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Category Archives: 中国の地理

池袋中国語コラム 中国新一線都市紹介~青島~

 

“池袋中国語コラム”とは・・・

中国語学習者のための”池袋発”中国語学習に役立つコラムです。中国に関することだけでなく様々な話題を中国語を交えて紹介していきます。このカテゴリーでは、中国赴任や出張などビジネス向けの方にお勧めの情報・ノウハウを提供しています。

【啤酒之都:青島】

アジアとヨーロッパの文化が混在する都市、青島(qīng dǎo )

ヨーロッパに旅行に行きたいと思うことはありませんか?異国情緒に触れてみたいと思う方は多いはずです。でも残念ながらいろんな事情で実現が難しかったりします。そんな方に是非足を運んでいただきたいのが青島です。

青島市(qīng dǎo shì)といえば青島ビールでよく知られています。山東省の都市で山東半島の東側に突き出た場所に位置しています。半島なので海沿いの都市なのですが、山もあるので海と山どちらも楽しむことができるという非常に地理的に恵まれています。さらに、ドイツが青島を租借地としていた時期もあってヨーロッパの文化が青島に残されるようになりました。街並みが西洋風に整えられて、街路樹が植えられ、なおかつドイツの技術をもとにビールの製造がおこなわれるようになりました。そのため海の魅力、山の魅力、アジアの魅力、ヨーロッパの魅力を兼ね備えた都市青島が中国でも有数の観光地となったのです。ここではそんな不思議な魅力を持つ都市、青島について紹介します。

 

まるで気分はヨーロッパ旅行!!ドイツ風の街並みを散歩する

 

是非青島に来たらまずはドイツ風の街並みを楽しんでみてください。中国語では“红瓦绿树、碧海蓝天”(hóng wǎ lǜ shù ,bì hǎi lán tiān)(赤い屋根に緑の木々、碧い海と紺碧の空)という言葉で青島の魅力が紹介されています。青島でもこの雰囲気を楽しめるのは海沿いの市南区、しかも旧市街と呼ばれる一部の地域だけです。青島にいったら旧市街のメインストリートである中山路を中心にして移動していくとどこへ行くにも観光がしやすくなります。

 

青島旧市街の起点!!

中山路(zhōng shān lù) 

今回の青島紹介記事の起点となるこのストリートですが、旧市街のメインストリートです。青島有数の繁華街でB級グルメから海鮮レストラン、ファーストフード、カフェ、お土産屋、デパートなんでもそろっています。もちろん食べ歩きもOKなのでいろいろなグルメを楽しんでみてください。

 

海の真ん中から青島を一望!!

桟橋 ( zhàn qiáo )

中山路をまっすぐに海側に向かって進んでいくと長い桟橋があります。1892年、清の時代に建造された海上遊歩道です。橋を最後まで歩くと二階建ての八角亭があります。橋の長さは440メートルなので無理なく歩いていくことができます。この桟橋の魅力は海の上から青島の赤い屋根で統一された街並みを一望することができるところにあります。小高く立ち並ぶ赤い屋根の建物と丘の木々の緑、そして紺碧の空が織りなす風景は一度目にしたら一緒忘れることはないでしょう。可能であれば天気の良い日を選んでいってみてください。

プチ情報:ここではカモメが飛び交っています。カモメのエサが売っていますので飛び交うカモメにエサをあげても楽しいと思います。

桟橋から東に向かって海沿いにずっと歩行者用の道が続いています。この道をまっすぐ行くと大学路や八大関に行けます。この道沿いではいろいろな小物が売られています。海沿いの景色を楽しみながら地元の人々の生活も観察して歩いていくと楽しいと思います。

繁華街の喧騒を離れて静寂に身を寄せてみるのも一興です…

 

大学路 ( dà xué lù )

桟橋の方から東に向かって歩いていくと、人々でにぎわう中山路とは全く対称的な並木道があります。それがこの大学路です。中国海洋大学に沿って緩やかな坂道が続いています。この大学路は青島市で最も早く作られた近代的な道路と言われています。観光客によく知られた海沿いの遊歩道とは異なり、人が少なく散歩したりゆっくり過ごしたりするには最適です。また、ここにはおしゃれなカフェが沢山並んでいます。是非都会の喧騒から離れて優雅なひと時を過ごしてみてください。

 

中国海洋大学魚山校区( zhōng guó hǎi yáng dà xué yú shān xiào qū)

大学路沿いにあるこの海洋大学ですが、西洋式の建築が有名です。1924年に創立されたこの大学は外観においては中国国内における評価がとても高く、中国美しい大学トップ10に挙げられています。西洋式建築という観点においては中国国内ナンバーワンと他の追随を許さない圧倒的な評価を受けています。うれしいのが観光客でも普通に学校に入ることができるところです。大学の中の運動場は週末、夕方になると近所の人たちが運動するために集まってきますので地元の人の生活を観察することもできます。緑化にも特化していて、春は桜の花を咲かせます。また構内の丘を登りきれば海を眺めることもできます。当然、無料です。完全に穴場なので大学路に来たらぜひ行ってみてください。

 

青島の赤い屋根を一望してみよう!

小魚山公園(xiǎo yú shān gōng yuán )

大学路のすぐそばにある公園です。青島市内と海の景色を一望することができます。この公園はそれほど大きくないのですが、ここの売りは中山路や大学路からのアクセスが良いことと丘がさほど高くないので手軽に行くことができるというところです。チケット代もとても安いです。少し高い位置から景色を眺めたいけど時間もお金もそんなにないという場合にはおススメです。桟橋、小青島、魯迅公園、丘にひしめく赤い屋根すべてを展望可能なのでコスパは十分です。

 

信号山公園(xìn hào shān gōng yuán)

大学路から若干丘の方に向かって上がっていったところにある公園です。上に紹介した小魚山公園より高い位置にあるので展望するには持って来いです。最上部の球形の展望台もやはり周りの建物群に合わせて屋根が赤くなっていて、外から見て一目でわかるようになっています。公園内は階段が多いので体力に自身のない方は小魚山公園をチョイスすると良いでしょう。ただ、その分ここの景色は格別です。特におすすめなのは日没の時間帯です。西の海に沈む太陽が放つ淡い光を青島の空と海が優しく受け止め、それを赤い屋根の建物たちが静かに見守る風景は見る者を静寂にのみこみます。

 

異国情緒に富む別荘地帯でヨーロッパの雰囲気に浸ってみよう!!

八大関 (bā dà guān)

桟橋から東に向かって海沿いの遊歩道を歩いていくとひときわ異国情緒にあふれた街にたどり着きます。ここはいわゆるドイツの租借地であった時の別荘地です。外国の領事館などもあります。特筆すべきなのは、ここにある200余りの建造物にはロシア、イギリス、フランス、ドイツ、アメリカ、日本、デンマーク等の20ほどの国の建築様式が反映されているということです。また、街路樹の種類も豊富で四季折々に咲く様々な花を楽しむことができます。そのため中国国内では“世界建築博物館”とも呼ばれていたりします。今でもほぼ当時そのままの建造物が残っていて、商店なども入っていないので静かに散歩することができます。

プチ情報
「花石楼(huā shí lóu)」:ロシアから亡命してきた貴族がロシア人設計師に建てさせたものです。
「公主楼(gōng zhǔ lóu)」:デンマークの領事館があったところ、別名プリンセス楼。名前の由来はデンマークのプリンセスが訪れたことからきている。
「元帥楼(yuán shuài lóu )」:1940年に日本人が建てたといわれています。今の中国が建国されてから当時の元帥たちが泊まったといわれています。ただ、今でも要人たちが実際に泊まるホテルの一角にあるため見学はできません。

 

山の魅力も堪能してみよう!!

嶗山 ( láo shān )

市内から40キロほど離れた位置にこの嶗山があります。「海や建造物も良いけど私は山も見たい」という方はぜひ足を運んでみてください。この嶗山( láo shān )は海抜1132メートルで、黄海にも面しているので展望という観点からしても他の場所とは違うレベルにあります。ただ、嶗山( láo shān )の魅力は展望だけではありません。峡谷もとても有名で中でも“北九水景区”(běi jiǔ shuǐ jǐng qū)と呼ばれる場所には毎年国内からも多くの人が観光に訪れます。山も青島の欠かせない魅力の一つですから時間に余裕があればぜひ行ってみてください。
※市内から行く場合はかなり距離がありますので朝早く起きて行っても丸一日かかります。

 

青島と言えばやはりビールは欠かせない!!

青島啤酒博物館(qīng dǎo pí jiǔ bó wu4 guǎn)

青島へ来たらやはりここへ行ってみたいですよね。ドイツが持ち込んだ技術をもとにして開発された青島ビールの製造過程を見学することができます。工場の中も見学者が楽しめるようにアレンジされていますので普通にいるだけで楽しい空間になっています。そして、見学後には異なる種類の青島ビールの試飲も可能です。

青島ではビールが有名であることは何度もお伝えしましたが、ここの特色は“扎啤”(zhā pí)と呼ばれる種類のビールがあることです。ふつう私たちが口にするビールは高温殺菌するのですが、この扎啤(zhā pí)は微多孔膜と言われる濾過方式を採用してます。天然で添加物がなく栄養も豊富なビールとして知られています。この扎啤(zhā pí)は青島のあらゆる飲食店で売られており、小さな商店でも売っていたりします。地元の人はなんとこのビールをビニール袋に入れてもらって家に持ち帰って飲むという習慣があります。値段も安く、地元の人が行くようなお店では500ml3元くらいで購入できます。せっかくなのでこの独自の文化を味わってみてください。

 

ビール街(啤酒街pí jiǔ jiē)

夏の青島ではとにかく多種多様なビールを楽しむことができます。黒ビール、赤ビールといったものの他にもなんと緑のビールもあります。配合するフルーツによって異なる色になるそうです。青島ビール博物館からすぐそばの所にありますので、是非いろいろなビールの味わいを楽しんでみてください。

※プチ情報:ビール街のほとんどの店は夏季限定です。

クラフトビールおススメの店 

日本でもそれぞれの土地で作られたクラフトビールが注目を集めるようになっていますが、ここ青島でも店主こだわりのビールを売っているお店があります。ドイツビール、ベルギービール、黒ビールなどに加えてフルーツと一緒に調合したライチビール、ドリアンビール等の独創的なビールを楽しむことができます。お店は大きくはないですが、レトロな雰囲気の中でビールを楽しめます。大学路の入り口に位置しています。
酷猫精酿酒吧(kù māo jīng niàng jiǔ bā):青島市市南区大学路10号

豆知識:日本とは異なり中国ではアルコールを自作することが法的に許されています。それだけに自分でビールの製造をしやすい環境となっています。

 

~料理~

おまたせしました。すっかりグルメが後回しになってしまった感がありますが、それだけ青島は魅力いっぱいということです。青島のグルメで代表的なのはやはり海鮮です。いたるところに焼きイカのお店がありますし、いたるところでエビやカニなども楽しむことができます。そして、なんといってもアサリが有名です。ぜひビールを片手に盛りだくさんの海鮮を楽しんでみてください。

※ビールと海鮮は痛風を引き起こしやすいため注意が必要です。実際青島の地元の方で通風になってしまった方も多くおられます。

※プチ情報:蛤蜊[gé lí]は中国語でアサリのことですが、青島の方言では[gā là]と言います。

 

墨鱼水饺(mò yú shuǐ jiǎo)

あと、青島でもう一つ紹介したいのが餃子です。「餃子?中国にはどこでもあるでしょう?」と思われるかもしれませんが、ここ青島には特有の餃子があります。まずは黒い皮の餃子(墨鱼水饺mò yú shuǐ jiǎo)、これは餃子の皮を作るときにイカの墨を混ぜているために皮の色が黒くなっています。そして、黄色い皮の餃子もあります(黄花鱼水饺huáng huā yú shuǐ jiǎo)。これは黄花魚(huáng huā yú)と呼ばれる中国で良く食されている魚の身をすり込んで作ったため黄色くなっています。青島はビールだけでなく餃子も色とりどりなんです。どちらとも水餃子です。日本の焼き餃子と違うのは皮自体の味が非常にしっかりとしてることです。ぜひこの餃子を味わってみてください。


おススメの店:船歌青岛一店(chuán gē qīng dǎo yī diàn)(青岛市市南区瞿塘狭qú tang xiá路39号)

 

~まとめ~

 

以上、青島の魅力を紹介してみました。いかがだったでしょうか?青島には今回紹介できなかったスポットもまだまだあります。青島は中国国内の中でも独特の魅力を有する都市で、みんなからこよなく愛されています。街並みそのものが見どころなのでもし可能であればいろいろな所を自分の脚で歩いて観光してみてください。きっと唯一無二の素晴らしい思い出になるはずです。

 

池袋中国語コラム 中国新一線都市紹介~無錫~へつづく

 

お勧めレッスン: ビジネス中国語

池袋中国語コラム 中国新一線都市紹介~瀋陽~

 

“池袋中国語コラム”とは・・・

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【東北最大の都市:瀋陽】

日本もなじみ深い北東の古い工業地帯―瀋陽(shén yáng)

瀋陽とはどのような都市でしょう?
瀋陽は中国東北部の古い産業基地を保有する都市の1つであり、鉄鋼、機械、石油、化学産業を核とした完全な産業システム保有し、新しい中国の建設と発展に貢献をしています。しかし近年、産業技術と設備の老朽化が相次ぎ、ハイテク産業の不十分な発展による、中国東北部の古い産業基地は徐々に衰退しています。新しい中国の発展のために工業観点から最善を尽くしていた瀋陽は都市の経済成長のペースを遅くし、それに伴い、生活感もゆるやかになり、物の価格や住宅価格も安くなっています。同時に、瀋陽は多民族都市でもあり、多くの民族が共存することであらゆる食の文化が発展しており、低価格で多くのグルメが存在します。瀋陽の人々は日本人に比較的に似ており、懐かしさを感じさせる町並みと都会的な建造物が同居し、自然豊かな景勝地、古くに建てられた歴的建造物など、多くの見所がある都市です。

 

~瀋陽概要~

瀋陽は「瀋」を短縮したもので、遼寧省の省都、副省級市、特大都市、東北地区の政治、経済、文化センターと交通の中枢の中心です。
中国北部戦区司令部が駐在しており、遼寧中部に位置し交通は非常に便利で,長江デルタ、珠江デルタ、京津冀地区は関東地区の総合的な交通の中枢につながり、是北東部の交通中心網で全国へ展開されています。瀋陽軍事地域は、中国人民解放軍の5つの軍事地域の1つであり、北東部の軍隊を率いて指揮しています。瀋陽の気候的には、全年平均気温は6.2〜9.7°Cで、温暖な半湿潤の大陸性気候です。瀋陽の年間降水量は600〜800 mmです。モンスーンの影響により、降水量は夏に集中し、気温差が大きく、4つの季節がはっきりしているのが特徴です。 冬の寒い時期は長く、約6か月間、冬のマイナス30度の極寒は普通です。冬に瀋陽に行かなければならない場合は、ダウンジャケットなどの厚手の服を全部持ってきてください。夏の時期は短く、雨が多く降ります,瀋陽の夏は暑く、遊びのベストシーズンは秋です。

