十二支の話

 

“池袋中国語コラム”とは・・・

中国語学習者のための”池袋発”中国語学習に役立つコラムです。中国に関することだけでなく様々な話題を中国語を交えて紹介していきます。このカテゴリーでは、中国の文化を紹介しています。語学を勉強するにはその国の文化を理解することも必須です。中国文化を知ってより中国語を楽しみましょう!

【十二支の話

中国では、十二支は「生肖(shēng xiào)」または「属相(shǔxiang)」と呼ばれます。十二支を代表する動物はネズミ、ウシ、トラ、ウサギ、リュウ、ヘビ、ウマ、ヒツジ、サル、ニワトリ、イヌ、イノシシです。中国の十二支は、以下のように呼ばれています。

 子zǐ(鼠shǔ)  ネズミ

 丑chǒu(牛niú)ウシ

 寅yín(虎hǔ)    トラ

 卯mǎo(兔tù)   ウサギ

 辰chén(龙lóng)リュウ

 巳sì(蛇shé)      ヘビ

 午wǔ(马mǎ)     ウマ

 未wèi(羊yáng) ヒツジ

 申shēn(猴hóu) サル

 酉yǒu(鸡jī)       ニワトリ

 戌xū(狗gǒu)     イヌ

 亥hài(猪zhū)    イノシシ

 来年は辰年で、辰年に生まれた人にとっては、「本命年běn mìng nián」って言います。

 伝統的な慣習では、本命年は不吉な年と見なされます。昔、本命年になると、大人も子供も赤いベルトや赤い手縄を締めることが一般的で、「扎红zā hóng」と呼ばれます。子供たちは赤いベストを着て、赤いズボンをはいて、これによって災難を回避し、長寿、健康、繁栄を祈ります。現代人は赤い下着をはく人が多いです。また、玉や金のアクセサリに赤い紐を巻く人も多いです。

 

 

 「本命年」のいろいろな風習以外に、各生肖にはそれぞれ豊かな伝説があり、これらの伝説は民間の「相生相克」の信仰観念と結びついており、結婚、人生、年運などに反映されています。結婚においては、属相の相生相克の関係を考慮することがあり、異なる属相同士の組み合わせが夫婦関係に影響を与えると信じられています。人生や年運においては、生肖が個人の運勢や人生の方向性を予測するために使用され、個人の生活の意思決定を導くものとなっています。

 例えば、鼠年の人の場合、性格の似た異性を配偶者として選んだほうがいい。

 

  辰: 牛、鶏、猿の人との結婚が最適です。

  辰: 犬、豚、辰の人との結婚は適していません。

  

 このような伝統的な考え方は中国文化に根付いており、現代社会では人々がこれを一種の面白い文化要素と見なすことが増えていますが、一部の状況ではこれらの伝統的な信仰が依然として人々の日常生活に影響を与えているのが見られます。

 

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