「低能量人」在宅休暇

 

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中国語学習者のための”池袋発”中国語学習に役立つコラムです。中国に関することだけでなく様々な話題を中国語を交えて紹介していきます。このカテゴリーでは、中国の文化を紹介しています。語学を勉強するにはその国の文化を理解することも必須です。中国文化を知ってより中国語を楽しみましょう!

【「低能量人」在宅休暇

 毎年恒例のゴールデンウィークがまたやってきました。休暇を利用して旅行に出かける人もいれば、親戚や友人と集まって食事する人もいます。この時期に結婚式を挙げる人も少なくありません。

 一週間の休みを経て、人々は本来であれば十分にリフレッシュできるはずです。しかし、ゴールデンウィーク中に旅行に出ると、どこに行っても人であふれかえっていて、ショッピングモールやレストランも大混雑です。休みが終わるころには、多くの人が感じるのは「疲れた!」という一言に尽きます。中には「休むよりも仕事をしていたほうが楽だった」と感じる人もいるほどです。

 そこで、本当にリラックスできる休暇を過ごすために、多くの若者たちは家で静かに過ごす「おうち休暇(宅家休暇)」を選ぶようになっています。これが今、若い世代の間でますます人気を集めている新しい過ごし方です。

 多くの人は普段仕事が忙しく、残業もしばしばあります。そんな中、ゴールデンウィークは家でのんびり過ごすことができます。毎日目覚ましをかけずに目が覚めるまで寝ることもできます。

 また、家にこもって自分の趣味を楽しむ人もいます。たとえば、写真が好きな人は、普段なかなか整理できなかった写真をまとめたり、ドラマ好きな人は、ずっと見たかったけれど時間がなくて見られなかったドラマや映画を、ソファに寝転んでゆっくりと楽しんだりします。さらに、家でお茶を淹れて、本を開き、一人だけの静かな時間をゆったりと味わうこともできます。

 ここで「低能量人」を紹介したいと思います。「低能量人」は現在よく使われているネット用語です。「低エネルギー人間」という意味です。本来は心理的・身体的・感情的な面で活力や積極性があまり見られない人を指します。

 しかし最近では、「低エネルギー人間」という現象がよくあります。SNS上でも「低エネルギー人間の一日」、「低エネルギー人間のゴールデンウイークの過ごし方」などのような文章がたくさん書かれています。これは現代の若者たちが生活のプレッシャーや困難に直面したときに、自分なりの方法でストレスを和らげようとする姿を反映しています。彼らは自嘲やユーモアを通して、日常の不満や疲れを乗り越えようとしているのです。

 長期休暇の時に、低エネルギー人間になって、家でのんびりするのもいい選択肢の一つです。

 

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