現在の瀋陽市の居住人口は810万6200人で、 世帯人口は746万人、そのうち都市部の人口は601万4千人ほど住んでおります。また、瀋陽の特徴の一つとして、多くの民族が共存することがあります。長い歴史的発展の中で、漢民族を中心とした多民族居住区を徐々に形成してきておりましたが、 漢民族は瀋陽市の建設(黄城)以来、瀋陽に定住し始めた生活民族で、少数民族としては満州人、朝鮮人、回族、西部族、モンゴル人も多いです。瀋陽の少数民族の大半は满族、朝鲜族、シベリア族とモンゴル族です。満州王朝の発祥の地であり、1625年以来、当時の清の皇帝ヌルハチは首都を遼陽から瀋陽に移し、多数の満州の人口が瀋陽に移り住んでいます。韓国人は第二次世界大戦中に朝鮮半島からの移動を余儀なくされた移民であり、主に瀋陽の西タワー地区を中心に、遼寧省の吉林や他の都市や郡を通って瀋陽に移動しました。 モンゴルと元王朝の時代、恵人は瀋陽に祖先があり、明後期と清初期にグアネイから移住して小さな集塊地域を形成しています。

 

~観光~

瀋陽には旧・満鉄付属地など日本人にとってもなじみのあるスポットが残されています。歴史的建造物の他に一面に広がるマツナが真っ赤に高揚する紅海灘風景区、世界遺産に登録された瀋陽故宮、グルメやショッピングが楽しめる中街など、見所満載です。そんな、瀋陽のおすすめスポットをいくつか紹介します。

 

旧・満鉄付属地(jiù mǎn tiě fù shǔ dì)

戦前、多くの日本人が住んだのが旧・満鉄付属地と呼ばれた一帯で、南満州鉄道株式会社(満鉄)が碁盤の目のような道路をはじめ、住宅、学校、病院、公園、消防、宿泊施設などの街づくりを行なった場所です。現在も多くの建物が残っており、いわば旧・日本人街ともいえることから、日本人旅行者のノスタルジーを誘う観光スポットとなっています。ノスタルジックな人はカメラを持って行ってもいいと思います。

 

瀋陽故宮(shěn yáng gù gōng)

瀋陽故宮は遼寧省瀋陽市沈河区に位置し、聖京宮とも呼ばれ、清朝初期の宮殿でした。 瀋陽故宮は大津の運命の10年(1625年)に建てられ、清朝の崇徳元年(1636年)に完成しました。 総面積は63272㎢、建築面積は18968㎢。1961年に、国務院は瀋陽故宮を全国の重要文化財保護部隊の最初の場所として指定しました。2004年7月1日、中国蘇州で開催された第28回世界遺産委員会会議は、瀋陽故宮を明および清の皇居の文化遺産の延長として世界遺産リストに含めることを承認しています。2017年、瀋陽故宮博物院は「国立一等博物館」に昇格した、まさに瀋陽の顔とも言うべき観光地です。
瀋陽宮は中国で2つの無傷の宮殿群のうちの1つです。 瀋陽故宮博物院はすばらしい古代宮殿建築を持っているだけでなく、国内外でその豊かで貴重な保管物が存在することで知られており、宮殿には宮殿から残された多数の古い宮殿の遺物があり、様々な展示ホールの宮殿では、これらの貴重な宝物を見ることができます。宮殿は、東部建築、中部建築、西武建築の3つに分かれており、それぞれ、遺物や当時の歴史的建造物を思う存分堪能することができます。

 

紅海灘風景区(hóng hǎi tān fēng jǐng qū)

紅海灘風景区は自然が生んだ摩訶不思議な場所です。そこには様々な観光スポットやテーマパークがあります。有名な部分を5つほど紹介します。「紅海の氷の筏」は紅海の18キロに及ぶ海岸線において、中国北部の海岸線に氷が積もっていく光景です。まさに圧巻です。巨大な氷の層がお互いに押し合い、衝突し、広大なアイスの世界の沖積地形が形成されています。「葦の迷宮」は道教の八卦掌術に基づいて設計され、天然の葦を中心に人工的な方法で構築された4万㎢のテーマ迷路で、中国で唯一、冬の葦を改造した迷路です。「氷上のアトラクションエリア」は45×70m(約3,000平方フィート)の大きさのアイスリンクがあり、島に最も近い海面のレジャースポットに位置しています。アイススケート、アイスポンプ、氷の綱引きなど、様々な氷のエンターテイメントやイベントが開催されています。「丹頂鶴との出会い」は広大な葦の海で鶴のペアに出会えるチャンスがあります。 この湿地帯には、越冬するツルやガチョウ、パンダカケスなどの渡り鳥が生息しており、毎年、葦の間で冬を過ごしています。他にも目玉スポットは多く存在します。「愛の回廊」は、整備された遊歩道を進むと、青空に白い雲が揺れる紅海の紅い部分に出ます。紅海はロマンの発祥の地であり、湾曲した川が愛の夢を海に運びます。 “結婚までの千マイルもの旅路 “は、回廊のテーマであり、形状はハート型の廊下とアーチ型のカササギ橋が接続されており、赤いリボンに似ています。

 

~グルメ~

 

先の説明にありましたように、多くの少数民族が瀋陽内で共存しているため、それぞれの文化が複合され、特殊な食文化を形成しています。下記に代表的ないくつかの料理を紹介します。

 

老辺餃子(lǎo biān jiǎo zi)

老辺餃子は遼寧省瀋陽市の伝統的かつ有名な料理であり、瀋陽の特産品でもあり、創業から現在まで180年以上の歴史を持つ老舗の餃子です。 1829年に設立され、2000年にギネス世界記録に世界最長の餃子屋として認められました。老舗餃子は、素材選び、繊細な作り、独特の形、まろやかな味わいなど、長い歴史の中でとても有名です。中国の餃子といえば、一番思い浮かぶのは餃子ではないでしょうか。しかし、老辺饺子は蒸したり、茹でたり、揚げたり、ローストしたり、何十種類もの調理方法があります。肌が薄くてふっくらしていて、香りもおいしく、油分を感じさせません。 その独特の風味から、すぐに瀋陽を中心に全国的に有名になりました。瀋陽に来たら、ぜひ足を運んで食べてください。

 

李连贵燻肉大饼(lǐ lián guì xūn ròu dà bǐng)

李蘭桂のベーコンは褐色がかった赤い色をしていて、痩せていて、太っているが脂っぽくなく、スモーキーでさっぱりとしていて、食べては夜にげっぷをしてしまいます。
満月のような丸い黄金色のケーキは、何層にも層が分かれていて、外はカリッとしていて、中はやわらかいです。 甘いタレをつけて食べ、ネギを千切りにして、粟と緑豆とナツメ粥を飲んで味を引き立てます。 疲労回復、夏バテ防止、胃を強くする、消化を助けるなどの薬効があり、美味しい薬膳料理が一つにまとまった珍しい珍味です。

 

西塔大冷面(xī tǎ dà lěng miàn)

食の豊かな土地である瀋陽では、ほとんどの人が食通です。瀋陽は四季がはっきりしているだけでなく、食べ物にも四季があります。夏になると、冷麺は1日3回は誰もが食べたくなるようなさっぱりとした一品です。瀋陽の冷麺といえば、瀋陽の地元の人は間違いなく「西塔大冷麺」と言います。65年前から韓国冷麺を提供しているお店で、韓国冷麺のメニューが有名です。 冷たい麺はさっぱりとしていてコシが強いので、夏場に一杯食べると喉の渇きを癒すことができます。 冷麺だけでなく、日本では珍しい「犬肉」をはじめとした韓国料理の種類も豊富です。 食事の時間になると店の外にはいつも行列ができているので、瀋陽を訪れた際にはぜひ一度食べてみてはいかがでしょうか。

 

鸡架(jī jià)

鸡架とは、鶏の皮、太もも、胸肉、頭、首、翼、内臓を除いで、残りの部分はほとんどすべて骨です。 それを鸡架と呼びます。鸡架は中国全国で食べられますが、瀋陽の消費量は他のどの都市よりもはるかに多く、瀋陽の鸡架の消費量が国内の他の都市の総量を上回ったと言っています。瀋陽の人々は鸡架を食べたり、料理したりが大好きです。スモークチキン、ミックスチキン、焼きチキン、フライドチキン、醤油炒めチキン、煮込みチキン、チキンスープなど、瀋陽ではチキンスタンドが作られています。 とても安くて、夏の夜には冷たいビールと一緒に美味しい真夜中のおつまみになります。

 

まとめ

旅行は経験であり、未知の世界への憧れであり、これまでの自分自身とは異なることができるとても良い機会です。瀋陽は日本からも近く、休暇を取って遊びに行きやすいです。四季をはっきりと感じることができ、歴史的な建造物や風景地区も多く、違った視点での歴史的見解やこれまで見たこともない景色を見ることができるでしょう。ぜひ足を運んでみてください。

 

池袋中国語コラム 中国新一線都市紹介~青島~へつづく

 

お勧めレッスン: ビジネス中国語

池袋中国語コラム 中国新一線都市紹介~東莞~

 

“池袋中国語コラム”とは・・・

中国語学習者のための”池袋発”中国語学習に役立つコラムです。中国に関することだけでなく様々な話題を中国語を交えて紹介していきます。このカテゴリーでは、中国赴任や出張などビジネス向けの方にお勧めの情報・ノウハウを提供しています。

【世界工厂:東莞】

東莞(dōng guǎn )は地理的に非常に恵まれた場所です。広州、深圳、香港の中間に位置しているため産業が発展しやすく中国最大の工場群があります。これらの中国朱江河口の主要都市である広州、香港、深圳、東莞、マカオを結ぶ三角地帯を中心とする地域を朱江デルタと呼んでいます。産業の発達に伴い数多くの出稼ぎ労働者が職を求めて集まっています。東莞の人口が約840万人であるのに対し、省外からの流入人口が415万人以上となっていて中国国内のあらゆる場所から来た人がここ東莞に集まっているのも特徴です。

豆知識:朱江デルタは産業が発達しているため多くの出稼ぎ労働者が職をもとめて移住していて域内人口は7000万に達するといわれています。

こうした特徴について知ると「東莞に観光で行っても楽しくないのでは?」と思うかもしれませんが、実はそうでもないのです。この東莞はなんと国連環境署公認の“国際ガーデン都市”で千平方キロメートルにも達する生体保護区があります。森林カバー率も37%に達するほどで先ほど紹介した産業の発達とは裏腹に環境面でもしっかりと管理、保護された都市なのです。そして、私たち人類が決して忘れてはならない大事な教訓について語っている都市でもあるのです。

 

東莞について知っておくべきこと

東莞市には虎門鎮(hǔ mén zhèn)という場所がありますが、この場所はかつて清国と大英帝国が戦争をした舞台です。日本の歴史の授業でもアヘン戦争について学びますが、ここはアヘン戦争にちなんだ観光スポットがいくつかあり、中国国内の旅行者でもここを目当てに東莞に旅行する人もいます。アヘン戦争のきっかけになった出来事は林則徐が当時中国に流入していたアヘンを押収して虎門にある人工池でアヘンと石炭を一緒に投入して化学反応を発生させて処分したことにありますが、これらの出来事がここ東莞でおきました。それで1840年に起きたアヘン戦争から180年が経過した今でも薬物がもたらした悲劇を忘れないためにここ虎門には多くの博物館、記念館があります。

 

鸦片戦争博物館(yā piàn zhàn zhēng bó wù guǎn)

ここでは戦争のきっかけとなったアヘンについて紹介されています。前述したとおりアヘンは人工池に廃棄されましたが、この時に廃棄されたアヘンはなんと1500トンもの膨大な量に達したといわれています。石炭と化学反応させたときの様子が絵に描かれており、当時の様子を垣間見ることができます。

 

海戦博物館(hǎi zhàn bó wù guǎn)

アヘン戦争の舞台となった虎門大橋をここで見学することができます。ここでは実際にアヘン戦争で用いられた威遠炮台の跡が残されています。戦争時にどのような戦術が用いられ、どのように進展していったかが当時の資料と絵で説明されています。ここは戦争に関する博物館ですから、当然無邪気に楽しむような雰囲気の場所ではありません。しかし私たち人類が決してかかわってはいけないもの、薬物がもたらす悲劇について来館者に強烈なメッセージを残しています。

プチ情報:ここでは薬物に手を出してしまったスターに関する記事が大きく貼りだされています。中には中国で人気のある日本の有名人に関する記事が出ていたりします。

 

横档島 (héng dǎng dǎo)

この島にも砲台の跡地があり、観光することができます。虎門大橋の下に位置していて普通に歩いて一周することができる小さな島です。島から眺める海の景色もまた格別です。夏には浜辺で海水浴を楽しんでいる人たちもいます。島への入場料も20元くらいと大変手ごろなので博物館へ来たら是非ついでに立ち寄ってみてください。威遠炮台附近にモーターボード乗り場があり、そこから横档島へ行くことができます。本来なら移動手段としてのモーターボードなのですが、大型船の合間を縫うようにして全速力で走るためかなりエキサイティングです!!波でボートが浮き上がることもありますのでしっかりロープを掴んでおくようにしましょう。当たり前のように海水をかぶりますので濡れてもいいようにスマホなどの電子機器は防水できるように準備をしておき、着替えも用意しておきましょう。

アヘン戦争は現在の中国史、近代世界史を理解するうえでも非常に大切な出来事です。そういった意味で非常に価値のある場所ですから東莞を訪れた際には立ち寄ってみてください。

 

外国人居住区(wài guó rén jū zhù qū)

東莞はとても産業が発達していて外から多くの人が働きに来るということはすでに紹介しましたが、中国国内のみならず国外からも多くの人が仕事のために来ています。東城区には韓国人居住区があり道行く看板はすべて韓国語で表記されています。ここで韓国焼肉を堪能することもできます。そして東城風情歩行街には日本料理店も数多く見受けられます。日本食が恋しくなってしまったらここへきてもよいかもしれません。そしてこの東城区には欧米人居住区もあります。まさに千差万別です!いろいろな人が集まっているのが東莞の魅力の一つですのでこの東城区の外国人居留区にも足を運んでみてください。様々な国の異国情緒を楽しむことができます。

 

東莞可園(dōng guǎn kě yuán)

東莞には170年前に造られた庭園があります。それが可園(kě yuán)です。この場所は2001年には中国国務院によって全国重点文物保護単位に指定されました。実は広東省では明朝や清朝の時代に庭園造りが盛んで、多くの庭園が造られました。それらを総称して“嶺南園林”と呼ばれています。残念なことに時の流れの中で当時の庭園はほとんど姿を消してしまいました。そんな中、この可園(kě yuán)はその当時の貴重な庭園を見事に保存しています。

この可園(kě yuán)の設計においては非常に高度な技術が用いられていて小さい空間を大きく感じさせる技法が用いられています。“咫尺山林(zhǐ chǐ shān lín)”と呼ばれる技法なのですが、池、道、建物をバランスよく配置して限られた空間を最大限に利用することで大自然を表現しています。興味深いのがあの有名な三国志に出てくる戦術の“八卦の陣や”孫子の兵法にある“四方発達”の理念をなんと庭園設計に取り組んでいるところです。

世界的に見て日本人の家屋はとても狭いといわれています。私たち日本人はそんな中で快適に生活するためにスペースを上手に活用していかなければなりません。この庭園で用いられている技法は私たち日本人の生活に必要不可欠なヒントを与えてくれるでしょう。

豆知識:広東省には四大名園と呼ばれるものがあります。佛山の「梁園」(liáng yuan )、順徳の「清暉園」(qīng huī yuán)と番禺の「余萌園」(yú meng yuán) が挙げられますが、この可園もその中に名を連ねています。

もともと東莞は観光客が多い場所ではありませんが、そんな東莞においてさらなる静寂を醸し出しているこの可園には足を運ぶ価値が十分にあります。

 

旗峰公園(qí fēng gōng yuán)

