兵馬俑博物館入口にて集合写真

第十日目:5/6(月)

いよいよ最終日、4名は本日帰国、残り2名は延泊にて帰国スケジュールでした。早い便の方は早朝タクシーで空港へ、残った4名と今回の短期留学で非常にお世話になった西安外国語大学の先生とお別れ会食。それぞれ異なる便で帰国でしたが私ともう一名はトランジットで香港観光も楽しみ日本へと帰国しました。

西安城壁にて旅の記念写真

いかがでしょうか。ご紹介しきれない話や写真も多々あり、まだまだ西安の魅力を伝えきれていませんが「百聞は一見に如かず」とはよく言ったもので生の中国を見て、生の中国人と接することが、なによりの勉強になると実感してきました。イーチャイナアカデミーでは今後も中国の大学と連携した短期留学を企画していくつもりです。ぜひ一緒に中国へ行きましょう!

最後にご参加いただいた参加者の皆様及び西安外国語大学の先生がたにこの場を借りて感謝申し上げます!今回の「2019GW西安短期語学留学」の成功は皆様のご協力のおかげであります!多谢!!

2019GW西安短期語学留学

文責:イーチャイナアカデミー池袋校 市川