“池袋中国語コラム”とは・・・ |
中国語学習者のための”池袋発”中国語学習に役立つコラムです。中国に関することだけでなく様々な話題を中国語を交えて紹介していきます。
春節は日本でもよく耳にすることが増えましたが、中国や中華圏における旧暦の正月(旧正月)で、世界中の華人にとって最も大切で伝統的な祝日です。ではいったい春節でどのような習慣や文化があるのかご存知でしょうか。こちらのコラムでは「春節」についてご紹介していきます。
12月23日~31日まで
又到了一年一度的“春节”,农历正月初一这一天叫“春节”,但是实际上从农历腊月二十三人们就已经开始过年的准备。正月初一以后按照民间习俗,每天也要进行各种祭拜活动,人们仍然会沉浸于过年的气氛中。一直持续到正月十五,中国人才会感觉过完年了。按照中国的传统习惯,过年期间都会做哪些事情呢?我们向大家做一下详细介绍。
腊月二十三:祭祀灶神,祭拜祖宗,吃灶糖。
腊月二十四:掸尘扫房子。
腊月二十五:接玉皇,磨豆腐。
腊月二十六:杀猪割年肉。
腊月二十七:洗澡和洗衣。
腊月二十八:打糕,蒸馍,贴春联和年画。
腊月二十九:上坟请祖上大供。
腊月三十:一家团圆,吃年夜饭,看春节晚会,和家人一起守年一整晚。
一年に一度の「春節」がまたやって来ました。旧暦の正月第一日目を「春節」と呼びますが、実際は旧暦の腊月(12月)23日から人々は年越しの準備を始めます。正月1日以降、民間の習俗に沿って、毎日各種の祭事活動が進められ、人々は依然として年越しムードに浸る。正月15日までずっと続き、ここで中国人はやっと年を越した感覚になる。中国の伝統習慣に照らして、年越し期間にどのようなことを行うのでしょう?詳細をみなさんにご紹介していきます。
腊月二十三:かまどの神を祭る,先祖を祭る,灶糖(長細いゴマの飴)を食べる。
腊月二十四:埃をはたき、部屋を掃除する。
腊月二十五:玉皇を迎える,豆腐を作る。
腊月二十六:猪を殺し年越しの肉を準備する。
腊月二十七:体を洗い、服を洗濯する。
腊月二十八:餅を搗き、饅頭を作る,春联と年画(門に貼る飾り)を貼る。
腊月二十九:お墓参りをし、先祖を迎え、供え物をする。
腊月三十:一家で団らんし、年越し料理を食べ,春节晚会(中国の紅白歌合戦)を見る,家族と一緒に一晩を年越しする。
腊月(旧暦の12月の呼び方)
1月1日~15日まで
从腊月二十三大家就开始忙忙碌碌地准备过年了,正月初一开始仍会有各种祭祀等活动,在大城市里,虽然已经简化了不少,但是中小城市很多重视传统文化的家庭仍然会举行这些活动。从正月初一开始有哪些习俗呢?
正月初一:放爆竹,拜年,给孩子压岁钱。
正月初二:女儿回娘家,姑爷去拜年。
正月初三:烧门神纸。
正月初五:扔垃圾,送穷,迎财神,店铺要开市。
正月初六:石头的生日,石制品不可用。
正月初七:出门踏青,登高。
正月初八:谷子的生日,天气晴朗则能丰收。
正月初九:玉皇生日,祭祀玉皇。
正月十五:吃元宵,看花灯。
腊月の23日からみんな忙しく年越しの準備を始めます。正月一日目から各種の祭事活動が始まり、大都市では簡素化されるのが多くなりましたが、中小の都市では伝統文化を重視する家庭が多く、いまだにこれらの活動を行っています。正月一日からどのような習俗があるのでしょうか?
正月初一:爆竹を鳴らす,新年の挨拶をする,子供にお年玉をあげる。
正月初二:娘が実家に帰る,夫が嫁の両親に挨拶に行く。
正月初三:魔除けの門神紙(門を守る神の画像)を焼く。
正月初五:ゴミを捨てる,貧しい気を追い出し,福の神を迎える,市場が始まる。
正月初六:石の誕生日,石製品を使ってはいけない。
正月初七:外出し、郊外を散策する,山に登る。
正月初八:穀物の誕生日,天気が晴れるなら(今年は)豊作となる。
正月初九:玉皇の誕生日,玉皇を祭る。
正月十五:元宵を食べる,花灯を見る。
春节故事
中国人过春节也常说过年,你知道吗?在神话传说中,[年]其实是一只怪兽.它的形貌狰狞,生性凶残.它每隔365天窜到人群聚集的地方吞食人类.百姓们便把[年]要来的这一天叫做[年关].并且想出了一套过年关的办法.
神話の怪物「年」
春節物語
中国人は「春節を過ごす」をよく「年を過ごす」といいます、ご存知ですか?神話の伝説の中では、[年]は実は一匹の怪獣で、その姿、容貌は獰猛で、性格は凶暴残忍、365日毎に人が集まっているところに現れ人間を丸呑みにします。百姓たちは[年]が来るこの日を[年関]と呼び、さらに「年を過ごす」良い方法を思いつきました。
过年的习俗
人们想出了过年关的办法便是:每到年要来的这一天晚上,每家每户都提前做好晚饭,熄火净灶,再把鸡圈牛栏全部拴牢,把宅院的前后门都封住,躲在屋里吃“年夜饭”,由于这顿晚餐具有凶吉未卜的意味,所以置办得很丰盛,除了要全家老小围在一起用餐表示和睦团圆外,还须在吃饭前先供祭祖先,祈求祖先的神灵保佑,平安地度过这一夜,吃过晚饭后,谁都不敢睡觉,挤坐在一起闲聊壮胆。就逐渐形成了除夕熬年守岁的习惯。由于”年”兽最怕红色,火光和炸响.每年的除夕,家家都贴红对联,燃放爆竹.
正月の飾り「对联」
年越しの習俗
人々が「年を過ごす」ために思いついた良い方法は[年]が毎回やって来るこの日の夜、各家々の門前においしい料理を準備し、火を灯し竈を清め、鳥籠も牛の柵も全て閉め、屋敷の前後の門は全て施錠し、屋内に隠れて「年夜飯」を食べることです。この晩御飯には吉凶を占う意味があり、そのためご飯を盛りだくさん買っておきます。一家の子どもから老人までが一緒に食事をするのは家族団欒を示し、それ以外に食事する前に先祖を祭り、先祖の霊の加護があるようお祈りをし、この晩を無事に過ごし、晩御飯の後、誰も寝ずに膝を揃えて一緒に話をし、肝試しをします。これでだんだんと大晦日に夜更かしをし、年越しする習慣ができてきました。[年]は赤色と火の光と音を最も怖がるので毎年大晦日には各家々で赤の対聯(門の両脇に飾る飾り)を貼り、爆竹を鳴らします。