この公園は黄旗山を囲むようにして作られた公園です。頂上まで行くと、展望台があり東莞の市内を一望することができます。30分くらいで頂上へ行くことができます。公園正面入口には湖があってボートに乗ることもできます。普段から近所の人が家族を連れて遊びに来ていたりしているので、中国の人たちの日常を垣間見ることができる場所です。

 

松山湖公園(sōng shān hú gōng yuán)

松山湖畔にある公園です。この松山湖は産業の発達している東莞においてもとりわけハイテク産業の中心地となっていて、中でも中国を代表する企業ファーウェイの研究開発基地があります。そんな中国経済を支える重要な場所にあるこの公園ですが、湖の周りをサイクリングして景色を楽しむことができるようになっています。地元の人が頻繁に訪れていて釣りをしていたりします。

 

下坝坊(xià bà fǎng)

少数民族である嶺南民族の風習が色濃く残っている地区です。建造物のデザインが中国のそれとも大きく異なっていて独特の雰囲気を醸し出している街です。天気のいい日は異民族文化を心行くまで堪能することができます。ほとんどのお店がバーやホテル、飲食店となっていて若い人たちが多く訪れます。

 

~グルメ~

 

ここからは東莞のグルメについて紹介していきます。広州などのグルメはすでに日本の多くの方に知られていますが、「東莞にグルメはあるの?」と思われるかもしれません。どうぞご安心ください!ちゃんと東莞ならではのグルメがあります。

 

冼沙鱼丸(xiǎn shā yú wán)

東莞と言えば、魚の身をすりおろして丸い形にしたフィッシュボールで有名です。東莞では“石鯉”という魚がよく取れるためその石鯉で作ったフィッシュボールが名物となっています。中でも高埗镇冼沙村という人口7000人ほどしかいない小さな村で捕獲した新鮮な石鯉を用いて作られたフィッシュボールは中国国内でも絶品と賞賛されています。

冼沙鱼丸が食べられる店:

冼沙鱼丸(旗峰路与东城西路交叉口东侧万科城市广场B1层)

 

鴨脚包(yā jiǎo bāo)

この料理も東莞独特の料理として知られています。特殊に調合したソースにアヒルの脚を漬け込んでおき、最後にアヒルの腸で脚をぐるぐる巻きにしたものです。歯ごたえがプリプリしていて、かんだ瞬間にゆっくりと油が染み出てきます。見た目が完全にアヒルの脚なので見かけで拒否反応を示してしまう方もいると思いますが、「私は全然気にしないけど」という強者のあなたにはおススメの一品です。

鴨脚包が食べられる店:

三正半山酒店餐厅(樟木头店) (石新路22号三正半山酒店)

烧鹅濑粉(shāo é lài fěn)

濑粉とは米で作った麺のことを意味します。東莞では伝統的にこの麺にアヒルの肉をのせて食べています。特にお祝い事があるときに食べるという習慣があるようです。中国では北京ダックに代表されるようにアヒルの肉がよく食されています。ぜひ試してみてください。

烧鹅濑粉が食べられる店: 

 
艳华饮食店 (莞城街道岗贝市场从村正路3号合家欢超市旁34号)

 

鱼包(yú bāo)

これもやはり東莞で捕れる石鯉を用いた料理です。先ほど紹介した冼沙鱼丸とは異なり、石鯉をすりつぶして皮を作り、その皮で豚肉、トウガンなどを包んでゆでてから食べるというものです。これも東莞ならではのグルメです。

鱼包が食べられる店:

海龙渔村(万江石美东悦酒店东30米 )

 

時間がない時はフードコートを活用してもよし

東莞のグルメをたくさん紹介しましたが、中国では“○○美食広場”と呼ばれる場所が多くあります。いわゆるフードコートのようなものですが、いろいろグルメが集まっている場所なので手軽に東莞の美味しいものを食べることができます。この場所は中国人観光客もよくいくような場所なのでぜひ行ってみてください。もちろんお金に余裕があれば高級レストランで東莞のグルメを味わえます。

金河畔美食广场:住所:运河东路113号

 

最後に

 

東莞について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?東莞は産業が発達している場所というイメージが強いのであまり観光地としてのイメージがないかもしれません。しかし実際には私たちにとても大切な教訓を教えてくれる貴重な場所ですし、歴史もしっかり保存されています。広東省のへ足を運ぶ際にはぜひ東莞もリストに加えてみましょう。

 

池袋中国語コラム 中国新一線都市紹介~瀋陽~へつづく

 

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池袋中国語コラム 中国新一線都市紹介~長沙~

 

“池袋中国語コラム”とは・・・

中国語学習者のための”池袋発”中国語学習に役立つコラムです。中国に関することだけでなく様々な話題を中国語を交えて紹介していきます。このカテゴリーでは、中国赴任や出張などビジネス向けの方にお勧めの情報・ノウハウを提供しています。

【毛泽东故居:長沙】

長沙は中国中南部の重要な商業都市で、経済はサービス業を主とし、中でも特にマスコミ関連や娯楽事業で有名です。ここ数年では、工業化推進のためハイテク技術産業と機械製造業がめざましい発展を遂げています。GDP総額が石家荘、ハルビンを上回ったことに続き、全市生産総額は済南、鄭州の2市を上回って3744.8億元に達し、中国省都都市の一つに数えられるほど大きな都市です。 
長沙はすでに水・陸・空すべての交通システムが整備されておりとても便利です。長沙黄花国際空港では39路線の便が就航し、北京、上海、香港、バンコクなど大都市からの直行便があります。

 

~長沙概要~

長沙は「星城」(xīng chéng)としても知られ、湖南省の首都です。国務院によって承認された中国の長江の中流の重要な中心都市です。中国の重要な食糧生産地、また、長江の中流と長江経済ベルトの重要な接点都市で、国の定める「2つの型を持つ社会」のための試験地区でもあります。つまり、一つの都市で、食糧生産と経済地区の両方を兼ね備えています。全国的な物流の中心地でもあり、北京-広州高速鉄道、上海-昆明高速鉄道、重慶-厦門高速鉄道が交差しています。長沙は中国中部、湘江の下流、長流盆地の西端、東湖南省の北にあり、東は江西省の宜春と平翔に、南は株洲と湘潭に、西は娄底と宜陽に、北は岳陽と宜陽2都市に隣接しています。市はその管轄下に6つの地区と1つの郡、および2つの副都市があり、総面積は11,819㎢で、市街地は567.32㎢です。2019年の時点で、地域のGDPは1兆1,574億2,200万元、居住人口は8.3945百万人、都市化率は79.56%を到達しており、永住者は200万人にも達しています。

長沙は国が指定した最初の歴史文化都市の1つであり、3千年経っても名前と場所は変更されていません。「曲嘉の故郷」、「楚漢の名城」、「小仙市」としても知られています。三国武建、岳麓学院、通関窯などの歴史的遺物も多くあります。長沙は改革運動と清朝末期の古い民主革命の起源の1つであるだけでなく、新しい民主主義の発祥の地の1つでもあります。黄兴、蔡锷、刘少奇などがとても有名です。長沙は、東アジアの文化的首都、および世界の「メディアアートの首都」で最も国際的なイメージを持っている都市の一つです。「テレビ湖南軍」、「湖南軍の出版」、「アニメ湖南軍」などの文化的ブランドを作成しています。長沙には51もの高校、 97もの独立した科学研究機関、14の国立工学技術研究センター、15の国立主要工学研究所があります。また、「天河」と呼ばれるスーパーコンピューターや国内初の3D焼結プリンターなどの科学的研究成果も多く残している都市です。

 

~観光~

中国でも、毛沢東主席の面影を強く残す都市はそれほど多くありませんが、湖南省の首都である長沙には毛主席の頭像が飾られています。芸術家や作家が集まる長沙は、中国文化を理解するには非常に貴重な場所です。

 

橘子洲(jú zi zhōu)

橘子洲は南から北に向かう向江にある有名な島で、川の中心部を通り、西にある川のふもとの丘に向かって、東にある古代都市を面しています。十四洲風景区は、全国の文明風光明媚な観光エリアであり、国の代表的な観光紹介サイトでは必ず紹介される場所で、瀟湘八景の8つの風光明媚なエリアの1つです。長沙の「山、水、大陸、都市」を目的としたツアーではメインの要素を担っています。景勝地の元の面積は約17haで、そのうちオープンスペースは約6haです。島内には数多く景勝地があり、現在新たに建設しています。「エコロジー、文化、観光、レジャー」というテーマに重点を置き、建物を最大限に活用、保存、保護し、歴史的および文化的特徴をさらに強調し、歴史的背景と特徴を統合しています。庭園と文化的景観の組み合わせは、人間と自然の調和を強調しています。祝日には祭りが催され、島の花火は見逃せない視覚のパラダイスになっています。

 

岳麓山(yuè lì shān)

江西海岸の岳麓山は長沙を代表する山です。岳麓学園や愛湾閣などの史跡が多くあります。山には緑豊かな木々があり、古くて有名な木々が随所に見られます。また、地元民もハイキングやレジャーで頻繁に訪れます。風光明媚なエリアには、南門と東門(北門とも呼ばれます)の2つの入口があります。山の麓にある岳麓学園、青峰峡の愛湾閣、1700年以上の歴史を持つグルシャン寺院、山頂にある雲の宮殿など、大部分の文化的名所は南門の近くにあります。また、山の中には黄興、陳天華、蔡英などの革命殉教者の墓地があります。景勝地の東門はロープウェイ下駅近くにあり、ロープウェイ上駅は景勝地として南泥湾山荘があります。近くには望王碑や望石洞などの景勝地もあります。岳麓山は巨大な「植物博物館」でもあり、晋時代の松、唐王朝のイチョウ、宋王朝のシナモン、明王朝、清王朝のカエデ、栗などの古くて有名な木が長年植えられています。山中には多くの甘木が生い茂っており、毎年11月中旬から12月上旬に紅葉を見に来ることは、長沙でロマンチックなデートスポットの一つにもなっています。おすすめとして藍湾亭と黄興墓は紅葉を見るのに良い場所です。風光明媚なエリアにはケータリングサービスポイントがたくさんあるので、遊ぶときに食べ物を気にする必要はありません。景勝地は観光バスも運行しており、南門と東門にバス停があり、終点は山の「観光回廊」になっており、手ぶらで1日中楽しむことができます。

 

湖南省博物馆(hú nán shěng bó wù guǎn)

湖南省博物館には豊富な文化遺跡があり、馬王水漢墓は非常に独特です。 馬王水漢墓の展示は、湖南省博物館の主要な展示物です。 展示ホールには、セミの羽で作られた無地の衣、よく保存されているコットンローブ、さまざまな上質で美しい刺繍、鮮やかな塗装の漆器、精巧なシルク絵画、豊富なシルクの本、洗練された彫刻があります。 あらゆる種類の木製人形、ピアノ、琴、笛などの楽器や武器も多く保管されています。 また、地下に保存されている女性の死体や内臓、復元された巨大な棺も展示されています。 3,000を超える貴重な文化的遺物が、馬王堆漢墓の3つの漢墓から発掘されました。それらのほとんどはよく保存されています。 セミの羽のように薄く、長さ1.28m、長袖、わずか49gの重さのある平織りの単衣があり、優れた製織技術を感じさせます。 10万語以上のシルクの本は、3号墓から発掘されました。 漢墓2号から発掘された地形図の描き方は、現代の地図とほぼ同じレベルです。

 

石燕湖(shí yàn hú)

石燕湖は長沙、株洲、湘潭の交差点にある丸天井馬郷にあり、長沙郊外のサファリパークです。山と静かな湖に囲まれた、自然の酸素バーであり、都会の人がレジャーで休暇を過ごすのに最適です。石燕湖には、深い歴史と長い文化の歴史があります。舜皇帝が南部の遠征中に残した舜帝石、関公の跳馬場、玉平峰、漢王朝の医学の聖人である長沙太守の張中京が足跡を残した百草園には、豊かな歴史的文化財産が多くあります。風光明媚なエリアには、ウォーターアミューズメントセンター、競馬クラブ、ダイビングクラブ、ビーチスイミング、トレーニングベース、石燕湖サファリパークなどプロジェクトが数多くあります。ドラゴンボートレースは石燕湖の大きな特徴です。鳳林の黄金色の秋のレースはドラゴンボートレースでいっぱいで、誰もが大きなボートを漕いで走り、とても活気があります。エリア内の動物の素晴らしいパフォーマンスも見られます。注目の動物は、高度綱渡り、優雅な姿勢をした4歳のクマです。また、エリア内にはゴーカート、乗馬、バンパーカー、ヨットなどの娯楽施設があり、楽しめること間違いありません。

 

~ご当地グルメ~

 長沙の下町の食事は種類が数多く存在します。四川風の辛さとはまた違った辛い料理が多く存在する一大グルメ都市です。どんなに舌が肥えている方でも、長沙では必ずおいしいと思える満足する食事に出会うことができます。食べたら病みつきになること間違いなしです。下記に代表的ないくつかの料理を紹介します。

 

臭豆腐(chou dòu fu)

湖南と長沙といえば、誰もが湖南衛星テレビの存在について最初に思い浮かべることでしょうが、長沙、湖南の軽食と珍味は絶対に見逃せません。 そして、これらの料理にもランキングがあります。 まず第一に臭豆腐です。長沙で最も有名な料理は当然のことながら、長沙を全国的に有名にし、国内外で名を欲しいままにした代表的な料理です。 臭い豆腐は、豆腐のにおいがするのではなく、塩水に漬け込むと独特の臭いがします。この独特なにおいは決して嫌なにおいではないですが、一般的には豆腐から出るものとは思えない匂いから臭い豆腐と言われます。 焼きたての臭い豆腐は臭くなく、逆にさわやかな香りがします。おすすめの一品です。

 

唆螺(suō luó)

主な材料は河に住むカタツムリと田んぼに住むカタツムリで、湖南省の河に住むカタツムリはどれもとても小さく、決して大きくはありません。 大きいのは田んぼに住むカタツムリです。 店主はまずトングでお尻を取り除き、殻を洗い、各店の秘伝のタレで調理し、殻の肉にソースの風味を煮込ませます。食べるときは、カタツムリの開口部をやさしく包み込み、殻に染み込んだソースで美味しいカタツムリ肉を味わってください。大変美味しく、賞賛の言葉しか出ません。湖南は辛みが強く味が強いので注意して食べてください。うまく辛みを調節して食べると良いです。

 

杨裕兴面条(yáng yù xīng miàn tiáo)

杨裕兴面条は地元民に非常に愛されている麺であり、 その特徴は、素材の適切な選択、丁寧な作りこみ、そして絶妙な調味料にあります。 柔らかな味わいで、麺を調理するときは、広いスープと茹で物に注目してください。スープは、豚の骨と母鶏を煮込んだもので、人気のあるポークヌードル、スパイシーヌードルから高級カニの黄色とホタテのヌードルなどすべての料理に使われています。 朝から晩まで多くのお客さんがその麺を食べています。

 

まとめ

旅行は経験であり、未知の世界への憧れであり、これまでの自分自身とは異なることができるとても良い機会です。長沙に行くと美しい自然風景、中国の歴史を多く体験することができます。四季もはっきりと感じることができ、自身の知識も増え、見たこともない景色で必ずや満足することでしょう。ぜひ足を運んでください。

 

池袋中国語コラム 中国新一線都市紹介~東莞~へつづく

 

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池袋中国語コラム 中国新一線都市紹介~鄭州~

 

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【中華民族の故郷:鄭州】

 

郑州(zhèng zhōu)概要

 

鄭州は中国の華中地区にあり、河南省の省都です。黄河の北にあるのが河北省、南にあるため河南省と呼ばれます。北京の南方,上海の北側で緯度は日本の東京に近いです。昔の商王朝の都があったことから“商都”と呼ばれたり、かつて黄砂が酷かったので1990年代に植物をたくさん植え,今では緑豊かになったことから“緑城”などの別称で呼ばれたりします。2019年時点で人口1035.2万人,総面積167,000㎢,中原地区の中核都市です。

国家歴史文化名城

鄭州が中核都市となった理由として夏王朝の発祥の地であることが挙げられます。中国8大古都(北京、南京、杭州、西安、洛陽、開封、安陽、鄭州)の一つに数えられます。歴史上、夏、商、管、鄭、韓の国が都を置きました。

古くは8000年前の裴李崗文化遺跡、6000年の大河村文化遺跡が見つかり、著名な古代文化遺跡として知られています。また5000年前,中華人の始祖とされる黄帝:軒轅氏がここに生まれ都を置きました。3600年前には中国第二の奴隷制王朝である商王朝が鄭州に都を建て、今に至るまで中心城区で7㎞の商代城壁遺跡を見ることができます。

鄭州市の中に商城遺跡、裴李崗文化遺跡、北宋皇陵、軒轅黄帝故里(xuān yuan huáng dì gù li)、杜甫故里、潘安故里などの歴史名勝や文化古跡が多くあります。各級の重点保護文物が451か所もあり、移動可能な文物が15万件と、全国でも有数の歴史文物が密集する都市で鄭州は国家歴史文化名城と言えます。

鄭州が中核都市となった理由に交通の要衝であることも関係しています。全国の重要な鉄道、航空、高速道路、電力、郵便の主要枢軸都市で,普通鉄道と高速鉄道ネットワークで唯一“二つの十字(双十字中心)”になっています。いわゆる“二つの十字(双十字)”とは鄭州を南北に走る京広线(北京から広州)と東西に走る隴海線(蘭州から連雲港)の交差点を表します。また日本の新幹線に相当する高速鉄道の新京広高鉄(北京から広州の南北の鉄道)と徐蘭高鉄(山東省徐州市から甘粛省蘭州市までの東西の鉄道)の十字点です。歴史上黄河の水害をたびたび受けていたので、経済発展は緩慢でしたが、20世紀始めに上記の隴海線と京広線が建設され、南北大動脈の交差点となったため、経済的地位はようやく上昇し始めました。


多くの外国人旅行客は鄭州の名前を聞いたことがあると言い,鄭州を通過したことがあると言います。それは鄭州が交通の重要な交差点として位置していることも要因しているでしょう。
このように交通が便利なので鄭州にはこういう言葉があります。“朝は広州でお茶を飲み、お昼は武漢で新鮮な魚を食べる、そして夜は鄭州で烩麺を味わい,翌早朝に北京で国旗掲揚を見る”。今ではすでに実現可能になっています。

 

~観光~

 

鄭州は中原の中でも独特の魅力を持っており、中国全土を見ても有名な観光都市と言えます。名勝歴史遺跡も多く、山や河の自然も豊富です。
鄭州がある河南省には3か所の世界遺産:「天地の中央」にある⓵登封の史跡群、及び中国三大石窟の一つ、②龍門石窟、また甲骨文の発祥地の③殷墟博物館があります。
日本でも有名な少林寺(shào lín sì)は鄭州から車で行ける距離です。少林寺は少林カンフーとして世界的にも有名ですし、お寺の周りには五岳の一つ嵩山を中心とした地質公園となっています。中国人の祖先とされる軒轅黄帝故里には現存する最古の天文観星台や最古の道教廟:宇中岳廟、中国四大書院の一つ嵩陽書院など多くの観光地があります。

 

登封 “天地之中”历史古迹(dēng fēng tiān dì zhī zhōng lì shǐ gǔ jì)

 

古来から五岳の中心をなす聖なる山とされた嵩山は、宗教的・文化的に重要な位置を占めてきました。歴代の王朝によって築かれてきた嵩山周辺にある嵩山少林寺をはじめとする8件の歴史的建造物群を対象とし、2010年に世界遺産登録されました。以下、8つの建造物が対象です:太室闕と中岳廟、 少室闕、啓母闕、嵩岳寺塔、少林寺建築群、会善寺、嵩陽書院、周公測景台と観星台。
「天地の中央」という呼び名は、かつての中国思想に基づいており、「中原」の事を指します。史跡群が主に登封に点在していることから、登録名称は「天地の中央」にある登封の史跡群となっています。

 

龙门石窟(lóng mén shí kū)

龍門石窟は河南省の洛陽から南に13kmほどの場所にあります。甘粛省の敦煌莫高窟、山西省の雲岡石窟とともに、中国三大石窟の一つにされます。
北魏の孝文帝が洛陽に遷都した493年頃から掘削が始められ、400年以上をかけて完成しました。伊水のほとりの東西を山に挟まれた断崖絶壁に南北1kmにわたって、大きいもので高さ17mのものから、小さいもので2㎝の像まで、10万体余りの仏像が保存されています。

安阳殷墟 (ān yáng yīn xū)

鄭州から車で2時間ほど北にある安陽市には世界遺産:殷墟があります。殷墟は中国の商王朝後期における都城の跡地で、3300年以上の歴史があります。ここでは殷墟博物館があり、商時代の文物を専門的かつ系統的に展示する中国唯一のものになっています。宮殿の基礎跡や王族の墓、数えきれないほど点在した住居跡、家族墓地跡、その間に点在した手工業作業場および甲骨文、青銅器、玉器、陶器を代表とする豊富な文化遺存からは、独特な殷墟文化と殷・商時代の王都としての規模の大きさを理解することができます。500点余りの文物は、国宝クラスのもので、高い学術的意義を有しています。

 

~祝典~

 

鄭州では毎年様々な祝賀イベントが行われています。中でも最もお勧めなのでが黄帝故里拜祖大典(huáng dì gù lǐ bài zǔ dà diǎn)と郑州国际少林武术节(zhèng zhōu guó jì shào lín wǔ shù jié)です。もし機会があれば一見の価値ありです!

黄帝故里拜祖大典(huáng dì gù lǐ bài zǔ dà diǎn)

毎年旧暦の3月3日,鄭州市の南にある新鄭市では黄帝故里拜祖大典が開催されます。春秋戦国次第の《竹書紀年》と漢代の《史記》などの歴史書には3月3日に新鄭市の茨山(俗称“始祖山”)に登り、黄帝をお参りしたという記載があります。2008年に黄帝拜祖祭典は中国国務院から国家級非物質文化遺産に認定されました。

 

鄭州国際少林武術節(zhèng zhōu guó jì shào lín wǔ shù jié)

鄭州国際少林武術節は武術、観光、文化交流を一体にした大型の総合イベントで1991年から始まりました。鄭州市は毎年9月1から5日の間に国際少林寺武術節を開催し,鄭州市と登封市が武術節の主要な会場です。この期間中、迎賓儀式、文体演目、少林武術試合、文芸演出、旅行観光などの活動が行われます。

 

~鄭州の美食~

観光する時に忘れてはならないのがその土地の美食を楽しむことです。鄭州にも美味しい料理がたくさんありますのでぜひ味わってください。
鄭州は北方地域になるので小麦が主食です。例えば、馒头(具のない肉まん)、菜馍、油卷、包子、烙馍、油饼、菜盒、烧饼、油条、炸菜角、面条などがその種類です。また河南人は麺が大好きで麺の種類も豊富です。例えば、汤面条、捞面条、炸酱面条、卤面条、炒面条、牛羊肉烩面条などが代表的です。もし最もお勧めな麺を一つあげるとすればそれは烩面(huì miàn )でしょう。

 

烩面(huì miàn )

鄭州の烩面(huì miàn )は河南省鄭州市周辺の名物料理です。そして河南小麦料理の代表とも言えます。中国十大麺料理の一つにも挙げられます。羊の骨を5時間以上煮たスープは白く,手延べの幅広麺がもっちりとして美味しいです。お好みで辣椒(唐辛子)や酢などを入れ自分好みの味付けにします。
池袋の西口にある「池袋小吃居」というお店は河南人の方のお店なので本場の烩面を味わうことができます。お近くに寄った際はぜひ味わってみてください。

 

胡辣汤(hú là tāng)

胡辣湯は中国中原地域の伝統的なスープで、河南省の代表的な小吃です。逍遥鎮(Xiaoyao Zhen、周口市西華県の街)の逍遥胡辣湯と、北舞渡(Beiwudu)の2つが有名です。トウガラシと黒胡椒を牛肉の出汁から作ったスープの中に具材を入れます。牛肉、春雨、落花生、木耳、胡椒,ほうれん草,豆腐皮,などが入っています。
河南省では朝食として食べることが多く、葱油饼,油条,包子、馒头などといった面食と一緒に食べると食が進みます!

 

卤面条 (lǔmiàntiáo)

河南省の卤面はまたの名を炉面とも言い、河南の蒸した麺料理です。見た目は日本の焼きそばのようですが、豫菜(河南料理)の一つで中国全土に知れ渡っています。五花肉、ネギ、もやし、インゲン豆、などの具材が入っています。中国の百度によると、すでに2千年の歴史がある料理で世界史上、最も早く生まれたファーストフードとされています。

以上、鄭州について紹介してきました。河南省の人口は日本と同じくらいで中国の一つの省が一つの国だったとしておかしくないスケールです。百聞は一見に如かず、鄭州を通り過ぎるのではなく訪れてその魅力を実際に体験してください!

 

池袋中国語コラム 中国新一線都市紹介~長沙~へつづく

 

 

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池袋中国語コラム 中国新一線都市紹介~南京~

 

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【六朝古都:南京】

日本人からすると中国侵略の象徴的な都市として南京は近寄りがたいイメージが強い方が多いと思います。実際はどうでしょうか。南京(nán jīng)は緑の街路樹が町全体をおおい、静かで落ち着いた古都です。西から北へ長江が折れ曲がるように流れ、東は小高い丘陵に囲まれています。
春、山野は梅や桃の花が彩り、郊外は菜の花の黄色で埋め尽くされます。

杜牧は漢詩「江南の春」で、南京の美しさをつぎのように詠っています。

 

千里鶯鳴いて 緑 紅に映ず
水村 山郭 酒旗の風
南朝 四百八十寺(ししゃくはっしんじ)
多少の楼台 煙雨の中(うち)

 

南京は三国時代から何度も都がおかれました。
呉、南朝、明、そして中華民国。

美しい自然と古くからの歴史は、現代の南京に受け継がれ観光の名所になっています。
よく知られた定番観光スポット、ちょっと渋いB級観光地、知る人ぞ知る秘密の観光名所。
順にご紹介しましょう。

 

~南京概要~

 

 南京は江蘇省の省都であり、古くから長江流域・華南の中心地でした。かつては金陵、建業、建康とも呼ばれ、朱元璋の明時代に中国で初めて南京が首都となりました。中国の4大古都(西安・北京・南京・洛陽)の一つであり、重慶と武漢とともに暑さで有名な3大都市(三大火炉)です。一方では、並木と城壁に囲まれた中に多くの緑地があり、暑くはあるが落ち着いていて清潔な都市です。
近代に入ってからはアヘン戦争の講和条約締結地になったり、孫文が清王朝を倒して中華民国臨時政府を置いた所でもあります。欧米列国や日本の侵略にさらされ、度々胸の痛い歴史の現場となりはしたものの、依然として長い歴史を秘めた古城としての姿をとどめています。

●日本とのアクセス(2020.1月時点)
・成田、関西、新千歳、那覇空港から直行便が運航しています。成田から2時間50分。
・中国内都市で乗り継ぐ場合、北京から1時間30分、広州から2時間。
・高速鉄道で上海虹橋駅から南京南駅まで1時間20分。

●南京市内移動
・地下鉄10路線が運行中。分かりやすく便利です。
・タクシーは空港、駅、ホテルなどから利用できます。市内を流している車も多い。メーター制で騙されることはありません。
 ただし朝夕のラッシュ時と雨の日は、奪い合いになります。スマホのタクシー配車アプリを利用すると便利です。

●観光シーズン
・春と秋が観光のベストシーズンです。
・夏は避けるのが無難です。南京は、武漢、重慶とともに三大鍋と呼ばれ、高温で蒸し暑い。
 7月下旬が暑さのピークで、8月に入ると多少気温が下がりはじめ、8月中旬にはかなり過ごしやすくなります。
・冬は寒いが、雪はめったに降りません。人混みを避けた冬の旅行も一法です。

ただし春節休暇の前後は、交通機関、ホテル、観光地は殺人的な混雑に見舞われます。

 

~観光~

 

必ず行きたい南京定番観光地ベスト3

まず初めに、南京で必ず行きたい定番の観光地を3つご紹介します。

 

中山陵 (Zhōng shā n líng)

中山陵は「中華民国の国父」孫文の陵墓です。遺言により南京紫金山に陵墓が造営され葬られました。

孫文(1866年~1925年)は三民主義を掲げ、1911年辛亥革命を指導し、清王朝を倒しました。中国に数千年続いた王朝支配に終止符を打ち、民主国家建設への扉を開きました。

中山陵は規模が大きく、頂上の祭堂に至るには、長い参道を通り、門をくぐり、392段の階段を登らなければなりません。祭堂の入口に三民主義の「民主」「民権」「民生」と書かれた額が掲げられ、中には孫文の大きな座像、さらに奥に棺が安置されています。

見学を終え祭堂を出て、登って来た階段を見下ろすと、絶景が広がります。周囲は一面の深い森に覆われ、その向こうに南京市街を見晴らすことができます。

なお中山陵は、明孝陵、霊谷寺、音楽台、孫中山記念館とともに「鐘山風景名勝区」と呼ばれ、南京最大の観光地です。

【アクセス】
地下鉄2号線苜蓿园駅で下車し、1号出口から出てください。
「観光車」と呼ぶ遊園地のミニ列車のような乗り物で移動し、中山陵南駅で降ります。

【重要な情報】
2018年6月から、中山陵入場は事前予約が必要です。入口付近のチケット・センターで当日予約も可能ですが、4~5時間待ちなどのケースがありますので事前予約をおすすめします。

【雑学】
孫文の号は中山。中国や台湾では、孫中山の呼び方が一般的です。多くの都市に、中山路や中山公園があります。彼がいかに尊敬されているか分かります。

 

明孝陵 (Míng xiào líng)

明孝陵は明王朝の初代皇帝洪武帝(朱元璋)の陵墓です。
2003年世界文化遺産に登録されました。

明孝陵は、「石像路」と呼ばれる長い参道を通り、巨大な「方城」を経て、「明太祖の墓」に至ります。石像路は両脇に、獅子、駱駝、象、馬などの実物大の石像が並び、何故かペルシャ、インド、中央アジアの匂いを感じさせます。

また場所は特定されていませんが、近くに三国志で有名な呉の孫権の墓があったとされます。

【アクセス】
中山陵と同様、地下鉄2号線苜蓿园駅で下車し、「観光車」で明孝陵駅へ行きます。
中山陵から明孝陵へ移動することもできます。

【雑学】
第三代皇帝永楽帝以降、13人の皇帝は北京郊外「明の十三陵」に眠りますが、初代洪武帝は当時首都の置かれた南京に葬られました。
それでは第二代の陵墓は? 第二代恵帝は永楽帝との権力闘争に敗れ帝位を奪われたため、陵墓の所在は今も不明です。

 

南京大屠殺記念館(nán jīng dà tú shā jì niàn guǎn)

中国語の正式名称は、侵华日军南京大屠杀遇难同胞纪念馆(Qīn huá rì jūn Nán jīng dà tú shā yù nàn tóng bāo jì niàn guǎn)といいます。

南京大虐殺とは、1937年12月日本軍の南京占領作戦時に、中国軍の捕虜や一般市民を無差別に暴行し殺傷したといわれる事件です。中国は犠牲者30万人としています。

内部は、資料陳列ホール、遺跡区、遺骨館、万人坑遺跡、慰霊施設などからなり、見ごたえがあります。思想や信条はどうあれ、この記念館は一度は訪れる価値があります。

【アクセス】
地下鉄2号線云锦路駅下車。

【雑学】
1937年12月13日は南京陥落の日です。12月13日は今でも市内で、「この日を忘れるな」という意味のサイレンが一斉に鳴り響きます。日常、南京は特に反日感情が強いわけではありませんが、この日ばかりは日本人は目立たないようにしています。

 

ちょっと渋いB級観光地3選

つぎに、味のあるちょっと渋い観光地を紹介します。

 

総統府(总统府Zǒng tǒng fǔ)

総統府は中華民国の政府が置かれたところです。
入口を入ると、有名な「天下為公」の額がかけられています。

内部は思いのほか広く、池や緑地が広がる敷地に多くの建築物が点在します。
中国風の四合院や西洋風建築物があり、華洋折衷ともいうべき建築群です。

ここが中華民国総統府として使われたのは2度。1度目は1912年1月孫文が臨時大総統になった時。そして2度目は1948年5月蒋介石が中華民国総統になった時です。
2度とも短期間しか使われませんでした。

【アクセス】
地下鉄2号線大行宮駅下車。

【雑学】
清朝の時代、一時的に太平天国が南京を占領し、名前を天京に変えて首都としました。総統府の場所に天朝宮殿が置かれましたが、清が南京を奪回すると焼き払われました。南京に首都を置く政権は、短命に終わるようです。

 

南京長江大橋(南京长江大桥NānjīnChángjiāngdàqiáo)

南京長江大橋は、長江の南北を結ぶ自動車・鉄道両用橋です。

長江は川幅が広いため架橋が難しく、1957年初めて武漢に長江大橋が架けられました。2番目は1959年重慶の白沙陀長江大橋です。これらは旧ソ連の援助で完成しました。

3番目が1968年完成の南京長江大橋です。中ソ対立で、中ソ技術協定は破棄され、中国の自力更生で完成されました。

橋のたもとに大橋公園があり、エレベーターで橋の上に登れます。
橋から長江の雄大な流れを眺めると、中国の悠久の、そして激動の歴史に思いが巡ります。

【アクセス】
地下鉄3号線上元門駅下車

【雑学】
現在、中国の経済発展によって長江には多くの橋がかけられていますが1997年のかつては、南京より下流に橋はなく、無錫で艀(はしけ)にマイクロバスを乗せて長江を渡りました。渡河地点には順番待ちの車が、延々数キロの列を作っていました。

 

玄武湖(Xuán wǔ hú)と明代の城壁(明代的城墙Míng dài de Chéng qiáng)

玄武湖は南京駅のすぐ目の前にあり、一帯は広い公園になっています。
公園は市民の憩いの場で、犬の散歩、凧揚げ、ダンスをする人たちで賑わっています。

玄武湖を取り巻くように、明代の城壁が残されています。
城壁の観光は、中華門や台城(明城垣史博物館)が有名です。
しかし、わざわざ有名観光地に足を運ぶ必要はありません。

玄武湖の湖畔には、城壁に沿って樹林のなかに遊歩道が作られベンチが置かれています。
ぶらぶら散歩しながら、城壁の大きさを身近に体感できます。

【アクセス】
地下鉄1号線玄武門駅下車

【雑学】
南京市中心部は、高架の道路や鉄道がありません。玄武湖を渡る自動車道も湖の地下を通っています。このため都市の景観が壊れることなく、南京は落ち着いた古都の風情が保たれているのです。

 

知る人ぞ知る秘密の観光名所

最後に、あまり知られていない秘密の観光名所をお教えします。

 

高淳老街(Gāo chún lǎo jiē)

南京市の南部、長江支流の水陽江、個城湖、石臼湖に囲まれた一帯は、「魚米の郷」と呼ばれる水郷地帯です。

その一角の鄙(ひな)びた小村に残るのが、高淳老街です。
明代清代からの商店街を整備したもので、店の軒先には、鯉などの淡水魚、蟹、ナマズ、鶏、野菜類などが商われています。

道の幅は4~5m、5分ほどで通り抜けできる短い通りですが、商売のかしましい喧噪と熱気にあふれています。

【場所】
・南京市高淳区淳興路
・南京中心部からバスまたはタクシーで約1時間30分

【雑学】
石臼湖は淡水真珠の養殖が盛んです。高淳老街の専門店で、驚くほど安く販売されています。
ただし、きれいな真珠を見つけるのは難しく、ゆがみ、へこみ、きず、ピンホールなどはあたりまえです。
過度に期待しないほうがよいでしょう。

 

中山北路(Zhōng shān běi lù)の国民政府建築物(国民政府建筑物Guó mín zhèng fǔ jiàn zhù wù)

中山北路は、鼓楼広場から中山桟橋に至る5.5kmの通りです。

国民政府時代、政府の重要機関が置かれ、今も往時をしのぶ建物が残されています。

鼓楼広場から出発すると、まず右手に現れるのが国民政府外交部。現在は江蘇省人民大会常務委員会の建物として使われています。

つぎに左手に、かつて国民政府の招待所であった江蘇議事園。現在は近代的な高層ビルをもつホテルになっています。江蘇省共産党の経営です。

さらに進むと、レストラン、喫茶店、家電販売店などが入る軍人倶楽部があります。ここは国民政府立法院監察院がありました。

中山北路の終点の中山桟橋は長江に面し、対岸への連絡船が出ています。

【アクセス】
地下鉄1号線鼓楼駅下車

【雑学】
軍人倶楽部近くの人和街一帯は、国民政府の高級軍人の邸宅跡が点在しています。このため、軍人倶楽部は旧軍政部の建物と思い込んでいましたが、そうではないようです。なぜ軍人倶楽部と言うのか、地元の人に聞いても分かりません。

 

李白記念館(lǐ bái jì niàn guǎn)

最後は南京を離れ、お隣の安徽省馬鞍山市の李白記念館を紹介します。

唐の詩人李白は、馬鞍山で多くの詩を詠み、最後は酒に酔い長江の川面に映る月を取ろうとして溺れ死んだと伝えられます。真実は不詳ですが、酒鬼や酒仙と呼ばれる李白の最後にふさわしい伝説です。

李白記念館の敷地は広く、李白の墓、月を取ろうとした捉月台、小高い丘の上に建てられた太白楼など見どころ一杯です。日本からも漢詩ファンが訪れるようです。

【アクセス】
・南京南駅から馬鞍山東駅まで高速鉄道で17分。
・南京中心部から馬鞍山まで車で1時間余り。

【雑学】
李白記念館は長江のほとりにあります。意外と近くに対岸が見え、長江の川幅もたいしたことないなと思ったら、とんでもない間違いでした。見えたのは中洲で、中洲の向こうに本格的な長江の流れがあるそうです。

 

~南京の名物料理~

最後に、南京を訪れたら是非食べてほしい名物料理を3つ紹介します。
南京料理は、中国八大料理の一つ江蘇料理に分類されます。
麻辣の四川料理、唐辛子の辛さの湖南料理、薄味の広東料理のような特徴はありません。
それだけ万人向きと言えます。

 

定番「南京ダック」(盐水鸭Yán shuǐ yā)

南京料理といえば、誰でも必ずあげる定番が南京ダック(塩水鴨)です。
北京ダックとは何の関係もありません。
北京ダックは香ばしい皮を尊びますが、南京ダックは塩ゆでされた身そのものを食べます。

南京のお酒文化は、紹興酒文化圏を外れ白酒文化圏に入ります。しかし、まるで燻蒸されたような南京ダックの薄塩味は、紹興酒によくあいます。

 

B級グルメ「獅子頭」(狮子头Shī zi tóu)

獅子頭は、ひき肉にネギやショウガなどを練りこんで、こぶし大の肉団子にした料理です。淡泊なスープに肉団子を入れて、土鍋に弱火でコトコト長時間加熱してつくる清獅子頭が最もシンプルでポピュラーです。

正確には、江蘇料理の一派の揚州料理に起源がありますが、南京の地元の人達は「南京名物料理」と言って勧めてくれます。

 

知る人ぞ知る「タケノコ料理」(笋菜Sǔn cài)

南京の周囲は竹林が多く、そのため美味しいタケノコの産地です。
日本と同じ太いタイプもありますが、細長く成長する篠竹のタケノコを使った料理が有名です。

ホウレンソウ、大根、黒キクラゲなどと一緒に炒める、混雑炒め「素什錦」(Sùshénjǐn)は一般家庭でもよく作られます。

 

おわりに

 

日本語には、「南京〇〇」という言葉がたくさんあります。南京虫、南京豆、南京錠、南京街など。ここでの南京は、「中国」とか昔の「支那」を代表する意味で使われています。
それだけ日本と南京の結びつきは強いはずですが、日本人の南京への関心が低いことは残念です。

中国語は一つの町毎に異なる方言があると言われます。南京は北京から遠く離れていますが、何故か普通話に近い言葉が使われます。ところが南京語には、北京語に独特な発音がありません。
南京人は有気音と無気音を区別できません。南京人は-ngと-nの発音を区別できません。南京人にそり舌音はありません。
日本人の中国語学習者にとって、南京語は学びやすい普通話です。

杭州、蘇州、無錫は観光名所に恵まれ、多くの日本人観光客が訪れます。公平に見て、南京の観光名所は決して見劣りしません。
それなのに、日本の旅行会社が主催する中国観光ツアーに南京が組込まれることはありません。

南京は歴史、文化、自然、グルメに恵まれた魅力の地です。
皆さん、是非南京を訪れ自分の目でその素晴らしさを確かめてください。

 

池袋中国語コラム 中国新一線都市紹介~鄭州~へつづく

 

お勧めレッスン: ビジネス中国語

池袋中国語コラム 中国新一線都市紹介~蘇州~

 

“池袋中国語コラム”とは・・・

中国語学習者のための”池袋発”中国語学習に役立つコラムです。中国に関することだけでなく様々な話題を中国語を交えて紹介していきます。このカテゴリーでは、中国赴任や出張などビジネス向けの方にお勧めの情報・ノウハウを提供しています。

【東洋のベニス:蘇州】

古より楽園と称される水郷の都、蘇州。皆さんは蘇州(sū zhōu)という場所をご存じでしょうか?多くの人は水郷を思い浮かべるかもしれません。江蘇省、蘇州市は中国の代表的な大河、長江(cháng jiāng)の南に位置していて長江デルタの中心です。古より北京と杭州結ぶ全長2500㎞の京杭州大運河が通っていて水運もよく利用されています。どの国でも大河沿いの都市というのは発展しやすく、蘇州の経済発展も目覚ましいものがあります。江蘇省の省都は南京(nán jīng)ですが、経済の発達という観点では蘇州の方が秀でていて、歴史、経済、観光の全ての分野において中国における主要な都市となっていて“国家歴史文化名城”にも指定されています。

 

国家歴史文化名城(guó jiā lì shǐ wén huà míng chéng)

 

 中国の文化や遺産を保護する制度の一つで歴史的価値や記念的価値が高い都市を保護していこうという制度のことです。保護するために国が力を入れているだけあって蘇州の駅の外観も中国の古い建造物を再現しているので、蘇州駅から出た瞬間「中国に来た」と感じさせてくれます。また、市内バス停も古風なデザインになっていて道行く人に歴史の重みを感じさせるように工夫されています。

プチ情報:中国には『上有天堂、下有蘇杭』(shàng yǒu tiān táng ,xià yǒu sū háng ) という言葉があります。天に楽園があれば地には蘇州と杭州(浙江省)ありという意味で、楽園のように良い場所だということです。

工業化が著しく進んでいますが国を挙げて歴史資源を保護しており、ここ蘇州の風情のある街並みは私たちを古の中国へ引き込んでくれます。沢山の魅力を含んだ蘇州の観光スポットについて紹介したいと思います。

 

~観光~

まずはアクセスの良さ!なんと上海から30分!!

蘇州は上海の西に位置していて、上海駅から高速鉄道に乗ればなんと30分で蘇州駅に到着します。高速鉄道の値段も日本の新幹線ほど高くはなく、上海駅⇄蘇州駅間は37,8元くらいです(日本円だと600円~700円)。上海を起点に旅行して、蘇州へ行くことも十分可能です。

山塘街(shān táng jiē)

東洋のベニス、山塘街。まず蘇州と聞いて多くの人が思い描くのがこの山塘街ではないでしょうか。蘇州と言えば水郷で有名ですが、ここはまさにその水郷を満喫することができます。山塘街は昔に蘇州のお城と虎丘を繋ぐために造った水路で、そこに街が形成されてできた場所です。今では運河に沿って古い街並みがとても良く再現されています。時間があるなら川岸に下りて運河に沿って川下りをしてみてください!川の両側の民家には人が住んでいて、蘇州の人々の生活をリアルに感じることができます。ゆっくりと流れる運河の流れに身を任せてゆったりと異国情緒を味わってみてください。蘇州はよくイタリアのベニスに例えられますが、蘇州の歴史はベニスよりも古く、ここでしか味わえない魅力があります。もし可能であればじっくり時間をかけて観光してみてください。

プチ情報:山塘街はアクセスがとても便利です。蘇州駅から地下鉄で一駅のところにあります。

また、ここ山塘街にもたくさんのB級グルメがあるのでいろいろと食べ歩きながら見て回るといいかもしれません。代表的なものにはミートパイを思わせるサクッとした触感が売りの“肉月餅”、キンモクセイの香りがするお餅「桂花糕( guì huā gāo)」 等があります。

豆知識:日本人にも知られる中国のお菓子“月餅”ですが、地方によってその味も様々で広州の“広式”、北京の“京式”、安徽省の“徽式”そして蘇州の“蘇式”があります。“蘇式”の月餅の特徴は皮がサクサクしていて他の月餅よりも甘い所にあります。

 

蘇州に行ったら絶対欠かせないスポット園林(yuan lín )

園林って何?と思われるかもしれませんが、意味は日本の庭園と同じです。日本にも偕楽園、兼六園、偕楽園といった日本三名園と呼ばれる庭園がありますが、中国にも四大名園と呼ばれるものがあります。そしてなんとその二つの「拙政園」(zhuō zhèng yuán )と「留園 」(liú yuán )がこの蘇州にあるのです。

豆知識:ちなみに四代名園の残りの二つは北京の「頤和園」(yí hé yuán)と河北省の「避暑山荘」(bì shǔ shān zhuāng)です。「頤和園」は中国の1元札の絵ともなっています。

 

拙政園(zhuō zhèng yuán )

とにかく広いのがこの拙政園(zhuō zhèng yuán )です。東京ドームとほぼ同じ広さの敷地面積があります。この庭園のテーマは水と緑です。この名前の由来が何とも面白いのですが、昔王献臣という高官が汚職で失脚して故郷の蘇州に帰り、それまでに貯めた私財でこの庭園を造ったのだそうです。この名前は閑居賦という詩に出てくる一節「拙者之為政 (愚か者が政治を行う)」に由来しているらしいです。愚か者の庭園が保護され、観光地化されるというのも何とも滑稽な話ですが、この庭園のスケールと設計者のギャップを楽しみながら観光してみると良いかもしれません。

 

留園(liú yuán )

中国四大名園に挙げられているもう一つのスポットがこの 留園(liú yuán )です。敷地面積も拙政園(zhuō zhèng yuán )ほどではないですがやはり広く、全て見て歩こうとするとかなりの時間がかかります。ここでは多種多様にデザインされた窓から庭園を眺めることができるようになっています。ここまで“窓”にこだわった建築というのはほかではあまり見られません。そして、見事な竹林を楽しむことができます。山地ではないのに竹林を堪能できるなんて何とも豪華な話です。そして、明瑟楼という建物が留園(liú yuán )のメインの一つとなっているのですが、実はこの建物は屋形船をイメージしていて画舫 (がぼう)と呼ばれています。この画舫ですが、始皇帝が不老不死の薬を求めて徐福と汚れなき男女500人を船に乗せて送り込んだ時の船をイメージしているそうです。この徐福が日本に来て、その墓が和歌山県にあるという説もあります。時計の針を2000年以上前の遠い昔に戻して当時の雰囲気を感じてみるのもよいかと思います。

 

獅子林(shī zi lín)

中国四大名園のお話をしましたが、蘇州にも四大名園があり、獅子林(shī zi lín)はその一つです。(蘇州四大名園は拙政園(zhuō zhèng yuán )、留園(liú yuán )、滄浪亭(cāng làng tíng)、獅子林(shī zi lín))。この獅子林(shī zi lín)のテーマは“石”です。蘇州付近には太湖(tài hú)という湖があります。そこで取れる太湖産の石(太湖石tài hú shí)は築山や庭石に利用しやすく、この獅子林(shī zi lín)ではその大量の太湖石で作られたアートを楽しむことができます。「石は石でしょう?興味ないなぁ」と思われるかもしれませんが、中国国内の中国人の方の方に蘇州に行ったらどこに行くと良いかと聞くと、多く方が一押しするのがこの獅子林(shī zi lín)です。実際に行けば納得できるのですが、太湖石を池の上にただ積み上げたのではなく、人がその積み上げた石の中を歩くことができるようにもなっています。そのスケールも壮大で、中に入った人が道に迷うくらいです。ここでかくれんぼしたら日が暮れても終わらないでしょう。中国四大名園にこそリストアップされてはいませんが、「時間がないけどとにかくどこかの園林に行きたい」という方にはぜひおすすめです。

 

滄浪亭(cāng làng tíng)

さて、この滄浪亭(cāng làng tíng)ですが蘇州四大名園に比べると派手さとインパクトに欠けると言われています。かつては今の6倍以上の面積があったそうなのですが、今残っているのが一部だけということです。でも滄浪亭(cāng làng tíng)には他の庭園にはない魅力があります。派手に飾っていない=自然そのままということでもあるので来園者の心をなんとも落ち着かせてくれます。しかも目立たないところに配慮がされていたりしていますので玄人には好まれています。実際蘇州の地元のおじいちゃんおばあちゃんが散歩に来ていたりしています。旅行に行くと人が多い場所にずっといて疲れてしまうということがあります。そんな時にはこの滄浪亭でゆっくりと静かに時間を過ごしてみてください。

 

城壁(chéng bì)

蘇州には城壁(chéng bì)も残されています。その中でも「盤門」(pán mén)は必見です。実は盤門この上に挙げた庭園と共に世界遺産にも登録されていて、中国では「北で万里の雄大さを見、南で盤門の麗しさを見る」という言葉があり、あの万里の長城に並び称されるほどの名スポットなのです。特筆すべきなのは城壁の水門と陸門がそれぞれ保存されているというところです。蘇州はその昔呉の国で、水軍の強さで名をはせていました。呉越の戦いや三国志の孫権の時代にもその水軍で幾度となく呉の国を守ってきました。水門だけでなく、城壁の上からの景色が何とも言えない風情があります。お城好きの方には必見です!

 

~グルメ~

 

蘇州のグルメですが、中国八大料理と呼ばれるものの中に蘇州周辺の江蘇料理が含まれています。味付けは淡白なものが多く、包丁使いが細やかなので見て楽しむこともできます。川に囲まれている土地柄もあって水産物が豊富に用いられているので日本人好みの味付けです。

豆知識:中国八大料理には江蘇料理の他に山東料理、安徽料理、浙江料理、福建料理、広東料理、湖南料理、四川料理が含まれています。

大閘蟹(dà zhá xiè )

上海カニとは実は蘇州カニ!!じつは蘇州はカニで有名です。日本では「上海カニ」とよく言いますが、中国では大閘蟹(dà zhá xiè )と呼ばれていて実際には蘇州近辺の湖で捕獲されているものなのです。代表的なものとしては蘇州の西方にある太湖、そして蘇州の北側にある陽澄湖(yáng chéng hú) の物です。特に後者の方は高級でブランド価値があり、偽物が出回るほどです。偽物を飼ってしまわないようにしっかりと産地を示すラベルを確認しましょう。カニの美味しいシーズンは10月~11月です。

 

苏州面 (sū zhōu miàn)

日本のラーメン文化は世界に羽ばたいていますが、ここ蘇州でも蘇州麺という名物麺があります。麺は博多ラーメンのような細麺で、基本は鶏がらスープ、醤油ベースの「红汤 (hóng tāng)」と塩ベースの「白汤(bái tāng)」の2種類があります。ラーメンに載せる具材は別皿で来るので、自分でスープに投入するも良し、別々で食べるも良しです。紅湯は主に肉系、白湯は魚系というように、どちらのスープが使われるか分かれます。選ぶ具材によって、また食べ方によって、さまざまな味わいを楽しむことができる蘇州麺。ぜひ頻繁に足を運んで、自分のお気に入りラーメンを探してみてください!

 碧螺春(bì luó chūn )

さて、中国の魅力を語るうえで欠かせないのがお茶ですが、ここには “碧螺春”(bì luó chūn )という蘇州原産の緑茶があります。このお茶の魅力は何といってもその香りにあり、清の時代、康熙帝がこのお茶を飲んでその香りの良さに酔いしれたといわれてます。この碧螺春ですが、蘇州の方言による別名もあって「嚇殺人香」(hè shà rén xiāng) と呼ばれているようです。漢字から何となく想像できますが、直訳すると「人を殺すほどにびっくりさせる香り」という意味になります。残念ながらどういう香りなのか言葉では説明できません。ぜひ、実際に蘇州に行ってこのお茶の香りを体験してみてください。

 

松鼠桂魚 (sōng shǔ guì yú)

中国で川魚の王様といわれる桂魚(ケツギョ)を揚げて熱々の甘酢あんをかける蘇州の名物魚料理です。魚の身に格子状に切り目を入れ、片栗粉をまぶして揚げ、皿に盛りつけます。切り目の見事な刀工により、桂魚がリスのような形に生まれ変わることから、その名前で呼ばれています。上述した「山塘街」にある「松鶴楼」という蘇州料理店が有名です。

まとめ

蘇州の魅力を紹介させていただきました。水と緑によって守られてきた古の都、それが蘇州です。中国の魅力をたっぷり凝縮させたこの都市は中国国内でも屈指の人気スポットで何日いたとしても決して飽きることがありません。是非時間をかけてこの“水の都”を堪能してみてください。

 

池袋中国語コラム 中国新一線都市紹介~南京~へつづく

 

お勧めレッスン: ビジネス中国語

池袋中国語コラム 中国新一線都市紹介~天津~

 

“池袋中国語コラム”とは・・・

中国語学習者のための”池袋発”中国語学習に役立つコラムです。中国に関することだけでなく様々な話題を中国語を交えて紹介していきます。このカテゴリーでは、中国赴任や出張などビジネス向けの方にお勧めの情報・ノウハウを提供しています。

【北方最大の対外開放港:天津】

中国の天津ってどんな都市かご存知ですか?日本人からすると、天津と言えば、天津飯を思い浮かべる人も多いのではないのでしょうか。しかし天津に天津飯はありません。

では天津とは、どういった都市でしょうか?現地の方によると、天津は日本で言う横浜や兵庫に近い街だそうです。異国情緒あふれる港町で国の首都に近い大都市というところが似ているとのことです。また「天津出身の人」と言えば、地元が好きで、大学や就職も他の町へは行かず、天津に残るイメージがあるそうです。そんな魅力あふれる天津についてご紹介していきます。

 

異国情緒あふれる都市、天津

 

天津概要

 

天津は中国四大直轄市の一つです。沿岸沿いという土地柄、歴史的に北京の玄関口として重要な役割を担ってきました。もともと海河の河港でしたが、現在では、河口付近に大規模な港湾やコンテナターミナル、工業地帯も形成されています。1986年、天津は国務院から国家歴史文化名城(文化遺産保護制度の一つ)に指定され、1998年には国家観光局から優秀観光都市のひとつに選ばれました。

 

街並み

天津は近代的なビルが多く立ち並ぶ街ですが、歴史的な寺院や街並みも多く残されています。

また19世紀後半から20世紀前半まで英、仏、独、米、日など9つもの国から侵略されたため、多くの国の文化が混ざり合い、さまざまな建築様式が見られます。こうした天津の街並みは、「建築物世界博覧会」とも呼ばれています。

地理

天津市は,北緯38度34分~40度15分、東経116度43分~118度4分、華北平原の東北部、海河下流域に位置し、東は渤海湾、北は燕山、西は首都北京に接しています。北京から120キロしか離れておらず、北京首都国際空港から車で行けば2時間30分しかかかりません。空港から直接バスも出ているので、バスを使っていくこともできます。

気候

年平均気温:13.3℃ 月平均気温:マイナス4℃(1月)~26℃(7月)

天津は大陸性気候で、四季がはっきりしていて雨や雪が少なく、一年を通じて、とても乾燥しています。春秋は短く、夏は暑く局地的大雨が降ることもありますが、日本とは違い、空気は乾燥しています。冬は寒さが厳しいです。また雨や雪が少なく、一年を通じて、とても乾燥しています。

春には西方から黄砂が吹きすさび、砂嵐で空気がよどむ日もあるので、天津の観光は秋がおすすめです。事前準備として、夏は日焼け止め対策、冬は防寒対策、また一年を通して乾燥しているので、のど飴やハンドクリーム、リップクリームなど、乾燥対策が必要です。

 

~観光~

 

古文化街(Gǔ wénhuà jiē)

明清時代風の建物がずらりと並んで、伝統芸術品や面白グッズなども売られていて、東京の浅草をイメージするようなところです。全長は580メートル、両端に巨大なアンティークアーチがあり、通りの両側に100を超えるお店があり、主に文化財、アンティークの本、民芸品、伝統的な手工芸品を扱っています。観光地の主な見どころは、天后宮、玉皇閣、通清里、劇場、民俗文化センターです。

 

五大道 (Wǔ dàdào)

五大道は公式の名前ではなく、幅広く伝わった通称名です。

五大道は和平区に位置して、地域範囲は馬場通り北側、成都通り南側、西康路の東方向に、馬場道和南京道交口の西側の一帯です。五大道は全部で22本の道路があり、総延長は17㎞で、総面積は1.28㎢にもなります。

租界時代のイギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペインなどの洋館「小洋楼」が今でも残るエリアです。この1820年から30年に建てられた2000棟以上の洋館は、敷地面積が60万㎡以上で、床面積は100万㎡以上にも達しています。これらは300を超えるスタイルの建築様式で建てられているため、「万国建築の博物館」とも称されています。さらに、これらは重要保護の対象にもなっていますが、地元住民の住居や店舗、オフィスなどにも利用されています。

天津市政府による積極的な保護政策により、単なる観光地としての機能だけでなく、天津人の生活の中にも溶け込んでいるので、現地の生活の様子を見ることもできます。こうした五大道エリアでは、ヨーロッパ風の馬車に乗って見物するのが名物となっています。また五大道の真ん中に位置する民園では、夕方からナイトマーケットが始まります。そこでバーやレストラン等に行くのもおすすめです。

 

 

意大利风情旅游区 (Yìdàlì fēngqíng lǚyóu qū)

イタリアタウン

旧イタリア租界だった場所に、1902年に建設され、2002年末に修復もされています。
イタリア風の街並みが再現されており、マルコ・ポーロ広場を中心に、領事館、兵舎、学校、病院、教会、スタジアム、野菜市場、消防隊、庭園、広場等、西洋の古典的な建物が、200棟あまり集まっています。

イタリアレストランやドイツビールのレストラン、カフェや土産物屋なども並んでいます。現在、アジアで唯一保存状態の良いイタリア風建築物です。

 

「天津之眼」摩天轮 (Tiānjīn zhī yǎn」mótiān lún)

「天津アイ」観覧車

天津市河北区の永楽橋の上に建てられた、河にまたがる観覧車で、天津で最も有名なランドマークの1つでもあります。最高地点に達すると周囲の景色を隅々まで一望できることから、「天津之眼」(天津の目)と名付けられました。直径は110メートル、ゴンドラは48台あり、8名ずつ乗車が可能で、ゴンドラの中は6畳ほどの広さとなっており冷暖房完備です。ゴンドラは360度透明で、最高点が120メートル、周辺40キロ圏内の景色が一望できます。1周約30分です。

特に夜の夜景はとても美しく、周囲の開放的な景色をゆっくりと快適に楽しむことができます。また駅前の海河乗り場から海河観光船に乗って、天津アイまで周遊するのもおすすめの定番コースです。

 

和平路歩行街(Hé píng lù bùxíng jiē)

中国の天津市の中心街で、伊勢丹をはじめ、国際商場などのデパートやホテルが建ち並ぶメインストリートです。地元の人や観光客など、ショッピングや食事に訪れる人が多いです。スターバックス等のカフェもあります。南西方面には水上公園や周恩来鄧頴超記念館があり、北方面には旧城や南市場食品街などがあるので、他の観光ついでに立ち寄ってみるのもいいですね。

 

天津市文化中心(Tiānjīn shì wénhuà zhōngxīn)

天津文化センター

天津文化センターは、2012年8月完成した天津市の公共文化施設です。総敷地面積は、90ヘクタールあり、天津市において最大規模の公共文化施設です。天津博物館、美術館、図書館、大劇院、自然博物館、陽光楽園、中華劇院、科技館、地下鉄総交通センターなどがあります。日本でいうと上野公園みたいなところです。

 

水上乐园(Shuǐshàng gōngyuán)

水上公園

1950年創設、総面積213ヘクタール、天津最大の総合公園です。そのうちの半分が湖で、湖にはいくつか小島が浮かんでいます。周囲は木々が生い茂り、湖面上には蓮が浮かんでいます。水上バスや遊覧船等で景色を楽しむこともできます。天津市と姉妹都市である神戸市が造った日本式庭園「神戸園」は、見どころのひとつです。春には桜の花が満開になるので、お花見にもおすすめです。

 

南开大学(Nánkāi dàxué)

南開大学

1904年創立、初代国務院総理の周恩来、前国務院総理の温家宝の母校として有名な大学です。国内で最も長い歴史を誇る大学の1つです。また国内トップクラスの教育・研究レベルを有する「211プロジェクト」指定の重点大学で、北京大、復旦大とも肩を並べるような名門大学です。

 

 

~料理~

 

八珍豆腐(Bā zhēn dòufu) 

「八珍豆腐」は天津の家庭料理でもお馴染みの天津料理です。日本の豆腐とは違い、揚げ出し豆腐みたいに表面はカリッとした食感です。八珍豆腐と海鮮や野菜等を甘辛く味付けし、トロみを付け、炒めて食べることが多いです。ぜひ本場の味を試してみてください。

 

張記包子 (Zhāng jì bāozi) 

「狗不理」は有名な肉まんですが、天津の方からすると少し値段が高すぎるとのことです。それに比べ、「張記包子」の肉まんは天津の方に身近で、値段も手ごろながら、美味しいそうです。「張記包子」は地元の方が本当におすすめする一押しの肉まんです。

 

 

天津麻花(Tiānjīn máhuā) 

天津でお土産の定番と言えば天津麻花です。小麦粉生地を揚げて作った中国の伝統菓子で、日本のかりんとうにも似ています。とくに「桂發祥十八街麻花」という100年以上の歴史があるブランドが有名で、天津には数多くの販売店があります。単に「十八街麻花」と呼ばれることもあります。十八街の麻花は、くるみ、塩胡椒、芝麻などの味があります。箱入りのものもありますが、基本は量り売りなので、欲しい量だけ変えるのは有難いですね。

 

麻辣香锅(Málà xiāng guō)

麻辣干鍋(Málà xiāng guō)とも言い、重慶の晋雲山で生まれた珍味で、四川と重慶の地元の香辛料の味が効いた鍋料理です。いま北京や台湾の台南でもブームを巻き起こしている料理で、天津でも女性に人気の料理だそうです。お店によってスタイルは異なりますが、好みの具を選び、好みの辛さを選び、お店の方に妙め煮してもらいます。底にたまった油には香辛料の風味が出ているので、全体を混ぜて食べると美味しいです。

 

麻辣小龙虾(Málà xiǎo lóngxiā)

中国で人気があるザリガニ料理のひとつで、その中でも、とくに人気がある味付けが、この安徽省の名物料理「麻辣小龙虾」です。麻辣は「しびれるほど辛い」の意味です。13種類もの唐辛子を使うことから別名十三小龍蝦とも呼ばれます。ビニール手袋を付けて殻をむきながら食べます。屋台やレストラン、デリバリーでも食べることができ、お酒を飲みながら食べるのに若者の間で人気です。ザリガニ料理はちょうど5〜9月頃がシーズンなので、今が旬ですね。

 

涮羊肉(Shuài yángròu)

羊肉のしゃぶしゃぶで、火鍋の煮えたぎった湯で薄切りの羊肉を湯がき、薬味をきかせたタレにつけて食べます。北京料理の代表的な鍋料理ですが、いま天津でも人気があります。

 

烧烤烤串(Shāokǎo kǎo chuàn)

ケバブの串刺しです。中国のケバブは日本のケバブと少し違い、辛いです。ベースはコショウ等の辛みで、そこにさらに唐辛子やチリソースをかけて食べます。辛いのが好きな方に特におすすめです。

 

 

蒸汽海鲜(Zhēngqì hǎixiān)

日本名では「海鮮蒸し鍋」ということが多く、海鮮を鍋に入れて蒸し上げて食べる料理です。この蒸し鍋ですが、鉄板を外すと底が深くなっています。大きな蓋をして鉄板の上で海鮮を蒸しながら、下部では同時にお粥を作れるようになっているのです。海鮮だけでなく、海鮮の旨味の詰まった出汁のお粥も人気の秘密です。

 

天津が分かる!映画やドラマ

 

「霍元甲」(Huò yuán jiǎ)

「霍元甲」(Huò yuán jiǎ)

2006年製作/103分/香港・アメリカ合作

邦題:SPIRIT

配給:ワーナー・ブラザース映画(SPIRIT

 

19世紀末から20世紀の天津を舞台に、実在した武闘家、霍元甲のカンフー・アクション映画です。

霍元甲は天津出身です。霍元甲を演じたジェット・リーは、中国人なら誰でも知ってるほど有名なアクション俳優です。

高慢さが災いし、全てを失った霍元甲が、自分の過ちに気づき、立ち直っていく姿に勇気づけられます。

臨場感のあるアクションだけでなく、ヒューマンドラマとしても素晴らしい映画です。

 

「楊光的快楽生活」(Yángguāng de kuàilè shēnghuó) 

2008年製作/45分(1話)

制作:中国長城芸術文化中心

シナリオ、撮影、出演が全て天津出身で、天津方言が良く分かるコメディドラマです。改革開放後の市場経済の競争が激しかった時代に、国営企業からリストラされたある青年の奮闘を描いています。庶民の暮らしに焦点を当てられており、喜怒哀楽のある日常生活から天津ならではの地元っぽさが感じられます。

 

まとめ

 

天津は近代的な街並みを楽しめるような天津アイだけでなく、異国情緒あふれるイタリアタウンや、古き良き中国を味わえる古文化街まで、揃っています。今回ご紹介させていただいた場所は、全て天津の方一押しの場所でしたが、それ以外にも素敵な場所はまだまだたくさんあります。北京のついでに立ち寄ることもできる天津、ぜひこの機会に足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

池袋中国語コラム 中国新一線都市紹介~蘇州~へつづく

 

お勧めレッスン: ビジネス中国語

池袋中国語コラム 中国新一線都市紹介~西安~

 

“池袋中国語コラム”とは・・・

中国語学習者のための”池袋発”中国語学習に役立つコラムです。中国に関することだけでなく様々な話題を中国語を交えて紹介していきます。このカテゴリーでは、中国赴任や出張などビジネス向けの方にお勧めの情報・ノウハウを提供しています。

【千年の古都:西安】

悠久の歴史がある場所、それが古都西安です。その昔長安と呼ばれ、世界四大文明古都の一つでもあります。現在は陜西省の省都、人口約1,020.4万人、面積10,752km2、西北地方最大の都市で、この地方の政治・経済・産業・文化の中心地です。
中国大陸のほぼ中央に位置し、中国の歴史上で最も重要な時代に13王朝の都として栄えました。西安の歴史は、紀元前11世紀に遡り、西周がここを都と定めて以来、秦・漢・隋・唐などの都として栄え、また、シルクロードの起点として、三蔵法師が旅を始めた場所としても有名です。
ここ西安は中国の歴史・文化の名所として今でも多くの文化遺産があり、中でも秦の始皇帝陵、兵馬俑坑、楊貴妃の華清池などが特に有名です。現在も市の中心部は明代に築かれた城壁に囲まれ、工業を始め、あらゆる産業と流通の中心都市として、活気にあふれ、国内外からたくさんの観光客が訪れます。

 

~観光~

回民街(huí mín jiē)

西安に行ってソウルフードを楽しみたいなら、回民街は外せません。
言うなれば、ここは “美食街” 、無数の路面店が立ち並びます。
“美食の都”と呼ばれる西安、ここにさえ行けば、西安の伝統的な食べ物の数々を堪能できます。
場所もとても便利です。西安の中心地、鼓楼の裏側に位置しているので、「鼓楼」とセットで行くのもいいでしょう。
初めて回民街を訪れると、その目に飛び込んでくる数々の光景がとても衝撃でしょう。店先に皮をはがれたばかりの羊が、丸ごと吊るされたりしています。カピカピに乾燥しきったグロテスクな臓物が、座布団のように店先に積まれてお出迎えしてくれます。これら日本ではお目にかかれない光景を、刺激的な匂いと一緒に楽しめます。
ここで食べたい!と観光客だけでなく、地元の人も食べに来るので味は確かです。何を隠そう食べることが大好きな美食家の中国人なども、わざわざ足を運んでいます。

西安の名物としておすすめは“羊肉泡馍(yáng ròu pào mó)”です。食べるまでの過程も楽しめます。注文すると、まず小麦粉を練って焼いた“馍(mó)”を渡されます。自分でちぎって、それを店員さんに渡します。しばらくすると、牛肉や羊肉のスープの中に自分でちぎった先ほどの“馍(mó)”、春雨、豆腐(これ日本の豆腐ちょっと違って味にくせがあります)、ネギ、ホロホロのお肉が入った煮込みラーメンならぬ煮込み“馍(mó)”が届きます。好みでパクチーを入れますが、入れすぎるとパクチーの味しかしなくなるので要注意です!このスープが本当に美味しいです。
代表的な“羊肉泡馍(yáng ròu pào mó)”以外にも、“羊肉串(yáng ròu chuàn)”焼き鳥の羊肉版・“柿子饼(shì zǐ bǐng)”干し柿を加工して揚げたもので、バラの味など色々な味を楽しんでみるのも良いでしょう。
そして回民街はお土産スポットでもあります。種類もたくさんで、お土産を探す時に非常に便利です。着るもの、食べるもの何でもあります。そしてなにより安いです。お土産を買うならぜひ回民街がおすすめです。
中国文化とイスラム文化の織り交ざった、見て楽しい、食べて美味しい回民街。
昔ながらの風情を感じながら石畳で食べ歩きができます

 

 

钟楼 (zhōng lóu)

ここはまさに“西安の交差点”、ここから碁盤の目をした西安の街が東西南北へと広がります。
大きさは、高さ36メートル、縦横それぞれ35.5メートル、ほぼ正方形の形をしています。鐘楼としては、中国で最大かつ最も保存の良い状態が保たれています。
地下鉄2号線 “钟楼(zhōng lóu)” 駅で下車、地上に出ることなく直接この“钟楼(zhōng lóu)”に登ることができます。
もちろん登って、上から東西南北に広がる西安の街を眺めてみるのもいいでしょう。もうひとつおすすめなのが、地下街ともいえる钟楼の下側部分です。地下鉄の出口を出ると、円形をした、“钟楼(zhōng lóu)地下ストリート”が広がります。この地下街、出口がたくさんあって、それぞれ東西南北に広がる街に出られるのですが、もうこれが迷路です。お目当ての地上の方向に出たいと思って地図をみても、あれ?ここはどこ?となります。钟楼マジックです。
季節が良ければ“钟楼(zhōng lóu)”を飾る色とりどりのお花もとても綺麗で、インスタ映え間違いなしです。夜は夜で、ライトアップがとても美しいです。この“钟楼(zhōng lóu)”のライトアップは、ギラギラしていなくて品があり、一見の価値ありです。
ちなみに、“钟楼(zhōng lóu)”と “鼓楼(gŭ lóu)”の間に広場があるのですが、ここのスターバックスもお勧めです。1階建てで、独特な形をしていて、“钟楼(zhōng lóu)”を眺めながら、古代と現代の融合とも言える不思議な気分を楽しめます。ご当地限定西安マグカップをお土産に買うのもいいですね!スターバックスはちょっと高いという方がいらしたら、ご心配なく。スターバックスをもう少し西に進んだところに、庶民の味方マクドナルドもあります。ここはとても広いので席が見当たらないということもないと思います。ちょっと観光に疲れたら、日本と変わらない味で心も身体もひと休憩するのもいいですね。

  

 

兵馬俑 (bīng mǎ yǒng)

シルクロードの東の出発点が西安です。ここに2000年以上の眠っていた世界遺産があります。それが「兵馬俑」です!
日本でも漫画「キングダム」が大ヒットしましたが、その中国史上初の全国統一を果たした秦の始皇帝が建てた陵墓です。面積2万メートル余り、3つの俑坑に戦車100台・陶馬600体・武士俑は8,000体近くあります。この俑すべてが東を向いています。理由は、秦の敵国が存在した方向を向いて置かれたからです。1号俑坑に入ってすぐ目に入る、この2,000体もの兵馬俑との正面からの対面は、衝撃となるでしょう。驚いたことにこの兵馬俑、それぞれ違う顔形、表情をしています。自分の知り合いに似ている人の顔が見つかると言われています。
「兵馬俑」には合計3つの俑坑と博物館(当時の衣服や武器・馬具・陶器など目を見張る貴重な文献がたくさん展示されています)がありますので、急がずゆっくり世界遺産を堪能することをおすすめします。ここで重要になるのがガイドさんです。このガイド付有り無しでは満足感が雲泥の差となります。ガイド付無しの見学は、まるで高級うなぎ重を食べに行って、うなぎを食べずにたれ付きご飯だけ食べて帰ってきたようなものです。ガイド料をけちることは絶対おすすめしません。この民間ガイドさんはとても親切で、入場チケット購入も助けてくれます。でもきっと気になるのが、ガイドさんの日本語力かもしれません。これも、コツがあります!何人かとお喋りをしてみて、日本語の上手な人を選べばいいのです。この民間ガイドさんたちは兵馬俑の入り口に多くいて、向こうから「日本人、日本人の方ですか~?」と声をかけてくれます。そして売り込みがスタートします。気軽に彼女たちと話してみてください。何人かと会話してみて、日本語が上手、かつ感じの良い方を選んでお願いしましょう。そうすれば安心、世界遺産兵馬俑を余すところなく満喫でき、始皇帝気分を味わえます。


多くの時間を費やす見学となると、心配なのが食事です。でも大丈夫です、この入口・出口ともに食事処がたくさんあります。ちなみに西安は“麺”、中国語では“面(miàn)”と描きますが、麺が主流です。ぜひとも味わって欲しいのが、“ビャンビャン麺”です。これさすがにパソコンには出てこない57画数の漢字、文字もさることながら、味も見た目もインパクト大です。麺の幅も日本ではお目にかかれないほど“宽(kuān)”広いです。生地もモチモチしてとても美味しいです。ぜひ「兵馬俑」とセットでお楽しみください!

 

大雁塔 (dà yàn tǎ)

日本でも有名な「西遊記」三蔵法師とゆかりが深いのが、この「大雁塔」です。唐の第三代皇帝の高宗が652年に、三蔵法師がインドから持ち帰った経典と仏舎利(釈迦の遺骨)を入れるために建てた塔です。塔は7階建てで、高さは64.5メートルあります。周りは広場になっているので高い建物もなく、大通りから正面にドーンと建つ塔はとても迫力があります。この広場は絶好の写真スポットです。遠近法を使って、この広場から「大雁塔」を“つまんで”みたり、“手のひらに乗せたり”と、アートな写真を撮るのもおすすめです。またこの広場“噴水ショー”も楽しむことができます。夜、ライトアップされた大雁塔を見ながら音楽に合わせたこのショーは、とてもダイナミックです。ただ休止や時間変更などもよくあるので、事前に確認してから行くことをおすすめします。
そして、「大雁塔」の後ろ側には、巨大な「三蔵法師の像」もあります。
この広場付近には高級デパートも立ち並びます。古代の建造物と近代的な建物が隣り合わせに位置し、とても不思議な空間です。夜には出店が立ち並び、お土産を買うこともできます。
ここはお食事ポイントでもあります。屋台(お店の外に椅子を並べてある場所)で、“小吃(xiǎo chī)”と呼ばれる軽食を、幾つかつまんで食べるのもいいものです。また「三蔵法師の像」近くには、格式ある中国料理店もあるので、お店に入って西安伝統の美食を味わうのもいいでしょう。ちなみに、中華料理にはもう飽きた…という方は、美味しい高級ハンバーガーなどはいかがでしょうか。“bluefrog 蓝蛙”(雁塔大悦城店yàn tǎ dà yuè chéng diàn)で検索すればOKです。日本と同じ味を食べたい時は、このお店に来ると良いでしょう。お店の雰囲気もとてもいいです。そして、行くなら月曜日がおすすめです。なんと月曜日は“买一送一(mǎi yī sòng yī)”のサービスがあるんです!“买一送一(mǎi yī sòng yī)”は中国ではよく見かけます。一つ買うともう一つプレゼントという意味です。つまり、バンズもお肉も美味しい高級ハンバーガーを1つ分の値段で2個注文できるということです。ドリンクも同様なので、嬉しい限りです。

 

城壁 (chéng bì )

西安でも一押しの観光地、それが城壁です。この城壁に登り、西安の街を一望すると中国の“歴史と現在の融合”を肌で感じることができます。
この城壁は明代のもので、現在中国に現存する最も規模が大きく、完全な状態の城壁です。長方形の形をし、城壁の長さは13.7㎞あります。4つの方向にそれぞれひとつの城門があります。東は“长乐门(cháng lè mén)”、南は“永宁门(yŏng níng mén)”、西は“安定门(ān níng mén)”、北は“安远门(ān yuǎn mén)”と呼ばれています。
“歴史と現在の融合”それは城壁の下側と上側の両方で感じることができます。
この城壁は西安の中心地に位置するので、交通手段もとても便利です。バスや車は城壁の一部アーチ形をした門の下をくぐって往来します。とても風情を感じます。また、城壁周辺にはいくつかの路地があり、飲食店、土産屋などが店を連ねます。その古びた店、石畳の街並み、両側に植えられた樹々、どれもが私たちをタイムスリップさせてくれます。

(タイムスリップ感覚できる場所その①)

その街並みを眺めながら城壁をバッグに写真を撮ると、高さ12メート城壁の迫力が圧巻です。
城壁入場にはチケットが必要です。チケットを購入するといよいよ城壁に登ることができます。またここでは絶対に“自転車サイクル”をおすすめします。城壁に登り自転車で一周することができますが、一周14kmを約2時間ほどで回ることができます。
西安は歴史と現代が共存する神秘的な都市、それをここで感じることができます。自転車を走らせながら、目に飛び込んでくる城壁の内側と外側の人々の生活のギャップ。内側には高い建物はひとつもなく、低層の古びた建物がひしひしとひしめき合う代々受け継がれた生活を感じます。外側には高層マンションが立ち並び、高級車などが往来する現代の西安が見えます。

(タイムスリップ感覚できる場所その②)

自転車に乗りながら西安の昔と今を眺め、写真を撮ったり、建物をじっくり観察したりしているうちにあっという間の1周です。ぜひ西安に訪れた時はここで、タイムスリップを感じてください。
一周するとなかなか疲れます、そんな方にはとっておきの休憩場所もありますのでご心配なく。城壁を眺めながらお洒落なお店でカフェタイム、そんな贅沢な時間を過ごせます。南の門“永宁门(yŏng níng mén)”近くにある“漫咖啡(màn kā fēi)”です。午前10時までに入店すれば、コーヒー&ワッフルのお得セットもあります。城壁を見ながら、ゆったりと旅の思い出を語り合ってはいかかでしょう。

今回は、おすすめの西安の観光地をご紹介しました。ぜひ参考にしてください!

ご存知でしたか?「春分」「夏至」「秋分」「冬至」など季節の暦は古代中国で考案され、西安が発祥であると言われています。日本にいるとこの季節の暦に大きなズレを感じます。それが西安では驚いたことに暦通りで「立秋」を迎えると、本当にその日から空気がガラッと変わり、涼しくなるのを肌で感じます。また、西安人は言います、「西安は自然災害がない!一番安全で平和な場所だ!」。確かに、台風も西安を避けて通り、地震もありません。「昔の人は賢くて、だからこそここ西安に都を築いたのだ」と。西安人は西安が大好きです。西安人であることにとても誇りを持っています。彼らを一言で表現するなら、“热诚(rè chéng)”という言葉を選びます。家族に対して、友人に、見知らぬ人に、食に対しても熱いです!見知らぬ人同士が会話を始め、それが二人、三人と増え輪になる…そんな光景は西安では当たり前です。ちょっと人との距離が空きすぎてしまったと感じる今の日本、ぜひ西安を訪れ、その人間らしい“熱”を感じて楽しんでください。きっともっと中国が好きになるでしょう!

 

池袋中国語コラム 中国新一線都市紹介~天津~へ続く

 

お勧めレッスン: ビジネス中国語

池袋中国語コラム 中国新一線都市紹介~武漢~

 

“池袋中国語コラム”とは・・・

中国語学習者のための”池袋発”中国語学習に役立つコラムです。中国に関することだけでなく様々な話題を中国語を交えて紹介していきます。このカテゴリーでは、中国赴任や出張などビジネス向けの方にお勧めの情報・ノウハウを提供しています。

【百湖の市:武漢】

三国志のハイライトとなる歴史的な場所が数多くあるのが長江中流域に広がる湖北省。その中心都市が武漢(wǔ hàn)です。位置は中国の華中地域に位置しています。いわゆる中国の真ん中です。武漢には多くの湖が存在していて“百湖の市”と呼ばれています。そのせいもあり水域面積がなんと全市面積の約四分の一を占めています。また“国家森林都市”に認定されていて約四分の一が緑に覆われています。大河長江、百の湖、森林におおわれた都市、それが武漢です。

 

長江(cháng jiāng)について 

武漢を語るにあたってまず先に紹介したいのが長江です。すでに多くの人に知られている長江が武漢市内に流れています。全長6300kmあり、この長さはアジアで最長で世界でも第三位です。大河と文明の発達とは切っても切れない関係にあり、世界四大文明(メソポタミア文明ーチグリス・ユーフラテス川、エジプト文明ーナイル川、インダス文明ーガンジス川、中国文明ー長江)はいずれも大河のそばで発展してきました。武漢の発展に関しても長江は重要な役割を果たしています。

 

 

武漢三鎮(wǔ hàn sān zhèn)について知っておこう

武漢市はもともと3つの別の都市合併してできた都市です。観光で行く際にはあまり気にしないかもしれませんが、こうした都市の成り立ちを知っておくと観光するときにより現地の文化を理解する助けになります。

漢口(hàn kǒu):漢江の長江合流点、高速鉄道の駅あり、商業の要衝地

漢陽(hàn yáng):工業の要衝地、高速鉄道の駅あり

武昌(wǔ chāng):政治の要衝地、あの三国志に出てくる孫権が「以武治国而昌」(武をもって国を治め、繁栄させること) の理念を掲げて命名したと言われています。

観光の前に武漢はこの3つの地区から成り立っているということを理解しておきましょう。私たちから見たら同じようでも地元の人からしたらそれぞれが別の地域なのです。

 

せっかくなら大河長江を眺めたい!

 

武漢長江大橋(wǔ hàn cháng jiāng dà qiáo)

武漢市の漢陽区と武昌区とを結んでいます。長江では初めての鉄道と道路の両用の橋で、さらに中国を代表する大河長江に架かっているということで非常に注目度の高い橋となっています。うれしいのが歩いて渡ることもできるということです。橋の真ん中まで行って長江を見下ろすとたくさんの荷物を積んだ船が行き来しています。東の方角を見てみると武漢三鎮を一望できます 。そしてあの毛沢東主席が『水調歌頭ー遊泳』と言う詩の中で「1本の橋を南北に架ければ、天険も大道に変わる」 と述べたと言われています。まさにこの橋の価値を形容した一言です。もし時間に余裕があれば歩いてこの橋を渡ってみることをお勧めします。ちなみに橋の全長は1670mです。

橋から見る景色もとてもおススメですが、夜には橋自体がライトアップされることと、行き交う車のライトが点灯することで武漢でも有数の夜景スポットとなっています。ぜひゆったりと夜の長江大橋を鑑賞してください。

 

歴史好きにはたまらない観光スポット

そもそも中国は歴史が長いので多くの都市に歴史スポットが存在します。特にここ武漢では三国志にかかわる歴史にたくさん触れることができるのも魅力の一つです。

 

黄鶴楼(huáng hè lóu)

呉の孫権が西暦223年にここに物見櫓(ものみやぐら)を置いたのが始まりと言われています。孫権もここから自分の軍隊が出入りする様子を見ていたのでしょう。ここから景色を眺めて孫権になり切って浸ってみるのもよいかと思います。今の建物は1985年に再建されたものらしいですが、とにかく眺めが壮観です。武漢市街の眺めを一望することができますし、長江も一望できます。武漢の発展がいかに長江と密接にかかわっているかをよく知ることができますし、中国の歴史を支えてきた古から存在する長江と急速に近代化を遂げる武漢市内を同時に眺めることができる貴重な場所です。

 

三国赤壁古戦場(sān guó chì bì gǔ zhàn chǎng)

さて、三国志ファンにたまらないのが映画レッドクリフの舞台ともなった三国赤壁古戦場です。特に三国志に興味のない方でも“赤壁の戦い”という名前を聞かれたことがあるかもしれません。魏の曹操が天下統一を目指すべく100万以上もの軍隊を従えて南下し、それに対抗すべく呉の孫権と蜀の劉備が手を組んで曹操の軍隊を見事に打ち破るという出来事があった場所です。その時以来魏、呉、蜀の力が均衡するようになり三国時代が始まったと言われています。

この戦場は後に整備され、長江の岸壁には赤く“赤壁”と記されており、歴史が大きく動いた場所の圧倒的な存在感を私たちに見せつけています。

この場所は武漢の南西約100kmほどのところにあります。武漢から車をチャーターすればそのまま行くことができます。所要時間は3時間弱かかりますので十分に時間を取って観光すると良いでしょう。

 

古隆中(gǔ lóng zhōng)

またもや三国志に関係する場所ですが、皆さんは“三顧の礼”をご存じでしょうか?劉備が隠遁生活をしていた諸葛亮を招くために三度尋ねたという話があるのですが、その諸葛亮が住んでいたという草庵がこの場所にあります。ちなみにここは武漢から車で4時間半ほど離れた襄陽市にあります。かなり距離がありますが、樹木や壁などが当時を再現して作られていますので諸葛亮と劉備のやり取りに思いをはせることができます。三国志が好きな方はぜひ訪ねてみてください。

 

中国でも花見ができる!?

 

武漢大学(wǔ hàn dà xué)

「えっ、大学?」と思われるかもしれませんが、この武漢大学も観光スポットで、大学なのに春には連日一万人以上の観光客が押し寄せるといわれています。その理由が、ここでは1000本以上の桜の木が植えられているからです。200メートルにも及ぶ桜並木はまさに圧巻です。「桜なら日本でも十分に見れるよ」と思われるかもしれませんが、ここでは中国の人がどのように花見をするかを観察するのも一興です。当然ですが、日本の花見の仕方と中国のそれでは大いに違いがありますのでそれぞれの文化の違いを楽しむという意味でもおススメです。

豆知識:この桜の由来については田中角栄元首相が周恩来元首相の奥様に送りものとして送った物が後に武漢大学に寄贈されたと言われています。

 

武漢に行くならいつがいい?

あまりイメージにないかもしれませんが、実は武漢は重慶、南京と共に三大ボイラーの一つ(つまり中国でも特に暑い場所、日本で言う熊谷市や館林市)とも呼ばれています。夏場は40度近くに達するので非常に暑いです。暑いのが苦手という方は夏場は避けた方が良いでしょう。

 

~料理~

 

観光に欠かせないのはなんといってもおいしい食べ物ですが、ここ武漢でもたくさんの名物、B級グルメがありますのでここで紹介します。

 

熱乾麺(热干面:rè gān miàn ) 

中国の人が武漢の食べ物と聞いてまず思い浮かぶのがこの熱乾麺です。中国五大麺“四川省の担々麺 (dàn dàn miàn)・山西省の刀削麺(dāo xiāo miàn) ・北京などの北で食される炸醤面(zhà jiàng miàn) ・広東省、広西省の伊府面(yī fǔ miàn)”とともに名を挙げられている麺です。中国の人も武漢に行ったら必ず食べてみるとも言われるくらい武漢の代表的な食べ物です。

この熱乾麺は小麦で作った麺に、ゴマで作ったソース、ザーサイ、ネギ、コショウを混ぜたものです。実はこの熱乾麺は武漢では朝食として食されているんです。それだけこの熱乾麺は武漢では日常的に食されているということですが、“郷に入っては郷に従え”という言葉もありますので、もしよければ朝ごはんに熱乾麺を食べてみてください。価格も10元程度、地元の人がしょっちゅう行くようなお店であれば10元もしないで食べることができます。安くておいしいこの熱乾麺は長年武漢の人を支えてきました。ぜひ味わってみてください。

 

 

黑鸭脖(hēi yā bó )

これはあまり日本人には知られていない食べ物なのですが、“鸭”つまりアヒルのことですが、そのアヒルの“脖”つまり首を調味料に漬け込んで味をしみこませたもののことです。多くの場合一口サイズにカットしてあって調味料に漬け込んだため黒っぽくなっています。この黑鸭脖は中国各地にあるのですが、中でも武漢の黑鸭脖は“絶品”と言われています。武漢の黑鸭脖は辛いです。辛いものが平気、もしくは大好きという方には特にお勧めです。そして、この黑鸭脖はお酒のつまみ“下酒菜(xià jiǔ cài )”としても最適です。もしよかったらビールを片手に食べてみてください。

 

三鲜豆皮(sān xiān dòu pí)

中国では“三鮮○○”という食べ物の名前をよく目にします。肉類、海鮮類、野菜類といった異なる三つの種類を含んだものを“三鮮”と呼びます。どの三種を含めるかは作る側が工夫することができるので同じ“三鮮”でもお店によって味が大いに異なります。“豆皮”とは大まかにいえば湯葉のようなものです。こちらも中国各地で食されています。代表的なものは肉、卵、エビを材料としたものです。値段もとてもリーズナブルで多くは10元もしないで食べることができます。

 

グルメスポット

 

户部巷 (hù bù xiàng)

上に武漢の代表的なB級グルメを紹介しましたが、「どこに行って探したらいいの?」と思われるかもしれません。どうぞご安心ください。武漢にもB級グルメが集まるスポットがあります。ここではありとあらゆる屋台のお店が並んでいます。「朝食は户部巷 夕食は吉慶街」という言葉があり、ここでは朝食で食べるようなもの、つまり“小吃(xiǎo chī )” を楽しむことができます。上に紹介したもののほとんどはここで食べることができます。こうしたいわゆる中国の小吃のお店が立ち並ぶ場所というのは中国の観光都市には大体あるのですが、この武漢の户部巷は規模の面ではかなり大きい方に入ります。

 

観光の際のコツ

 

もし時間に余裕があれば、食べる前にぐるっと一回りしてみてください。同じ熱乾麺でもお店によって値段や味が異なります。入ってすぐに目に入ったところで食べてしまうのではなく先に全体を見回してみましょう。そのうえで気になったお店に行ってみると本場の武漢の味にたどり着くことができるでしょう。

 

吉慶街 (吉庆街:jí qìng jiē)

先ほど紹介したように「夕食は吉慶街」という言葉があります。この吉慶街でも武漢のB級グルメを沢山楽しむことができます。户部巷との違いは、吉慶街は午前は静かで夜とてもよくにぎわいます。またイベントステージもあるので見る楽しみも味わえます。夜に時間があるような場合にはぜひ立ち寄ってみてください。

 

シュウマイを食べるなら

漢口(hàn kǒu)の花楼街(huā lóu jiē)と交通路(jiāo tōng lù)が交わるところに“顺香居”(shùn xiāng jū)という五十年以上続いているお店があります。ここのシュウマイがとってもおススメです。ここのシュウマイは脂っこくないことで知られています。もしお時間があれば立ち寄ってみてください。

豆知識:残念なことに中国では長年一つの味を守る店がますます少なくなってきていて多くの中国の方が危惧しています。その中で50年の歴史がある店というのは非常に希少価値があります。

 

まとめ

 

私たちも知っての通りコロナウイルスのこともあり武漢の人はとても大変な思いをしました。もともとエネルギッシュな都市でしたが、今現地の人はそのショックを乗り越えようと精力的に努力しています。この記事を通して少しでも武漢の魅力を知っていただけたら嬉しいです。そして、今後自由に旅行できるようになった時にはぜひ、この“百湖の市”を訪れてみてください。きっと元気をもらえると思います。

 

池袋中国語コラム 中国新一線都市紹介~西安~

 

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